音楽について 音楽性の高さは認める けど好きになれない5組 | 偽クレモンのブログ

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端から取るに足らない連中を取り上げたりしないっちゅうねん。聴かず嫌いじゃない。音楽性の高さは認めるっちゅうねん。でもどう聴いても好きになれないんだよう、の5組を紹介します。

 

まずはピーター・ガブリエル。世界3大には漏れるが、世界5大プログレバンドには入ったり入らなかったりするジェネシスの、オリジナルメンバーでありヴォーカリスト。昨今はより原音に近い’ゲイブリエル’表記の方が多い。そもそも’ガブリエル’と呼んでいるのは日本だけだそうな。ま、’オードリー・ヘップバーン’の国だからね。今更仕方ない。

閑話休題。ピーター・カブリエルは1975年にジェネシスを脱退。’80年前後に盛んにソロ・アルバムをリリースし、各音楽雑誌で大絶賛されていた。私はピーター在籍時のジェネシスはそれなりに好きだったので、期待して2枚、購入したかな?でも、何回聴いてもあかんかった。とにかく、ライブでも大団円で使用される代表曲を聴いてみてください。

Biko - YouTube

bikoとは、南アフリカの獄中で殺された反アパルトヘイト戦士。歌詞も志高いし、アフロ音楽を効果音として取り入れた音楽性も高い。それでもダメなのは、抽象的だが、大上段に構えたポップスがそもそもダメだからだな。とても間が多いのに、その間に音がベットリと詰め込まれているのも、苦手だ。

 

続きまして、苦手英国人のもう一方の壁、ケイト・ブッシュ。彼女は1977年に19才でデビュー。デビュー曲’嵐が丘’は、日本のTV番組でオープニングテーマとして使用されていたので聞き覚えのある人も多いと思う。で、何か嫌いって、彼女の場合は声、歌唱法、顔、表情かな。音楽性は悪くない。ヴォーカルをすり替えれば好きになるのかもしれん。でも彼女の声が乗った途端、ダメである。アルバムは持っていないが、らう~ふ師匠宅で、ケイト・ブッシュファンである夫妻に椅子に縛り付けられ、アルバムを耳に流し込まれたこともある。ちゃんと聴いてもダメだった。で、更に悪いことに、なんと上記のピーター・ガブリエルとのデュエット曲までリリースされた。これはもう私にとっては恐怖のツープラトン攻撃。ディック・ザ・ブルーザーとクラッシャー・リソワスキー以来の極悪デュオと言わざるを得ない。それはさて置き、紹介するのはデビュー曲。

嵐が丘 - ケイト・ブッシュ Wuthering Heights - Kate Bush - YouTube

音だけでもキツいのに、映像があると虫唾が指数関数的に加速する。いやはや南友、くわばらくわばら。

 

続きまして、英からブラジルに飛ぶ。カエターノ・ヴェローゾだ。私は基本、ブレジル音楽は大好きである。カエターノは’60年代にデビュー。当初はサンバ・カンソン、ボサ・ノーヴァを踏襲していたが、’60後半には後期ビートルズ等の影響を受けトロピカリアと呼ばれるムーブメントを主導した・・・と書くと、私が好きになる要素しか見当たらない。だから、アルバムはレコード、CD合わせて5,6、7枚は持っている。初期のガル・コスタとの共演は割と好きだ。でも、ワールドミュージックがブームとなった’90からの作品は軒並みダメだな。ケイト・ブッシュみたいに虫唾が走ることはない。ブッチャケると、退屈なのだ。なんでだろう?音にユーモアがないからかな?ユーモアと言っても、シンバルがバリーンと割れたり、ヴォーカルが歌おうとする度に’イ~ックション!’でバックバンドがコケる、とかのユーモアではない・・・説明が抽象的になり難しいから以上。紹介する曲は’97年のアルバムから。このアルバムは所有している。

Os Passistas - YouTube

非の打ち所のないサウンドである。だから万人にOK、というわけにはいかないのが、音楽の面白いところだ。

 

続きまして、大雑把に、米のブラック・ミュージック。いやいや、ちょっと乱暴すぎだろ!という声が聞こえてくるが、大勢に間違えない。私が好きな米の黒人ソロ・アーティストは、ジミ・ヘンドリクス、ジェイムス・ブラッド・ウルマー、プリンス、スライ、以上だ。いずれもカテゴリーの括りからフリーな、ハミ出た人たち。正統派のブルース、R&B、ソウル、ファンク、ラップが好きじゃない。こりゃしょうがない。音楽は嗜好品だから。誤解のないように補足すると、アフリカ、中南米(レゲエは除く)の黒人音楽は大好きである。要するに、アフロ色が好きだ。米の黒人音楽にはアフロ色は一切、ない。これは誰が何と硫黄島、事実だ。

じゃ、代表で・・・というのも何か失礼だが、オーティス・レディングを紹介する。フォローするわけじゃないが、嫌いという感情はない。素晴らしい歌唱だと思し。でも作品は買わないし、何曲も続けて聴けない。こりゃ仕方ないのだ。

曲は、伝説のモンタレー・ポップ・フェスティバルでのライヴ。このおよそ半年後、オーティスは飛行機事故により鬼籍に入る。享年26才だった。

Otis Redding - I've Been Loving You Too Long - 1967.06.17 - Monterey, CA, USA - YouTube

 

最後に、レゲエでお別れ。問答無用、ボブ・マーリーのノー・ウーマン・ノー・クライ。

Bob Marley & The Wailers - No Woman, No Cry (Live At The Rainbow 4th June 1977) - YouTube