本当にあった ちょっぴり怖いお話 | くればのブログ

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上越市を中心に活動する SingerSongWriter 中村賢一

心地よい筋肉痛を楽しみながら
新潟の地酒を飲んでいる。
 
お気に入りの 酒 『スキー正宗』


 
それにしても
今日はまいったな・・
一晩で降った雪の量がすごくて
 
上越に引っ越してきてから12年経つが
一日で降った雪の多さは
記憶の中では、一番だったと思うほどだった。
 
何日も重なって 
連続して積もった雪の比ではないが、
一日でこれだけ降ると、さすがに除雪に時間がかかる。
 
仕事、休みでよかった・・
 
写真は、
音楽仲間の郁ちゃんが、
FBにUPしていた写真を拝借しました。

 
 

 


・・なんだか、違和感のある出来事で
誰にも話したことがなかったのですが、
 
今日は
今まで経験したことのなかで
一番怖かった思い出を書こうと思います。
 
 
 
それは・・20年ほど前のこと
 
尿管結石で入院している時だった。
 
その日も、なんだか眠れなくて
病院のベッドでゴロゴロしていた。
 
静かな、満月の夜だった。
 
 
部屋は大部屋
 
おれの寝ているベッドは、
入り口から見て
すぐ、右側にあった。
 
 
入院した西の病棟は
この大きな病院が設立して、最初にできた棟だった。
 
壁のシミ・・
血液なのか、もしくは他の液体が飛び散った跡なのか・・
天井にある、
大きかったり、小さかったりする
黒い汚れは、なんの跡だろう
 
枕の位置から、上にある
誰かのいたずら書きを消した跡
 
それらが その歴史を物語っている。
 
そこは
本人の意思とは裏腹に
余生をそこで迎える人ばかりを集めたフロア
入院患者の多くは
見たことのない色の液体をぶら下げている。
 
最上階であった。
 
 
他の病棟が空いていないため、
救急車で運ばれて緊急入院したおれは
この
底なし沼のような床の部屋に放り込まれた。
 
 
おれが入院した夜
一人の患者が亡くなった。
 
そして
その日は、2回・・
 
慌ただしい 看護師さんたちの
ひそひそ話と
金属のカートを 足早に押す音・・
 
耳ざわりだ・・
何度聞いても 嫌だった
 
 
看護師さんたちが向かったのは
一番奥の、個室だった
 
誰か、亡くなったのかな
 
そう思っていた。
 
 
眠れなかった。。
どんなカタチに、体を曲げていれば、眠ることができるのか
そんなことを考えていた。
 
 
ざわざわ音 が消えて
何人かの足音が消えて
静まり返ったフロア
 
何時間、経ったのだろうか
 
午前4時をまわった頃 だったと思う。
 
うとうと しはじめたおれの耳に
 
スリッパを引きずって歩くような
音が聞こえた。
 
寒気がするほど、怖い音だった。
 
一番遠いところから向かってくる その音は
それぞれ
各、部屋の前で止まって
そして
しばらくすると
また、歩きはじめた。
 
 
それ は
隣の部屋まで来て また止まった。
 
『次は、ここだ・・』
 
怖かった。
本当に怖かった。
 
各部屋の入り口には ドアが無く、
プライベートな空間は
ベッドの周りを仕切ってある
薄いカーテンだけ
 
 
ついに
その、足音は
おれの部屋の前で止まった。
 
・・変だ。。
 
廊下からこぼれた光で、
誰かが来ると、カーテン越しに、その影が見えるのだが
 
影 が見えなかった。
 
何かが、
カーテンの向こう側に
いる。
 
強烈に 怖かった。
 
その 何か は
 
おれに気付いている。
 
それが よくわかった。
 
だから 怖かった。
 
 
長い
 
立ち止まってから
 
長い
 
おれは、 そいつと 波長を合わせないように
必死だった。
 
合わせた途端に、
入り込んでくる!
 
そう 感じていた。
 
 
どれだけ立ち止まっていただろう・・
 
 
それ は 
ゆっくりと次の部屋に移動しはじめた。
 
おれは その音の主を確認しようか 悩んだ。
 
そして
また 次の部屋に移動したころ
 
おれは勇気を出して
ベッドから降り、
カーテンの下から、そっと抜け出て
スリッパを引きずる足音 のする方を
恐る恐る みた。
 
 
一瞬、凍り付いた。
 
上半身の無い
それ が いた。
 
確認できたのは ほんの少しの間だけだったが
 
その 音 は
突き当りの壁 までいって
 
消えた。
 
 
次の日
また来るかな? と
待っていたが
 
こなかった。
 
その次の日も来なかった。
 
誰にも言わなかった。
 
言ったところで どうにもなるわけではないから
 
 
 
今日、はじめて公開した事実
 
 
ひとつ前のブログの続きを書こうと思っていたのに
 
スキー正宗 が おれの手を動かしたのだ。


ちなみに
その病院は、老朽化により、移設して 今はありません。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。