先日出会った一冊の本。



なんと言ったらいいか、

「大切なこと」

のひと言で括れるだろうか、
と思ってしまうほどの…
何か大きな大きな、言葉に表せないものに触れる扉となった本。


ストーリーはシンプル。
子豚が生まれ、スクスク育ち、ある日トラックで運ばれて、お肉になって、自分の口に入り、また子豚が生まれて…というもの。

食べ物や生き物の命を大切に思う気持ちに気付ける絵本、
という一冊なのでしょう…けど。



動物のお世話を生活の軸とするこども園で
日々過ごしているチビ助にとって、

その情景、
その言葉…

感じることが、
感じるポイントが!

町の普通の子どもとは、きっと違うのだろうな、と。

私もその1人ですが、
多くの人にとってこの本は、

本文中の言葉を借りれば、
「食べ物と思っていた豚が、生き物だったと気付かされた」お話。

でもチビ助にとっては
きっとその逆、
「生き物と思っていた豚が、食べ物だったと気づかされた」お話、なんだと思う。

絵本の1ページ1ページを見つめるチビ助の眼差しが、挿絵の写真に写っているものの、ずーっとずーっと奥、ここには写っていない何かを見つめているような目で見つめていたのが印象的でした。

後日の子ども園での
週一回の調理の日。

その日の献立は「豚汁」

この日の豚肉は、いつもお世話になっている農場に直接子どもたちが買いに行ったモノ。

野菜を切り終わって次はいよいよお肉を切る番。

まな板の上のお肉が
この間会った時はまだ生きていた
あの豚さんの姿なんだということを
今は知っている…。


子どもたちはまるで「祈るように」
真剣な面持ちで、
お肉に包丁を入れていたそうです。

そしていつものように、
「おいしいね」といいながらお昼ご飯で、
豚汁を頂きました。