今日は「赤ちゃんの首のしこり」についてです不満

 

1か月健診をしていると、「赤ちゃんの首にしこりがあって、向き癖があります」という相談をいただくことがあります。

 

このようなしこりの多くは、「筋性斜頸」という腫瘤です。

筋性斜頸は生まれて暫くしてから出現し、2週間健診から1か月健診の時期に大きくなります。

 

およそ9割の方では1歳までに自然に小さくなりますが、1割程度の方は腫瘤が改善せず、その後手術が必要になることもあります。

 

また、しこりへのマッサージはしこりを悪化させるおそれがあるため、行わないことが大切です上差し

もし赤ちゃんの首にしこりがある場合は、お家での対応や今後の診察について健診の時に相談するようにしましょう。

 

 

 

文責:[産婦人科専門医]古井憲司