鼻中隔延長術後の

浮腫(むくみ)による腫脹の軽減時期、

鼻孔上縁の位置の変化、

瘢痕増殖についてです。

 

患者様は、鼻唇角が開き、

アップノーズであることを気にされ,

鼻中隔延長術を選択されました。

 

鼻根鼻背は高く、

シリコンプロテーゼは使わず、

鼻中隔延長術以外に

鼻尖を狭小化するため

下外側鼻軟骨の部分減量、

鼻背中央から鼻尖頭側に

細片耳珠軟骨移植を

行いました。

 

術後2ヵ月20日までの経過です。

 

 

↓術前

鼻唇角が大きく開き、鼻柱が平坦でした。

 

 

↓術後2日

出血がなかったため

両側鼻孔縁に挿入したドレナージチューブは

抜去しました。

腫脹で鼻先が鈍でした。

通常、腫脹のピークは術後2~3日です。

 

 

↓術後6日 抜糸後

術後2~3日に比べ、

腫脹は軽減しましたが、

マスクなしでは、

ひとに会えません。

 

 

↓術後2週間

全体的に腫脹は改善しましたが、

まだ鼻尖鼻柱が腫れています。

一方鼻翼に腫れがないため

鼻孔上縁が頭側に挙がってみえます。

患者様には

『まだ腫れているので、鼻孔上縁が

あがってみえます』・・・と説明しています。

 

 

↓術後1ヵ月

術後の浮腫(むくみ)が消失し、

術後2週間に比べ、すっきりしました。

実はまだ腫れており、鼻孔上縁は

挙がっています。

 

 

↓術後2ヵ月20日

鼻孔上縁が下がったのですが、

鼻先がやや大きくなっていました。

この腫れは術後の浮腫(むくみ)ではなく、

瘢痕増殖です。

 

 

↓左:術前                  

   右:術後2ヵ月20日

瘢痕増殖は術後3週間頃より

徐々に始まり、術後4ヵ月まで続きます。

瘢痕増殖のピークは個人差があり、

おおよそ術後2~3ヵ月です。

 

この患者様は術前より

リザベン(瘢痕増殖を抑制します)を内服し、

現在は夜間のみテープ圧迫固定を行っています。

 

この瘢痕は管理をしっかり行えば、

術後4ヵ月以降、徐々に軽減します。

 

 

 

 

手術料金

肋軟骨による鼻中隔延長術 

  880,000円(税込)

耳珠軟骨移植術

  165,000円(税込)

鼻尖縮小術

  385,000円(税込)

*別途術前検査料、診察料、

麻酔・薬剤料金がかかります。

*料金は2020年10月時点のものです。

 

 

 

 

 

銀座すみれの花形成クリニック

 *日本形成外科学会 美容外科教育関連施設
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

 

日本形成外科学会専門医

 

日本形成外科学会 美容外科分野指導医


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