松尾芭蕉ではありませんが、
「旅に行きたい」と、気持ちもそぞろです![]()
「秋の四万十は綺麗だろうなぁ~」と思いながらも、高知まで出かける金銭的な余裕はありません![]()
でも近場なら・・・
ということで出かけたのは、
蕎麦の花が見頃という広島県八幡高原。
蕎麦の花というと普通は白色ですが、
こちらの蕎麦の花は「赤色」と、
変わった蕎麦として知られ、
「赤蕎麦」と言われているのです。
私も初めてなので興味もあり、出かけてみることにしました。
スキー場のある大佐山を上がり、
国道186号線を逸れると、さらに山へと続く道路に入ります。
車線のない道もありましたが、
澄んだ秋空と、ススキなど秋景色を眺めながら、
気持ちよくドライブができました。![]()
[秋ですね~]![]()
自宅を出て約1時間半。
たどり着いたのは、八幡高原「かりお茶屋」。
「手打ちそば処」と書かれています。
早速蕎麦を・・・
といきたいところですが、お店前に行列ができていたので、
時間をずらして行くことにしました。
幸い隣接して古民家の展示があったので、
見学をして時間をつぶします。
この地方(芸北)の民家を再生したもののようです。
昔ながらの、襖や 障子を開けると大広間になる造りです。
こういう造りって、風通しが良くて、夏も涼しいんですよね・・・![]()
蚊取り線香が似合いそうです。
さて、20~30分ほどしてから、
いよいよ蕎麦屋に向かいます。
大きな看板も掲げられていました。
期待大です。![]()
中に入ると券売機がありました。
お目当ての「赤蕎麦」を探すと・・・
が~ん・・・![]()
そこには「赤そば、売り切れ」の文字が・・・
「そりゃあ、ないぜジョニー」![]()
はじめての赤そば、楽しみに来たのに。。。
残念。
ということで、他のメニューを探します。
そこには、うどん、カレー
、ピラフ、おむすび![]()
という一般食堂にあるメニューが並んでいました。
悩んだ末に選んだのは、
「盛りそば」1,000円でした。
売機で券を買って、食堂内へと入ります。
店内はこのような様子![]()
約15分ほどして、
盛りそばが届きました。
「蕎麦のかりんとう」も付いていました。
食べて見ると・・・
「うまい!」![]()
喉ごしが良く、するすると食べる感じです。
島根県出雲地方の割子蕎麦は、
蕎麦が堅く「噛み切る」という感じですが、
こちらの蕎麦は「飲み込む」という感じです。
「蕎麦のかりんとう」はパリッとしていました。
そば湯と食べるとおいしいです。
そば湯は、電気クッキングヒーターにかけられたヤカンから、
セルフで自由に汲むことができます。
熱々のそば湯でおいしかったです![]()
こちらのお店、
店外でも食べることができるようです。
天気が良ければ、自然を眺めながら蕎麦を食べるのもいいですね![]()
食堂を出ると、
同じ建物内に何やら展示されているスペースがありました。
こちらは、「芸北 高原の自然館」という施設です。
芸北の動植物に関する展示がされています。
中にはクマの剥製も・・・![]()
近づいて見てみると、
目が結構怖い。
牧野富太郎に関する展示もありました。
どうやら牧野富太郎が、
この八幡高原に調査で訪れたようですね。
実物の牧野富太郎が、
この地を訪れた際に撮った写真も飾られていました。
牧野富太郎って、朝ドラの主人公と同じく、
小柄なようですね。
イラストもありました。
植物の他、採集道具なども描かれています。
朝ドラの中でも出てきた、牧野万太郎の妻・寿恵子にちなんで命名された「スエコグサ」も描かれていました。
そして、牧野富太郎の直筆をレプリカした掛け軸も展示されています。
朝の連ドラ「らんまん」が終わったはかりなので、
興味深い展示でした。
そして、この後は、
赤蕎麦の花が咲いている蕎麦畑へと向かいました。
青空の下、中国山地に伸びる一本道が続いています。
途中、牧野富太郎の句碑を通り過ぎると、
目的の蕎麦畑が見えてきました。
赤い蕎麦の花が咲き乱れています。
普通は蕎麦の花は白色なので、
赤色とは珍しいですよね。
蕎麦畑の花の鑑賞を終え、
帰路に着きます。
八幡高原の秋はもう終わりそうです。。。
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