〇ミート・イズ・マーダー/ザ・スミス
ザ・スミスは1982にマンチェスターで結成された4人組バンド。業界が作ったパンク-ニューウェーブ-オルタネイティブの波が一段落した後にデビューしたので、個人的にはニューウェーブという認識はなかった。サウンドも突飛なことは何もやっておらず、ライター的な言い方をすると、潔癖感のあるギターロックサウンド。私は1stアルバムを持っている。確か渋谷陽一氏がラジオでオンエアーして、気に入って買ったような気がする。ここで選定されているのは’85発表の2nd。タイトルは菜食主義者であるモリッシーの主張。私としては、菜食主義者は勝手にやっていればいいのであって、他人に’食肉は殺人だ’等と揶揄するのは愚の骨頂。人間の’業’を全く理解できない青二才の戯言だ、としか思えない。そんなこともあって、2ndで心がスッパリと離れた。音楽的には1stと大きく変わってなかったはず。結局、最後までスミスは何も変わらずに’87に解散したが、これは単にモリッシーが何も変わらなかったのが要因だったらしく、ジョニー・マーは変化を拒むモリッシーにイラついていたとのこと。こぼれ話はこれくらいにして、じゃ、聴いてみよう。2曲目を、と思ったが、あまりにジミだったので3曲めにする。
良いけど、普通だなあ。普通ってなんじゃい!?という声が聞こえてくるが、感情の起伏が起きない時についホザく言葉の代表だな。もちろん普通の良さというのもある。どこを切ってもスミスの曲、スミスのサウンドの安定節だ。当時、バンドをやっていた連中は、ジョニー・マーのギターが地味にやっているけど実は凄いだの、リズム隊が実は凄いだの、能ある鷹は爪隠す的なことをホザいていたのを思い出す。個人的には、ジョニー・マーは解散後の活動でのギターが好きだ。リズム隊は、それこそ普通だと思う。こういう音楽なのでバカテクな必要は全くないが・・・
通して聴いてみたが、1stの方が好きだ。またまたライター的な言い方をすると、1stはサウンドにヒリヒリ感がある。ヒリヒリ感ってなんじゃい!?という声が聞こえてくるが、説明できん。
後、このレビューを行川氏が書いているのは意外だった。行川氏にはニセク檸檬の活動において、かつてM.M.でレビュしていただいて大変に感謝をしているが、そこからも判るように変なモノが好きだと思っていた。実はスミスも変なのかな?
〇ステートレス/リーナ・ラヴィッチ
リーナ・ラヴィッチは1949年デトロイトで出生したシンガー・ソングライター。国籍は英なのでここに含まれている。いや~、名前は知っていたが、これまで偶然にも出会わなかったなぁ。聴かず知らずだ。ま、そういう人もいるよね。日本版wikiはなく、英wikiによると、”ニューウェーブシーンのリーダー的存在”とのこと。そうなの?年齢的に結構イっていたからかな?もちろん音楽的に魅力的なことが大前提だが。
このアルバムは1978年リリースの1stソロ作。全英3位のヒット曲を含んでいる。じゃ、聴いてみる。