Little Anthony and the Imperials - So Near And Yet So Far / I'm Alright - End 1053 (59)
今回のサムからのギフト・ソングは、前回のフラミンゴスより少し早くリリースしたリトル・アンソニー&インペリアルズの"I'm Alright"。
しかもフラミンゴスと同じくENDレーベルから。
サムがENDレーベルのシンガーに曲を提供しているのがこれで2曲目になるわけだけど、ENDレーベルとサムとの間で何か関わり合いでもあったのかと気になっている。
ENDといえばサム・クック・フォロワーで有名な、あのレニー・カーティスの"Nothing Can Help You Now"があるので、これもサムからの提供曲であったなら興奮してしまうが、それは全く関係ないようで(^_^;)
もしサム・クック作なら自説の「Nothing」が付く曲は全て名曲説が当てはまったのに(笑)
しかしこの曲がリリースされた59年というのは、サム・クックがSARレーベルを立ち上げた年にも関わらず、SAR在籍のアーティスト達に提供する作曲活動をしながら、こうやってENDレーベルのアーティストにも曲を提供してたと思うとその仕事量はどれだけのものだったのか考えるだけでも恐ろしい。
加えて自ら歌う曲も作り、ハードにツアーも回るという、それだけのバイタリティと情熱がなければ会社など立ち上げられないのだろうけど。。。
とりあえず"I'm Allright"のスタジオ・バージョンを先に聴いてみた。(YoutubeにUPされていたのは削除されてました。)
61年にサム・クックは"It's Allright"という似たようなタイトルの曲を出しているけれど、言葉が似ているとフレーズまで似てくるのか"It's Allright"のピッチを上げたような曲というのが最初の印象。
ハンド・クラップに合わせて高音ヴォイスで歌うアンソニーはスターラーズ期のサムのよう。
そう思わせるだけバック・コーラスとの掛け合いに高揚感があるゴスペル・ソングになっている。
そしてそのライブ・バージョンがこちら。
Little Anthony & The Imperials - I'm Alright (Live)
ここでは更にテンポ・アップした曲に合わせ、アンソニーはJBばりに身振り手振りで歌い、バックのメンバーも足を広げて床に伏せ、躍動感のあるパフォーマンスを見せている。
このパフォーマンスを観たあとに、続けてフラミンゴスのこちらの映像を。
FLAMINGOS Jump Children
先ほどの映像と足を広げて床に伏せるパフォーマンスが似ている。
フラミンゴスはこの"Jump Children"を54年に Chance Records レーベルから出してから数年後、リトル・アンソニー&インペリアルズが籍をおくENDレーベルに移籍してきた。
どうやらレーベル繋がりなこともあってか、その時にフラミンゴスのポールが、このパフォーマンスを彼らに教えたようだ。
言ってみれば作曲したサムだけでなく、パフォーマンスを教えたフラミンゴスとの共作で、先ほどのライブ映像は出来上がっているようなもの。サム・クックからどのような経緯で"I'm Alright"がリトル・アンソニー&インペリアルズに渡ったかは分からなかったけれど、彼らもドン&デューイらと共に、サムと共演していたことが分かるフライヤーは見つけた。
多分ここでサムと彼らは意気投合し、"I'm Alright"のライブ・バージョンのように躍動感のある激しい共演になっていただろうと想像できる。
サムはダンスが苦手だったそうなのでありえないけれど、あの足を広げるパフォーマンスをやっていたらと考えると何だか可笑しい(笑)ま、元々あそこまで身軽な感じでもないけれど(^_^;)
最後は今のリトル・アンソニーの映像で。
リトル・アンソニーは今も現役で歌っていて、2013年に行われたライブでは昔より恰幅の良い体型で、変わらないあの高音ヴォイスを出していた。
Little Anthony & The Imperials - Take Me Back
