Wonderful World (RCA48972) 86 (12", release for the Levi's commercial)
Wonderful World / Chain Gang / Cupid / A Change Is Gonna Come
トップ画像のジャケはリーバイスとのタイアップにより、CMの写真を使って86年にリリースされた12インチ・レコード。
当然のことながらそのリーバイスのCMにはサム・クックの"Wonderful World"が使われている。
と、言い切りたいところだけれど、そのCMに使われていたのは別人がカバーしたもの。
使用料や権利関係でゴタゴタがあったのかもしれないが、ジャケまで協力していて曲自体が提供されてないとは残念。
黒人でその頃のリーバイスのCMに使われたシンガーを挙げてみると下記のような錚々たる面々。
Marvin Gaye - I Heard It Through the Grapevine
Ben E. King - Stand by Me
Percy Sledge - When a Man Loves a Woman
Muddy Waters - Mannish Boy
B.B. King - Ain't Nobody Home
その全てが本人達が歌ってるバージョンが使われている。
なのにこのサム・クックの"Wonderful World"の回だけ Tony Jackson のカバー・バージョンとはこれいかに。。。
サムの楽曲が使われているCMは他にも色々あって、本人のオリジナルのものが使われているものもあれば、このリーバイスのようにカバーされているものもある。
それぞれ権利関係がどうだったとかは調べようがないので、今回はサムの曲が使われたCMをYoutubeから集めてきて一つ一つ鑑賞していこうと思う。
まずは気になる先ほどのリーバイスのCMから。
Levi's 501 commercial 1986 (Wonderful World)
ジャケの写真同様、ジーンズを穿いたままバスタブに浸かるシーンが何とも斬新だ。
リーバイスのCMで印象に残ってるのは、盲目でサングラスをかけ杖を持って座っている男性がいるトイレに女性が飛び込んできて、どうせ見えないだろうとそこで着替えを始めて出ていくが、実はその盲目に思えた男性は、もう一人の用を足していた盲目の男性の付き人だったというオチの回(笑)
リーバイスのCMは男心をくすぐられるストーリーで、501が穿きたくなるという購買欲を刺激されるものが多かった。
リーバイスと違いサム本人のオリジナルが使われていたものから紹介していくと、最近話題になった、バスケット・ボール選手のケビン・デュラント(Kevin Durant)がナイキのCMに起用され、そのバック・ミュージックにサムの"Good Times"が使用されていたCM。
Basketball Never Stops: KD Paint the Town (Good Times)
うん、やっぱりオリジナルが良い。
ケビンが色んな場所や人とバスケット・ボールを楽しむバックに、リラックスしたサムの"Good Times"はピッタリだ。
同じ"Good Times"を使ったのが女性ファッション・ブランドのCM。
Talbot 2006 Commercial (Good Times)
今、流行りの女子会のようで楽しいひとときがここでも感じられる。
楽しいものとは対照的に"Sad Mood"が効果的に使われたCMがこちら。
Transporter commercial 2 (Sad Mood)
トランスポーターと言えば映画のカッコいい主人公を思い浮かべるが、この男性は実に物悲しい(笑)
物悲しいと言えば、禁煙に悩む男達もそう。
それをサムの"Trouble Blues"のハミングで表しているのが次のCM。
Nicorette Inhalator TV ad UK (Trouble Blues)
喫煙者が減った現代ではサムのハミングが物悲しく感じるが、喫煙者が多かった昔なら粋にタバコをくゆらすタバコのCMにサムのハミングがマッチしていたんだろうなと思ってしまう。
そんなタバコと同じ趣向品であるコーヒーのCMにサムのハミングが静かに溶け込んでいるのが次のCM。
Four Barrel Coffee (Humming)
趣向品であるコーヒーや高級品にはサムのスタンダードが良く合うと思わせるのがこのベンツのCM。
love your car Mercedes-Benz (For Sentimental Reasons)
アイ・ラヴ・ユーを繰り返すサムのバージョンが、ベンツが好きだというメッセージを強調させている。
同じ車会社ではあるものの、こちらのフォードの"Another Saturday Night"は楽しさを全面に打ち出したものに。
ここからはサムではなくカバー・バージョン。
Ford Commercial (Another Saturday Night)
賑やかな合唱で歌われる"Another Saturday Night"は楽しそうだが、車のCMなんだかコイン・ランドリーのCMなんだか判らなくなってたり(^_^;)
そしてビーフの美味しさは天使と悪魔の境界を無くしてしまうというCM。
pub Le Boeuf Interbev 2011 (Desire Me)
白人と黒人をクロス・オーバーさせたサムの曲"Desire Me"で天使と悪魔がクロス・オーバーしているのが面白い(笑)
面白いのがサムの"Chain Gang"が使われたこのハウス・メーカーのCM。
Leca commercial Chain Gang Aché on vocals (Chain Gang)
ざっと見てきましたが、いやぁ海外CMはユニークで面白いものが多いですね。
どれも皆、サムの楽曲を効果的に使っていて、商品もそうですがサムの曲を日常の色々な場面で聴きたくなってきました。
やはりというかハードルの高い"A Change Is Gonna Come"を使ってるCMは今回見当たらなかったです。
しかしオバマ氏が大統領選のCMに"A Change Is Gonna Come"を使っていたそうなんで、アブコが支持してバックアップしたのかも。
いやアブコのことだから多額の使用料をふんだくったのかもしれませんね(笑)
そんなコネがあれば、伝記映画にかかる費用をオバマさんが大統領のうちに支援してもらえばいいのに。。。
なんて、今回は伝記映画化の進展が伺えないアブコに対しての皮肉で締めさせて頂きます。。。(^_^;)
Wonderful World / Chain Gang / Cupid / A Change Is Gonna Come
トップ画像のジャケはリーバイスとのタイアップにより、CMの写真を使って86年にリリースされた12インチ・レコード。
当然のことながらそのリーバイスのCMにはサム・クックの"Wonderful World"が使われている。
と、言い切りたいところだけれど、そのCMに使われていたのは別人がカバーしたもの。
使用料や権利関係でゴタゴタがあったのかもしれないが、ジャケまで協力していて曲自体が提供されてないとは残念。
黒人でその頃のリーバイスのCMに使われたシンガーを挙げてみると下記のような錚々たる面々。
Marvin Gaye - I Heard It Through the Grapevine
Ben E. King - Stand by Me
Percy Sledge - When a Man Loves a Woman
Muddy Waters - Mannish Boy
B.B. King - Ain't Nobody Home
その全てが本人達が歌ってるバージョンが使われている。
なのにこのサム・クックの"Wonderful World"の回だけ Tony Jackson のカバー・バージョンとはこれいかに。。。
サムの楽曲が使われているCMは他にも色々あって、本人のオリジナルのものが使われているものもあれば、このリーバイスのようにカバーされているものもある。
それぞれ権利関係がどうだったとかは調べようがないので、今回はサムの曲が使われたCMをYoutubeから集めてきて一つ一つ鑑賞していこうと思う。
まずは気になる先ほどのリーバイスのCMから。
Levi's 501 commercial 1986 (Wonderful World)
ジャケの写真同様、ジーンズを穿いたままバスタブに浸かるシーンが何とも斬新だ。
リーバイスのCMで印象に残ってるのは、盲目でサングラスをかけ杖を持って座っている男性がいるトイレに女性が飛び込んできて、どうせ見えないだろうとそこで着替えを始めて出ていくが、実はその盲目に思えた男性は、もう一人の用を足していた盲目の男性の付き人だったというオチの回(笑)
リーバイスのCMは男心をくすぐられるストーリーで、501が穿きたくなるという購買欲を刺激されるものが多かった。
リーバイスと違いサム本人のオリジナルが使われていたものから紹介していくと、最近話題になった、バスケット・ボール選手のケビン・デュラント(Kevin Durant)がナイキのCMに起用され、そのバック・ミュージックにサムの"Good Times"が使用されていたCM。
Basketball Never Stops: KD Paint the Town (Good Times)
うん、やっぱりオリジナルが良い。
ケビンが色んな場所や人とバスケット・ボールを楽しむバックに、リラックスしたサムの"Good Times"はピッタリだ。
同じ"Good Times"を使ったのが女性ファッション・ブランドのCM。
Talbot 2006 Commercial (Good Times)
今、流行りの女子会のようで楽しいひとときがここでも感じられる。
楽しいものとは対照的に"Sad Mood"が効果的に使われたCMがこちら。
Transporter commercial 2 (Sad Mood)
トランスポーターと言えば映画のカッコいい主人公を思い浮かべるが、この男性は実に物悲しい(笑)
物悲しいと言えば、禁煙に悩む男達もそう。
それをサムの"Trouble Blues"のハミングで表しているのが次のCM。
Nicorette Inhalator TV ad UK (Trouble Blues)
喫煙者が減った現代ではサムのハミングが物悲しく感じるが、喫煙者が多かった昔なら粋にタバコをくゆらすタバコのCMにサムのハミングがマッチしていたんだろうなと思ってしまう。
そんなタバコと同じ趣向品であるコーヒーのCMにサムのハミングが静かに溶け込んでいるのが次のCM。
Four Barrel Coffee (Humming)
趣向品であるコーヒーや高級品にはサムのスタンダードが良く合うと思わせるのがこのベンツのCM。
love your car Mercedes-Benz (For Sentimental Reasons)
アイ・ラヴ・ユーを繰り返すサムのバージョンが、ベンツが好きだというメッセージを強調させている。
同じ車会社ではあるものの、こちらのフォードの"Another Saturday Night"は楽しさを全面に打ち出したものに。
ここからはサムではなくカバー・バージョン。
Ford Commercial (Another Saturday Night)
賑やかな合唱で歌われる"Another Saturday Night"は楽しそうだが、車のCMなんだかコイン・ランドリーのCMなんだか判らなくなってたり(^_^;)
そしてビーフの美味しさは天使と悪魔の境界を無くしてしまうというCM。
pub Le Boeuf Interbev 2011 (Desire Me)
白人と黒人をクロス・オーバーさせたサムの曲"Desire Me"で天使と悪魔がクロス・オーバーしているのが面白い(笑)
面白いのがサムの"Chain Gang"が使われたこのハウス・メーカーのCM。
Leca commercial Chain Gang Aché on vocals (Chain Gang)
ざっと見てきましたが、いやぁ海外CMはユニークで面白いものが多いですね。
どれも皆、サムの楽曲を効果的に使っていて、商品もそうですがサムの曲を日常の色々な場面で聴きたくなってきました。
やはりというかハードルの高い"A Change Is Gonna Come"を使ってるCMは今回見当たらなかったです。
しかしオバマ氏が大統領選のCMに"A Change Is Gonna Come"を使っていたそうなんで、アブコが支持してバックアップしたのかも。
いやアブコのことだから多額の使用料をふんだくったのかもしれませんね(笑)
そんなコネがあれば、伝記映画にかかる費用をオバマさんが大統領のうちに支援してもらえばいいのに。。。
なんて、今回は伝記映画化の進展が伺えないアブコに対しての皮肉で締めさせて頂きます。。。(^_^;)