climb_danceのブログ -4ページ目

climb_danceのブログ

管理人が趣味として行なっているロッククライミングを通して感じた事を書き記しています。コンセプトはあくまで「管理人の独り言」。
岩場やルートの情報、写真掲は載せず、管理人が感じたことをそのまま書き残そうと思う。

自分のなかでもうじき節目がやってくる。


2年前、「自分にしか出来ないことに挑戦してみたい」そう思い、自分で道を切り開いた。その道をずっと歩いていくことが出来る保障はなんてどこにも無い。選んだことを後々、後悔するかもしれない。そんな不安は何度も過った。


でも、そんな事はどうでもよかった。


止める者も多くいたが、今挑戦しなければそれこそ後悔してしまう。やるだけやって、どうにもならなければ死ねばいい。投げ槍で無鉄砲な考えかもしれなかったが、自分を試したくて仕方がない。


もう飛び出すしかなかった。


今までやってきたことが惨めで、詰まらないものだと思い込んでいた自分は冷静さに欠けていたのかもしれない。金ではなく、自分の人生をかける事が格好良いものだと思い込んでいたのかもしれない。


もう、自分を抑える事なんて出来なかった。




あれから、2年の月日が経過した。




この間で自分が選んだ道に対して結論を出そうと思っていた。そして出した結論は「自分が選んだ道は途絶えていた」ということだった。ある意味では「敗北」であろうし、人生の賭けに失敗したとも言ってもいい。失ったものも多くある。


しかし、挑戦したことに後悔はしていない。失ったもの以上に得られたものもある。自分の「挑戦」は無駄な2年間だったと言えるかもしれないが、充実した2年間だったと言えるだろう。


何にせよ、もうじき再度挑戦しなければならない時期がやってくる。
さて、次はどんな道を選ぼうか。あんまり余裕かましてる年齢でもないな。


カウントダウンはもう始まっている。
もうやるしないよな。ここに居たいんだからさ。













梅雨時期から夏の暑い時期にかけての数か月間は外岩ではクライミングが出来なくなる。
クライマーならではの悩みであり、日本にいる以上は避けては通れないことである。


「出来なくなる」というのは語弊があるかもしれないが、外岩へ行ったところでコンディションは最悪である。アツアツの岩肌にヌメヌメの手で触り、背中は焼けるような日を浴びながらの登らなければならない。想像しただけで辛くなる。


だから、この時期は必然的にクライミングジムでのトレーニングがメインとなる。しかしどんなにジムで登り込んで、外岩で登るための準備を進めていても不安に思うことがある。


それは「慣れ」である。


クライミングは不思議なもので、ジムでうまく登れるようになっても外岩で登れるようになるとは限らない。逆また然りで外岩で登れるようになっても、ジムでうまく登ることできるようになるとは限らない。


おそらくは同じ「クライミング」でも限られたホールドしか使ってはいけないジムと、何でもありの外岩とでは根本的に違うからであろう。外岩になれなければ本当の実力は出せないのである。


だから、いくらジムで登りこんでも不安が残ってしまう。


最近、久しぶりに外岩へ行く機会あったがやはり実力は落ちているように感じられた。やはりジムでの登りはトレーニングにすぎないようだ。


さて、そろそろ外岩へ出られる時期。
今年は達成したい大きな目標があるし、早い段階で岩に慣れておきたいもんだ。












最近、ショートフリーをやっていることが平和に思うことがある。


ショートフリーは始めてもう4年になるが視野を広げてみようと思い、ここ1年はマルチピッチや登山をやってみるようになった。


今まで知らなかった情報や経験を得るようになり、先日も初めて沢登りをやってみた。


ショートフリーは傍から見れば「危険」と思われがちであり、自分も相当危険なことをやっている感覚を持っていた。しかし、沢登りもマルチも実際にやってみて、ショートフリーよりもはるかに大きなリスクを抱えていることを実感した。


いくら自然の岩とは言え、ハーネスはロープに身にしっかり守られた状態で登ることは非常に安全であり、よっぽどのことがなければ事故に遭うことも死ぬこともない。


しかし、マルチも沢登りも一歩間違えば死に直結するような状況が常に付きまとう。怖いもの知らずの自分もさすがに本気で「怖い」と思う場面に何度も遭遇した。


未経験でいきなりハイレベルのエリアに行ったこともあるが、いくらショートフリーで鍛えていても通用しない部分があることも知った。


自分が知らないことや経験していないことがまだまだ山ほどあるようだ。
本当に俺は井に中の蛙だな…











連休中、クライミング仲間の一人が自分の元を訪れた。


彼とは「原点」である登山用品店で知り合い、一緒に外岩にも何度か登りにいったことがあった。住む場所が変わり、距離が離れても連絡を取り合っていた仲間の一人である。


自分よりもクライミング経験は1年遅く、先輩と後輩のような関係である。


彼の成長振りは半端なものではなく、特にボルダーに関しては短期間で自分と同じレベルにまで達していた。何よりもクライミングにかける情熱は自分とひけをとらなかった。


そんな彼との1年ぶりの再会。気になるのはお互いの成長。一緒にクライミングジムへ行くのが楽しみな反面、リードでもすでに抜かされているのでは…という複雑な気持ち。


結果、リードではまだまだ自分が上。ボルダーでは完全に抜かされていた。


しかし登り終わって思ったことは「抜いた抜いてない」という単純なことではなく「自分は良い仲間を持った」と言うことだ。


距離が離れていても、お互いを刺激しあえる人がいるってのは本当に良いもんだ。それに怪我や事故にあうこともなく、無事にクライミングを続けられていることを嬉しく思う。久しぶりの彼との再会で、またクライミングへにかける思いが強くなった。


それにしてもヤツの負けず嫌いぷっりには笑える。「負けませんよ!」という思いが表情や言葉からあからさまに出ている。


まぁ、俺も同じようなもんだろうけどね。












「既に始まっている戦い」の続きになる。


どうやら俺の意思を伝えても、あちらはそれをよく理解できないらしい。もうすでに俺の進むべき道はハッキリしていて、そこへ向かっているというのに。


引き止めや時期の引き伸ばしをしようと必死になっている。そりゃそうだ、俺ほど使い勝手のいい奴はいないもんな。


遠回しの話を持ちかけ、根ほり葉ほりと何度も理由を聞く奴。俺の話す事を聞いて、矛盾を探ってくる奴。正直に辞めないでほしいと懇願する奴。


なんでそんなに自分本位なんだろう。本当に俺のことを考えているなら、「そうか、頑張れよ!」そういって見送ってくれるもんじゃないのか。


もう金の話なんかうんざりなんだよ。俺は金で動いたりしない。自分がやりたいことがあって、そこに魅了されたから動くんだ。


もう俺を止めることはできないんだよ。さっさと諦めな…