残念ながら日本では未公開の、このイギリス映画、”CLUBBED ”。

2009年に公開された映画だが、なんでも80年代クラブを舞台に、父親として、人間としての誇りと威厳をテーマにした映画だそうだ。
映画の予告編だけ見てもカッコ良い映像に興味がわくのだが、それ以上に当時のイギリスのクラブDJがかけてたであろう、ソウルやスカがサウンド・トラックとして使われているのがシブい。(ディスク・ユニオン参照)
ディスク・ユニオンの参照からサントラを見てもらうと確認できるのが、今回取り上げたサム・ディーズ(Sam Dees)の2曲。
2,Train to Tampa
13,Anything is Fair in Love & War
この2曲とも、以前コンピものでCD化されているので確認された方も居られるかもしれないが、その映画がきっかけとも思えるシングル盤が、Shotgun レーベルより発売されるそうだ。
先ほどの、”Train to Tampa”と、新たに未発表であった”Fool Of The Year ”という曲を出すそう。
この2曲とも70年にバーミンガム(アラバマ)で収録されてたものの、プロモ音源だけがDJの間だけに流れ、実際の発表は無かったようだ。
Need You Girl / Lonely For You Baby SSS International SSS732 (1968)
It's All Wrong (It's All Right) / Don't Keep Hanging On Lolo L 2103 (1969)
Easier To Say Than Do / Soul Sister Lolo L 2306 (1969)
Can You Be A One Man Woman / Put You Back In Your Place Chess CH 2109 (1971)
Maryanna / Love Starvation Chess CH 1033-2122 (1971)
確かに、こうやってサム・ディーズの初期の頃のディスコグラフィーを見れば、Lolo と Chess の間の70年が抜けていて、この時期にライターでもあるサム・ディーズは他のシンガーに提供する為、もしくは自分用にと音源をためていた可能性が高い。
ディープ・ソウル・ファンには、この Lolo と Chess の盤が人気があるそうなので、今回の新たに発表される”Fool Of The Year ”は、どツボではないかと思う。
さわりだけだが、その音源がこちら。
SAM DEES: Fool Of The Year / Train To Tampa Shotgun SHOT 103
2曲とも、駆け出しの僕が聴いても傑作だと分かる、素晴らしいディープ・ソウルだと思う。
アナログ発売なので、当分CD発売は無いと思うが、そのうち P-Vine か KENT あたりのコンピに入るかもしれない。
このシングルは、10月11日に発売する予定で、それと同時にエディ・フロイドのシングル盤も発売されるそう。
EDDIE FLOYD: Missing You / You Must Have Been Dreaming Shotgun SHOT 104
と、今回はニュースだけで、サム・ディーズとサム・クックの関連性については、また改めて探っていこうと思います。
とりあえず、名前がサム繋がりということで・・・(^_^;)
(NEWS Source) Soul Source