【2020年6月26日】
★キーンのスタジオに「ユー・センド・ミー」を持ち込んだ日(57)
バンプス・ブラックウェルがスペシャルティから持ち出した「ユー・センド・ミー」のデモ音源を、ジョン・シアマズとボブ・キーンが立ち上げたレーベル「キーン」のスタジオに持ち込んだ。
バンプスはそのデモ音源に、インストゥルメンタルセッション用に核となるリズムセクションのミュージシャンと共にスタジオを訪れていた。
ちなみにレーベル名のキーン(KEEN)は、共同経営者であるボブ・キーンから取られているが、名前の短さや、キビキビした感じと時代の傾向に沿ったイメージがあるということで決定した。
この頃のサム・クックは、ソロ・デビュー前でニート状態だった。
★ローリング・ストーンズの「It's All Over Now」がリリースされた日(64)
6月の初めにアメリカのツアー中だったローリング・ストーンズのミック・ジャガーは、ニューヨークのDJからヴァレンティノスの「It's All Over Now」を聴き、翌週にはシカゴのチェススタジオでそれを録音した。
このレコードはアメリカとイギリスのレーベルで急遽リリースされ、ヴァレンティノス版がアメリカのポップチャートに顔を出す前の6月26日に、ストーンズ版は事前注文で15万枚という衝撃を与えていた。
6月末のアメリカのポップチャートに登場したヴァレンティノスの「It's All Over Now」は、2週間後にストーンズ のカバー・バージョンに落とされた。
B面の曲が「Good Times, Bad Times」で、ヴァレンティノスの師匠にあたるサム・クックの曲のタイトルに似ているのも何かの因縁か。。。
大丈夫、パーティーを続けましょう。