ソウルシンガーの中には、デビューしたては憧れのサム・クック・スタイルを意識して歌ってたが、しだいにそのスタイルから独自の声やスタイルに変化していくアーティストも少なくない。
そんな中の一人がこのルーサー・イングラムだと思う。
トップ画像に載せている"Pity For The Lonely: The Ko Ko Singles Vol. 1" という初期の頃のシングルを編集したCDを一枚だけ所持しているのだが、中、後期は70年代を代表するソウルフルなサザンスタイルに変化しているので、クック・スタイルの曲を求めている僕にとってはこれだけで充分だ。
その中でもこの3曲がサム・テイストに溢れている。
3. Missing You (Version 1)
4. Since You Don't Want Me (Version 1)(試聴)
5. Oh Baby,You Can Depend On Me
”Missing You ”と”Since You Don't Want Me ”は後でアレンジを変えて取り直しされてるが、まるでサム・スタイルを払拭するかのような変化だ。
サム・クック・フォロワーと呼ばれるのが嫌になったのだろうか?
さて、候補があがったのでこの中からサム・テイストの1曲を選びたい。(別に無理に選ぶ必要もないのだが(^_^;))
個人的に”Missing You ”のイントロのアレンジの奇妙さと、サビの『ウォウ ウォウ ウォウ』のコーラスが怖いので却下(笑)
残る2曲から選ぶ訳だが、ここでサム系の情報でお世話になってるこちらのブログから。
「とりわけ聴いていただきたいのが,Ko Ko 3枚目('69) のシングル 5. Oh Baby,You Can Depend On Me 。Sam Cooke の影響丸出しで,Luther Ingram が歌う一つ一つのフレーズの,微妙なタメやツッコミが絶妙。」
<R 'n' S & B + cさんより(参照)>
ほんとこうゆう手がかりがあって、サム・クック・テイスト・ハンターが成り立ってるようなもんで・・・(^_^;)
ってことで、僕も納得の”Oh Baby,You Can Depend On Me ”で決まり。
またまた音源が無かったのでYoutubeに載せました。失礼。
Luther Ingram - Oh Baby,You Can Depend On Me
