昨日は千葉県南房総市にある、伊予ヶ岳へ登ってきた。
以前から気になっていた山だったが、昨日は天気にも恵まれ、気持ちの良い山行になった。登山口に着いてまず驚いたのが、入口付近にあった整備されている公園の綺麗さ。人口の少ない農村に想像していた以上にしっかり整備された公園があり、「こんな立派な公園を作れる予算ってどこから出てきたんだろう」なんて、どうでもいい事を考えながら歩き始めてしまった。それくらい印象に残る、綺麗で気持ちの良い場所だった。
伊予ヶ岳は標高こそ高くないものの、「房総のマッターホルン」と呼ばれる独特の山容が特徴的で、近づくにつれてテンションも上がっていく。登山道は歩きやすく、新緑の空気や鳥の声も心地良い。のんびり歩いているだけでも十分楽しい山だ。
ただ、山頂直下まで来ると一気に雰囲気が変わる。岩場と鎖場が現れ、低山ながらしっかり登山らしさを感じられる。岩場は足場とホールドをしっかり探して登れば鎖に頼らなくても登れるが、クライミング経験がないと、つい鎖を握りたくなる気持ちは分かる。ただ完全に鎖に体重を預けてぶら下がるように上っている姿は、逆に危険な印象を受けた。とはいえ登山に慣れてない人達も自由に簡単に入り込めるハイキングコースなので、そういう上り方でも大丈夫なように、地元の方?たちの定期的な整備がキチンと行われているのだと信じたい。
岩場を過ぎて山頂に近付くと、一気に視界が開ける。昨日は空気も澄んでいて、房総の山並みと東京湾の海、対岸の三浦半島まで綺麗に見渡せた。風も心地良く、しばらく景色を眺めながらのんびり休憩、といきたいところだが、山頂は狭くそそくさと北峰へ向かう。鎖で囲まれた南峰より北峰の方がなんとなく気持ちが良い。海もいいが、やっぱり山もいい。こういう時間を過ごすと、普段の細かい事を忘れられるから不思議だ。
伊予ヶ岳は短時間で登れる山ではあるが、景色・岩場・達成感がしっかり詰まっていて満足度が高い。気軽さと登りごたえのバランスが良く、「また来たい」と思える魅力のある山だった。

