“らくだに乗った王子様”こと
“鳥取が生んだ人類最高傑作”こと
岡田達也様。
未だに?今のところ?
断トツで。好きとか尊敬とかじゃなくて、マジで大切な王子様です。君臨してらっしゃいます。
寧ろ、王。大魔王様。
兎に角、超絶好き。同じ時代に生まれてこれて良かった。まぁ私は島根県ですが、同じ山陰出身(鳥取市)としても憧れです(因みに、石破さんは鳥取県八頭郡だよ♪笑)

久々のグローブ座。
前回もキャラメルで来たんだけどさ。
前回は『無伴奏ソナタ』。
こちらも大大大好きな作品!
今回の『水平線~』は、私的にはキャラメルボックスの中で一番好きかもって作品。
東京グローブ座、とっても舞台までが近く、入り込みやすく、好きな劇場です。
ハーフタイムシアターとは2時間が常識の演劇業界で、1作品1時間で完結しちゃうキャラメルボックスの代名詞的上演形態。
馴染ませて、笑わせて、考える間もなく、泣かされます。
私みたいなせっかちで時間があれば矛盾や先の展開について考えてしまう厄介な人間にとって、この考える隙を与えないというのはとっても親切。
キャラメルボックスの歴史前半はビデオを見た限り、もう兎に角喋るスピードが速かったので、「え?今なんて言った?!皆SSマシン搭載してんの?!」と思ってる間に先に行ってしまうのだけど(笑)
最近は、ノーマルスピードになった為(それでも比較的速い)に、私的には先に述べたような弊害が出るようになったわけです。
今回のハーフは、2008年初演の『水平線の歩き方』が4年振り3回目の大人気作。
『君をおくる』が脚本に関西を拠点に活動する"空晴"の岡部尚子さん書き下ろしの新作、演出に真柴さん。
これを同じキャストで、全く別人の人生の一片を同じアパートの別の部屋で起こる物語という、面白そうというか、聞いただけで大変そうな公演。
しかも休憩時間の30分で舞台転換しなきゃいけないので、さっきまで演じていた人々がセットの内装や配線を繋ぎ直して、着替えて次の作品世界に入るっていう…………
グローブ座は緞帳ないので、続けて見る場合、装置の転換も見られるという、王子曰く、舞台転換シアター付き(笑)
舞台上で着替えるとかはあるけど、転換はなかなかないよねー(笑)
来場記念品はチケットホルダー&オリジナルチケット。


さて。9日は先攻『君をおくる』。
作が外部の方なので始まる前は確信はなかったけど、キャラメルボックスって基本的に上演中暗転がないのです。そこも、私がキャラメルボックスが好きな理由。
気持ちが切れない。時には呼吸を忘れる。
その分、開演の完全暗転で、精神統一をする。大きく1つ深呼吸。その、現実から少し浮かび上がったあの瞬間が大好き。
だからってワンシチュエーションもないので、抽象的なセットが多いのですけど。
今回は、水平線の関係で割と具体的なセット。
じっきー‼可愛い。小多田さん、良い役~(笑)
で、『君をおくる』はワンシチュエーション!!
もう、兎に角、出てくる人全員好い人で、優しい。兎に角優しい。
お粥くらい優しい。
優しさが悲しみを生んで、失望させるんだけど、優しいからそれも包み込んじゃう。
みたいな。ボロ泣きだわー。
これはDVD出た時に、私がまだ同じ気持ちを抱いていたら、きっと買うでしょう。
後攻、『水平線の歩き方』
再演の時は、始まる前の暗転M0:メレンゲ『きらめく世界』でウルウル。ダンスで感涙!と1時間丸々泣いていたわけですが、今回は演出の変更点もあって、割と常識的なところから泣き始めました。(でも結局は泣く)
とはいえ、ダンスシーンの達也さんカッコよい。気持ち前のめり。前のめりすると後ろのお客様にご迷惑なので、今すぐにでも幽体離脱してしまうんじゃないかと云うくらい、前のめりmind!!気持ちの上では超前のめり。なんなら最前列まで駆け寄りたいというmindでおりました。
なんだか円熟してましたよ。
特にももこさん、達也さん、綾さんの主軸
が本当に素晴らしい!
まぁ1つ意見するならば。
王子!顔が黒すぎる!!
全然表情が見えないよ!!(笑)
ダンスシーンの感動が大きいのは、多分、ダンスシーンの明るい照明でなら、おっかーさんの顔が判別できるからでしょう(笑)
かっこいいのに。
主役なのに。
地黒すぎて顔が浮かんでこないってどーゆーことだ(笑)
なんなら、今まで散々つ○くさんに似ておられるとか言われていたが、47才という年齢と色黒さと髪形から、私の場合、明○家さん○さんにしか見えなかった(笑)
でもほんと好きよ。(説得力ない言葉)
大事な大事な作品。今回もばっちり面白かったです。
カーテンコールの、近江谷さんの真似して
「とっとと帰んなさい!!」
も最高でした。
このあと2作品は12日まで東京グローブ座
あとは大阪サンケイホールブリーゼ、
水平線は各地を転々とします。
お近くで見かけましたら、是非応援を!
いや、興味ありましたら是非ご覧ください。