【2021年5月8日】
★ロイド・プライスの訃報
2021年5月6日、ロイド・プライスが88歳で亡くなったそうです。
スペシャルティ・レコードのアート・ループは、ロイド・プライスと似た印象を持つサム・クックの2人を合わせたがっていました。
ドリーム・ブギーにそのことが書かれていたので抜粋してみます。
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ゴスペルケードが西海岸に到着したのは、ロイド・プライスが6月27日にホリーウッドのユニバーサル・レコーダーズで行う予定の講演とちょうど同じ時期だった。アート・ルーペは、1年以上前からロイドにサムの話をしていたが、彼は「2人には共通点が多いから、ぜひ会ってみてほしい」と言い続けていた。"そして、すぐにサムのことが気に入ったんだ。"ヘイ、ウェルカム、マン "という満面の笑みだった。ロイドは、その週末にサンノゼに出かけ、彼の目が開かれた。ブラインドボーイズとは違い、ロイドはサムの才能に何の不安も感じていなかった。それどころか、サムのクールな自信と、何の苦労もなくこなしてしまう魅力に驚かされたのだ。"こんなの見たことないよ。私はこの国で一番ホットな存在で、道行く人の中で唯一の光だと思っていたのに、このハンサムな好青年は、ただそこに立って歌い、それだけで彼らをロックしたのだ。ロイドは、自分自身が "大物プレイボーイ "と呼ばれていたこともあり、サムの中に、より静かではあるが、似たようなスピリットを感じていた。彼はサムの魅力をよく理解していた。彼は、人当たりがよく、説得力があり、「大きな明るい笑顔と笑い声」を持ち、全身から紳士的で「純粋さ」を感じさせた。番組終了後、2人はさらに話をした。ショービジネスのこと、ルーペ氏のこと、南部での旅の苦労話など、さまざまな話をした。「フレズノの女の子のことを話したんだ。彼女は私のダンスに来てくれて、朝食に連れて行って、会うようになった。サムには、彼女はいい子だから、フレズノに行ったら会ってみて、と言ったんだ。そして、彼女にもサムに会うべきだと言ったんだ」。彼女の名前はドロレス・モホークで、彼のガールフレンドだとロイドは説明したが、彼女はフレズノのガールフレンドだったのだから、旅先の他の芸能人に説明する必要はなかった。
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なんとサム・クックの最初の妻となったドロレス・モホークはロイド・プライスの紹介だったのですね。
お互いプレイボーイなところが似ていて惹かれあっていたことが面白いです。
天国でどちらがモテるか競いあって下さい。
大丈夫、パーティーを続けましょう。
【2020年5月8日】
Bring It On Home To Me/Having a party
RCA Victor – 47-8036(62)
★1962年5月8日 Bring It On Home To Me/Having a partyが発売された日。
やっとサム・クックの歴史的な行事が書き込めました(笑)
サム・クックのベスト・オブ・ベストと言ってよいほど、名バラードと名パーティーチューンの最強コンボ。
サムがゴスペルのコール・アンド・レスポンスをルー・ロウルズと共にポップスに呼び込み、皆で歌い、人生というパーティーを謳歌するために作られたようなダブルサイダーです。
当時、4ヶ月半の間チャートに居続けたモンスター・シングルというのも納得。
あうんさん・すうじぃさんは殆どのライブのエンディングではこの「ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー」のレコードをかけられます。
US盤以外でも数枚持ってられるほどのお気に入りの7インチのようです。
★Womack & Womack
ウーマック&ウーマックがサム・クックの「Soothe Me」をカバーしている動画があがっていました。
この曲はアルバム未収録ではないかと。
★BLUES & SOUL records
サムの伝記本をギュッと濃縮させた新井さんの文は、知っている史実でも毎回興奮させられるから好きです。
付録CDをパッケージングするためのジャケなども付いていて、昔よく買っていたFM雑誌を思い出したり(笑)
KEENのボックスCDと相まって久しぶりにサム・クックのプチブームがきてほしいです。
大丈夫、パーティーを続けましょう。