読後に言うのもなんですが、読み終わるのが勿体なかったのです。 | The Other Side of the Sun

The Other Side of the Sun

太陽のDisneyとスカパラ愛が炸裂するblog

気は短く、独特で、極端。
一筋縄ではいかない面倒くさそうな男。

それが最初に本を閉じた時の感想だった。




12月3日のライブのアーカイブも楽しみつつ。
朝(という名の11時すぎ)
3月に放送した『スッキリ!』さんのスカパラ生演奏、見返し。
かっっこいいいいい!!!!!!!
当時はPercussion 大森はじめ 大好き期だったのではじめちゃん~♡だったのだが、今は川上つよしを最も愛する女だ。
それはもう、つよさんガン見。

嬉しそう~♪ニッコニコで、テンション高めで、嗚呼…最高…!
そしてコーナー終わり…コメンテーターさん達の前を通り、スタジオを出るんだけど、皆さん「ありがとうございました!」と口々にしながら会釈をして退出する際、我が推し川上つよし、かけていたサングラスを外してきっちり礼。

ううううう…!あああああああ…!!!!!
ああああああああ
そう!!そうなの!そうだよね!つよさんって、そうだよね!
今!8ヶ月強の時を経て初めて気付いた動きだけど、今の私は知っている…つよさんは礼儀を重んじるナイスガイだと。
たまらない…大好き…嗚呼…愛してるううううう。


本、読み切っちゃうんだから…!!!!!



どうやら購入したのが4月5日のことであると、読み終えこの記事を書くためAmazonの購入履歴を遡って判明した。



本日は12月5日。注文してからちょうど8ヶ月。
運命というには些細であるが、私が“縁”を感じるには程よい偶然である。




この1年じわりじわり…否、ドカドカとスカパラを摂取し始め、かの状況下において取り憑かれたようにスカパラの音楽を身体に落とし込んできた。

31年も一線で活躍しているミュージシャン達だ。

子供の頃に耳にした印象と今改めて聴く印象はそれはそれはまるで違う。
当時「NARGOって人、可愛い!格好良い!」、「ドラムの人が歌うの?すげー!!」「トロンボーンすげーーー!!!」位にしか思っていなかった異次元の人々と、私はこの数年で少しずつ少しずつ時間軸を摺り合わせ今年遂に魂が出逢った。

「うわっ!こんなに格好良くてチャーミングなバンドだったのか!」
バンドとしての独自性、各人の個性。知れば知るほどオモシロイ。

何を聴いてそうなったか…今ではあまり思い出せない。が、恐らく昨年の秋から冬にかけて「HAMMERHEAD」のMVで観た大変イケているちょい悪オヤジ風の、ベテラン名俳優のような表情を見せるその人を「かっっっこいいいい……!!!!!」と思った。
2020年3月20日、バンドが無観客LIVEを生配信。
なんて楽しそうなんだろう…!いや、そんな俯瞰、傍観は要らない。私も楽しむんだ!楽しんで良いんだ!!
「一緒に楽しもう!」「離れていてもワイヤレスで繋がっているからね!」今年のこの“コロナ禍”でどんなに心強く、励まされ、元気をもらったか分からないスカパラさんたち。
そして、その中に強面なのにやけに“ちゃんとした”大人な、お手の所作が美しく、よく見ると誰よりもノリノリでリズムを感じ、えくぼを浮かべながらプレーするその姿が私の心を打った。
同月、スペースシャワーで放送された『V.I.P特別編』で酒に酔い楽しそうに笑い、30年前の映像では妙に人懐っこい表情を見せる人がいた。

ズッキューーーン💘

それが、そう。
東京スカパラダイスオーケストラのベース、川上つよし。

ギャップの王様、川上つよし。
それはそれはもうそこからはもう一気に心を掴まれた。
知りたい知りたい知りたい知りたい知りたい知りたい。

趣味は釣り、サッカー、日本史(戦国時代マニア)、酒場探訪
マニアック。分析力に優れている。
私の好きな曲だいたい川上さんの作品。
見た目がタモリさん。
手がとってもきれい。

愛してる!!!!


私は、見つけてしまったのだ。とてもとても、とてもとーーーっても、好きなタイプの人間を!
そしてその書籍を!!(やっと本筋に戻ってきました)


その時思ったこと、ハマっていること、嫌いなこと、好きなこと、メンバーのこと…。
興味深い、とても。



ふむ。98年8月発刊とな。

……私、11歳か。

ところで私と川上氏は生まれが20年違いまして。
33歳の私(購入当初32!!←)が手にしたこちらの書、1年間連載したものの書籍化とのことで川上氏およそ30歳当時の文章。
今の私より3歳年下の好きな人が書いた文章ですよ。

え?マジ?

自分の30歳の時を思い返してビクッとする。
好きなものは近いのに、生きてきた時代もジャンルも地頭もまるで違うとこうも違うか。


言うまでもない。ますます好きになった。
せめて同じ時代に生まれたかったと思うほどに。


好き嫌い、嗜好がはっきりしている。
めちゃくちゃ良い人だし、ジェントルマンでウィットに富んでいる。こんな面白い人いるんだね。本当にずっとずっと見ていたい。

勿体ぶるように少しずつ少しずつ読んでいく。
その間にも色んなライブ配信、ライブ映像など目にする機会が沢山あった。

可愛い。表情が。リアクションが。可愛すぎる。
50代で、「わーい!」「やったー!」をこんなに無邪気に素直に言える人いる?
どんどん、どんどん好きになっていく。

でも分からない。どうしたらあんなに多種多様な名曲を生み出し続けられるのか。

分からなさすぎる。分からないけど確実に言えるのは、川上さんの中で鳴る音はとてもとても色気がある。作曲する曲には色々なタイプがある。相当多様な曲をお書きになる。それでも分かるのだ「もしかして、これ川上さんの曲?」漢っぽさと移り気な様、律儀な構成、新しい物が大好きなんだろうな、楽しいことが大好きなんだろうな、遊びを大切にしている、そう思わせる。
多趣味で色んなことに興味を示し、どんどん吸収をするお方だから曲もその時々でどんどん違った面白いものが生まれるのでしょう。

色々あるだろうけど、人生楽しそう。

私もそうでありたい。

だからなのか、川上さんの曲、川上さんのプレーを聴くと自然と腰が動くのだ。
…ずるい。ずるすぎる。


本の感想なのか?と言われれば、まるで違うが笑
川上さんの人となりを知るにはとても楽しいご本でした。
エッセイ集だしね。読後の感じが伝われば。