あっという間に12月もクリスマスの週に・・・早い( ̄▽ ̄;
そろそろ色んな事に焦り出す時期で(苦笑
あんまり切羽詰ると思考能力が低下するので、深呼吸代わりに逸品ネタを。
今日は、お勧めのシャンパーニュにでも。
---
オブリ・フィス(L Aubry Fils)って言う、
ドメーヌ(造り手)ご存知ですか?
日本ではそれほどメジャーじゃない(ですよね?)ドメーヌなんですが、欧米では抜群な人気を誇るドメーヌなんです。
あっ
ドメーヌ(Domaine)って聞きなれませんよね。
葡萄を栽培して、ワイン(シャンパーニュ)を製造する、人や会社を挿してドメーヌという呼び方をします。酒造メーカーの事ですね。ちなみに、ブルゴーニュ特有の呼び方でボルドーではシャトーと言うようです。シャトーの方が何となく聞き覚えありますかね。
このオブリ・フィスが、
ル・ノンブル・ドール カンパナエ・ウェテレス・ウィテス(Le Nombre D'or Campanae Veteres Vites)といわれる奇跡のシャンパンと呼ばれるシャンパーニュをリリースしています。
なぜ奇跡のシャンパーニュかって?
それは、このシャンパーニュが現在は絶滅しつつある希少な古代品種である、アルバンヌ(Arbanne)・プティ・メリエ(Petit Meslier)・フロモントー(Fromonteau)・アンフュメ(Enfume)の4品種を、現在主力である、シャルドネ(Chardonnay)・ピノ・ノワール(Pinot Noir)・ムニエ(Meunier)の3種と合わせて、シャンパーニュで使用可能な
全7品種でアッサンブラージュして完成した、他に類を見ない貴重なシャンパンだからなのです。
これは、現在のシャンパーニュ事情を考えるとなんとも凄い偉業なのです。
何がすごいんだって?
ただでさえ古代4品種に関しては現状ものすごく貴重な物となっており、シャンパーニュ中を探し回って見つけた苗木を元に、1989年から自社畑にて育てています。
1994年にやっと4品種の収穫に成功して、1995年より古代品種4種のアッサンブラージュしたキュベの醸造に取り組みました。
95・96.97年と徐々に完成度を上げていき、97年に初のヴィンテージをリリースしましたが、アンフュメ種だけがアッサンブラージュできませんでした。
その翌年の98年(この年は非常に当たり年でした)に、アンフュメも無事収穫する事が出来、やっとの思いで7品種全てをアッサンブラージュした、ル・ノンブル・ドール カンパナエ・ウェテレス・ウィテスがリリースされたのです。
なぜ、そんな大変な事を?
ドメーヌ オブリ・フィスはフランス革命の翌年、1790から200年以上続くレコルタン・マニピュラン(RM)で、現在ピエールとフィリップという兄弟によって運営されています。
二人は、200周年を祝う1991年に合わせてなスペシャルなキュベを作成しようと言う事で、1986年にこのシャンパンを造る事を計画したそうです。
18世紀頃には、まだ古代品種の生産量が多かったため、この7品種をアッサンブラージュしたシャンパーニュが出回っていたようです。それを、200周年に合わせて復活させようとしたんですね。
しかし、残念ながら予想以上に困難を極めた為、200周年を祝った1991年には間に合わす事ができませんでした。
しかし、彼らの夢は費えることなく、1998年についに完成しました。
さらに4年の熟成期間を経て、2003年に17年間をかけた夢がついに実現し、初のヴィンテージとして世界中に出荷されたのです。
こういう逸品大好きです♪
飛びついて買いました、去年のクリスマス(笑
ル・ノンブル・ドールは、フランス語で黄金分割の
黄金数をあらわす言葉です。美に対する完璧な比率であるこの言葉を冠した事には、二人のこのシャンパンへの拘りが感じられますね。
カンパエナ・ウェテレス・ウィテスは、ラテン語で
シャンパーニュの古代品種をあらわす言葉です。古代品種に対する思いいれを強調しています。
(でもなぜフランス語とラテン語の組み合わせ?)
ラベルにはオブリ・フィスのエンブレムである
太陽のマークが入っているのですが、これは
ルイ14世の紋章と同じものだそうです。唯一無二である太陽が象徴するように他に類を見ないシャンパーニュを造るという哲学から太陽をドメーヌのエンブレムにしたそうです。
レコルタン・マニピュラン(RM)は、自社畑で栽培した葡萄のみを使って、ワインやシャンパーニュを醸造するドメーヌの事です。自社畑で栽培した葡萄以外を仕入れて醸造するメーカーは、ネゴシアン・マニピュラン(NM)と呼ばれています。
---
こんな特別なシャンパーニュで、特別な日に特別な相手と乾杯するのはどうでしょうか?
きっと彼女も喜ぶのでは思います(^^
---
注)ただしこのシャンパンを彼女に届けたからと言って、必ずしもドンペリよりも喜ぶ事を保証するものではありません。中には、味にもストーリーにも関係なくドンペリに対して歓びを表現する人も居ますので、一緒にグラスを傾ける相手をお間違いなきようご注意下さいませ(笑