映画『プラダを着た悪魔2』を観てきた。
前作の華やかなファッション世界と、ちょっと皮肉の効いた業界描写はそのままに、今回は「キャリアと人生のバランス」というテーマがかなり前に出ている印象。
物語は、成功したアンディと、相変わらず絶対的な存在のミランダの再会から動き出す。時代はすっかりデジタル化が進んでいて、SNSやオンラインメディアが主流。そんな中で「紙の雑誌はどう生き残るのか?」という現実的な問題が軸になっているのが面白いところ。やっぱり一番の見どころはミランダ。メリル・ストリープの存在感は健在で、あの圧の強さはそのまま。ただ今回は、ほんの少しだけ人間らしさが見えるシーンもあって、そこが良いアクセントになっている。アンディも前作とは違って、「振り回される側」ではなく、自分で選んで進む大人として描かれているのがポイント。この変化はちゃんと続編として意味があるなと感じた。
ただ正直に言うと、ストーリー自体はそこまで意外性はない。展開はある程度読めるし、前作のあのインパクトを期待すると少し物足りなさはあるかもしれない。
とはいえ、映像の華やかさやテンポの良さはしっかりしていて、エンタメとしては普通に楽しめる。むしろ今の時代の働き方や価値観に寄せてきている分、共感しやすくなっている部分もある。
総評としては、「前作が好きなら観て損はない、堅実な続編」。
とまあ、レビューをチャッピーに書いてもらったけど、自分の印象もたしかにその通りだと思った。ただひとつ、映画を観終わって気付かされた事があった。自分ももしかしたら仕事が好きなんだなって事。薄々感じてはいたけれど、この映画を観て確信した。
約1年半後に引退予定。きっともの凄く寂しく感じるんだと思う。でも人生仕事だけじゃない。今の多忙な仕事を続けていると出来ない事がいくつもある。1度きりの人生あれもこれも実現するのは難しいから、寂しくても引退を選択すると、今は思う。
この映画を観終わって、そんな事をふと考えさせられた。