こんにちは、培養室です。         

培養士がどんな仕事をしているのか先日の記事(→はじめまして、培養室です)に書かせていただきましたが、今回はその培養士が普段仕事をしている『培養室』についてご紹介します。

 

当院の培養室は二階の奥にあります。そして培養室には窓が一つもありません。

なぜ窓がないかというと受精卵は本来母体内にあり、外からの光や紫外線などが当たらない環境にいるはずです。したがって、受精卵を培養する部屋も体内と同じような環境を再現する為に、紫外線の入り込む窓をなくし、かつ部屋の照明や顕微鏡に使う光源をLEDにして蛍光灯等から発生する紫外線も極力除去する工夫がされています。

 

 

培養室の中にある機器に関しても少しご紹介します。

下の写真は患者様からお預かりした精液の検査をする顕微鏡です。精子運動解析システムが搭載された特殊な顕微鏡で、当院ではこの機器による解析と培養士による目視での検査を踏まえ医師が総合的に判断しています。

 

 

まだまだ培養室にはたくさんの機器がありますが、今後順にご紹介していきます。

 

文責:培養室

[理事長]古井憲司