上越妙高駅から富山駅まで新幹線で40分
トンネル率の高い区間を走り抜けるから
景色を楽しむ間も無く着いてしまう。
土曜日だというのに
世界中を脅かしているウィルスの影響で
閑散としたホームには
人影もない。
富山駅に到着して、
人生3度目の路面電車に搭乗した。
一般道路を乗用車と並走して走る景色は
なんとも不思議である。
厚い雲の合間から零れ落ちる小雨が
まばらに路面を濡らしている。
富山でのライブ出演は2度目だけれど
あれ?前回もこんな天気だったな。。
腹ペコ状態でとりあえずホテルまで向かい
荷物を預けて遅めの昼食をとった。
やっぱ、
メニューは地物がいいいので
寿司に決定。
これがまた、幸せなほど甘いのだ。
ホテルに戻って、相澤晴さんと合流し、
本日の会場 Artist’s に向かった。
ウィルス感染予防対策の
透明なカーテンでステージは仕切られている。
今回は一番手!
リハ終了のままギターをステージに置き、本番を待った。
どんどんとお客さんが入ってくる。
コロナ禍の中とは思えないほどの数である。
さっきまでいた新幹線ホームからは想像もつかない
別世界である。
Artist’sは予防対策バッチリで
座れる椅子の数も半分くらいだったが
ほぼ埋まったんじゃないかと思うほどの賑わいだった。
透明なカーテン越しに演奏したのは初めてで、
ステージの明かりが反射して
お客さんが全く見えない中での演奏
これが一番戸惑った。
お店の方針で大きな声を発するお客さんはいなかったけど
大きな拍手が最高に心に響いた。
アンコールの大きな拍手でまた感動してしまった。
富山の
音楽を楽しむ温かな人間性を大きく感じた。
そういえば
前回もそうだった。
富山のひとは温かい。

名物の氷見うどんを食べた。
白エビラーメンを食べた。
明らかに食べ過ぎだ。
最後のお店のラストオーダーで外へ出て
時計を見たら3時をまわっていた。
北麓新幹線は海沿いを走る。
昨夜のステージを思い返しながら帰路につく。
玄関に咲くカランコエが今日も優しく迎えてくれた。
今年最後のステージも最高でした。
富山のみなさん、ありがとうございました。
そして
この、悲しくも心構えが必要な時代に
ライブに足をお運び頂いた大勢の皆様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。












