ブランドと花粉症 | Cleat からのメッセージ

ブランドと花粉症

コンチネンタルGTにやられていた、はずの自分が・・・
いきなりBMW650カブリオレに鞍替えをしていました。 一体自分に何が起こったのか分かりませんが、とにかくその気持ちの変遷を書き連ねたいと思います

きっかけは3月中旬に行った欧州出張。
訪れた会社の社長が乗るBMWで、2日連続で送っていただいたわずかな時間に、その衝動は訪れました。
BMWっていいかも・・・・・

実はZ8にやられた経緯があります。あれはボクスターを購入するちょっと前でした
自分に未だ、商品に対する衝動がこんなにもあるのか!と思わせるほど それはすばらしく感じましたが ここ数年の苦労がいたずらしたのか、敢えて無難にもボクスターを選択してしまいました。

その後数ヶ月でこのクルマを手放してしまったことは以前にも書きましたが、実はこのときからBMWチーフデザイナー クリストファー・バングルさんにやられていたのかもしれません

BMWっていいかも・・・と思い帰ってきてからすぐさまディーラーに赴きました。 試乗をさせていただきました。
正確にはかなり酔っ払っていたので、助手席に乗ってグルリと回っていただきました。 すばらしい!!!
完全にそこで俗物スイッチがパチンとはじけてしまったのです。

この季節だから思いついたのかもしれませんが、私はこの瞬間、どうやらブランドと花粉症は似ているという発見をいたしました。
 原理はこうです。私はそれまでZ8以外のBMWに何も魅力を感じませんでした。キドニーグリルも豚の鼻くらいにしか感じませんでした。 とはいえその間も実は_BMWブランドシンパへの道は着実に進んでいたのです。

そうです、それが花粉症原理です。 体にはブランドタンクがあり、その中にある同じベクトルを持った情報がヒタヒタとたまり続けているのです。 けっして自分は気づかなくてもブランドは同じ方向を向いている限り着実に気持の中にたまり続けます。 そして・・・・

もう言わずもがなでしょう。 ある臨界点に達した瞬間、私たちはそのブランドの虜になってしまうのです。 そうなると花粉症と同じように、もう収まることはありません。 そのことばかり考えてしまうのです。 花粉症と違うのは残念ながらマスクでは防げないところです。(もっとも、買えば気持ちが納まるということもありますが)

なぜ日本メーカーがブランド化できないのかといえば、実は同じベクトルを向いた活動をしていないからではないでしょうか? つまり同じ名前(ブランド)で商品を出していながらも、それらはバラバラの方向を向いているがゆえに、多くの商品を出していながらも、発症にまでこぎつけないのではないでしょうか?

多分僕の中に、クリス・バングルBMW花粉がたまりきっていたのだと思います。 思うと行動が一緒になり、あっという間に購入を決めてしまいました。 黒いボディーに暗い赤のシート。決め手はしっとりとしながらも、荒々しい加速を持つエンジンでした。

どっぷりと俗物にはまれたとき、なんとも至福の思いに浸れます。 ブランドとはなんてすばらしいのでしょうか!!。