『2年前にゴアテックスと
鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長術を
受けたら、予想外に高くなり、笑いにくくなった』
ということで来院されました。
患者様の鼻尖の皮膚は
過度な延長で
薄くなっており、
鼻柱基部は延長軟骨の
突出で自由度がなく、
そのため白唇部(くちびると鼻柱基部に間)の
動きに制限があり、
笑顔の表情がつくりにくい状態に
なっていました。
また鼻尖以外に鼻背の皮膚も薄く、
術後の皮膚血行障害を回避するため
修正再建術の前に
鼻背~鼻尖部皮下剥離術(遷延術)を
受けて頂くことになりました。
遷延術の1週間後に
・ゴアテックス摘出術
・鼻中隔延長部移植軟骨減量術
(鼻柱側移植軟骨切離術含む)
・上外側鼻軟骨部細片耳軟骨移植術
・鼻中隔延長部:耳軟骨移植補強術(*)
・鼻背~鼻尖部真皮脂肪移植術
の修正再建術を行いました。
(*)大きく鼻中隔軟骨が採取されており、
術後の鼻尖鼻柱偏位を予防するため
延長部の補強として
耳の軟骨を鼻中隔部に移植しました。
↓鼻尖皮下剥離術前 正面
↓修正再建術6ヵ月後
右鼻骨~右鼻翼軟骨頭側の張り出しが
初診時にも認め、
鼻が低くなることでやや目立ってますが、
やわらかな印象になりました
(前回手術で鼻骨々切り幅寄せ術を同時に
受けたかは不明です)
↓鼻尖皮下剥離術前 斜め前から
↓修正再建術6ヵ月後
鼻背~鼻尖の張り出した印象は
軽減しました
また鼻柱側の延長軟骨を切離・減量したことで
笑うときの違和感は消失しました
↓鼻尖皮下剥離術前 横から
↓修正再建術6ヵ月後
鼻背部は細片軟骨移植と真皮脂肪移植で
鼻尖とバランスがとれた
高さになりました
↓鼻尖皮下剥離術前 下から
↓修正再建術6ヵ月後
延長軟骨を減量することで
鼻尖鼻翼境界の陥凹は軽減し、
スムースな傾斜になりました
真皮脂肪移植の生着率は
個人差があり、
厚さは25~30%になると
考えられます。
この生着率を上げるためにも
修正術前の皮下剥離術は
有効でした。
移植6ヵ月後の鼻背~鼻尖は
初診時の皮膚と異なり、
厚みが増しており、
十分な生着があったと
考えられました。
手術料金(税込)
鼻背~鼻尖部遷延術 495,000円
上記修正再建術 1,320,000円
*別途術前検査料、診察料、
麻酔・薬剤料金がかかります。
銀座すみれの花形成クリニック
*日本形成外科学会 美容外科教育関連施設
院長 横山才也
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会 美容外科分野指導医
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/
修正再建手術専門サテライト
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