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予防原則・・・ダイオキシンと放射線

予防原則・・・ダイオキシンと放射線
そしてハッキリしたら規制を解除するという手続きを国際的に決めたのが予防原則です。これを「ダイオキシン」、「たばこ」と「低線量被曝」で比較してみましょう。

1) ダイオキシン:予防原則で規制したが、2001年に科学的に毒性がきわめて弱いことがわかった(予防原則外になった)。

2) 低線量被曝:今でも科学的に決着がついていないので、1年1ミリシーベルトで予防的に人間を守る。

3) たばこ:副流煙の被害自体が不明確で、原因も不明。従って、国際的には規制を作ることができない段階(喫煙は自分で行う行為だから規制には基本的には無関係)。

ということです。この差を論理的に日本国内で合意をしておく必要があります。毒物の問題は曖昧のままでは被害者を出しますので、論理はしっかりしておくことです。

特に今回の放射線被曝では、専門家までもが「自分の意志で喫煙し年取って死亡する確率と、強制的に被曝して若くしてガンになるものを比較する」という「自分の主張に都合の良い論理」を持ち出していることに注意が必要です。

(音声ファイルは2度クリックすると聞くことができます。音声が出ないようになっている場合は声が聞こえません)。

「takeda_20110813no.56-(5:22).mp3」をダウンロード

中部大学武田邦彦

(平成23年8月13日 午前9時)

北海道、泊原発の再開:科学的にはNO

北海道の泊原発の再開が問題になっています。でも、あまりに簡単なことですが、科学的には完全にNOです。

1) 震度6の地震で青森県東通原発から、石川県志賀原発まで、すべての原発が100%の確率で破壊された(破壊=地震が終わっても数ヶ月以上、立ち上がれない破壊)、

2) 特に、東通、福島第一、茨城第二は、全電源を失った。たまたま福島原発だけが爆発に至っただけで技術的には、同じ危険があった、

3) 泊原発に震度5以上の地震が来る可能性がある、

4) 東日本の原発の安全性をすべて間違った原子力安全委員会、経産省保安院に安全を審査する能力はない。

実にハッキリしています。再開は技術的にはとうてい無理です。しかも、未だに「救命ボート」も準備されていませんし、住民の避難訓練もされていません。

(音声ファイルがついています。ダブルクリックしてください)

「takeda_20110810no.56-(3:26).mp3」をダウンロード

中部大学武田邦彦
(平成23年8月10日 午後8時 執筆)

お金まみれの人生さらば

子供たちによりよい日本を残すために、今、社会で問題になっていることは「エネルギーや環境」ですが、実はそれにはあまり問題が無いと私は思っています。石炭や天然ガスは豊富にありますから、資源には心配がなく、CO2を出しても温暖化で困ることもありません。

でも、私は今の日本はある意味で重病に陥っていると思うのです。それは「お金がすべて」という社会常識です。私は日本人が「お金がすべて」と思っている限り、どんなに資源が豊富で自然環境が欲でも、良い社会は訪れないと思っています。

アメリカ人は「お金がすべて」と思っても、歴史は浅いし、契約や宗教的信念などで良い社会を作っているので、お金を基準にすることができるようですが、日本人はお金の基準は適していないのではないかと思います。

今度の原発、流通、そして近年の環境などの問題は、私にはいずれも「お金がすべて」ということが原因してウソが語られ、多くの人が騙されたり、苦しんだりしているように見えます。

愛する家族、信頼できる友、仕事への熱意、誠実な社会、誇りを持てる日本・・・このいずれもが「お金」とは無縁です。お金があるより貧乏の方が幸せであり、額に汗して働くだけでよく、貧乏は恥ずかしくない・・・もし日本が日本古来のこのような伝統に社会を戻せば、すばらしい日本を子供たちに引き継げると思っていますし、そのことがない限り、いくら原発、エネルギー、政治、経済などを考えても無意味でしょう。

しかし、それを実現するには、あまりに広がったお金の分配の不平等を最初に直さなければならないと思います。

「takeda_20110810no.54-(5:31).mp3」をダウンロード


中部大学武田邦彦
(平成23年8月10日 午後  時 執筆)