大きな虹です。
金沢駅と虹。
明日は晴れになるでしょう。![]()
さて、
ホテルで18時過ぎまで昼寝をしたのち、![]()
再び金沢の街へと繰り出しました。
今宵の居酒屋を見つけるためです。![]()
ところが、
金曜日の週末ということもあってか、
訪れたお店はどこも予約で満席。
2時間、3時間待ちという状態でした。![]()
北陸新幹線が開通して以来、
金沢は観光ブームで沸いていると聞いたことがあります。
おそらくこの日は、地元の方だけでなく、多くの観光客が
夜の街へと繰り出していたのだと思います。
どこのお店も満席。
当てもなく、2時間以上彷徨っていました。![]()
でも、
片町は金沢の繁華街だけあって、
なかなか面白そうな、怪しそうな店がたくさんあり、
さまよい歩きだけでも楽しかったです。![]()
怪しいネオンを出す、
何をサービスするのか分からないお店もありました。![]()
興味が湧いて来ます![]()
そうこうしているうちに、
かろうじて入店できるお店が見つかりました。![]()
すでに午後9時を過ぎています。
入店したのは「旬魚季菜 とと桜」さん。
中に入ると満席状態で、活気が漂っていました。
あとから分かったのですが、
「とと桜」さんはかなり評価の高いお店でした。![]()
メニューは手書き。
しかもかなりたくさんの品数となっています。
地元の郷土料理も写真付きで分かりやすく紹介されていました。
このお店への期待度MAXです!![]()
角ハイボールとともに配膳された突き出しも、
手作りで美味しそうです。![]()
石川県といえば海産物が有名ですので、
まずは刺身を注文することにしました。![]()
メニューを見ると、たくさんの刺身が載っています。
「のどぐろ」が有名ですが、
私のいるところは「のどぐろ」が多く獲れるので、
別段珍しくありません。
迷ったあげく、注文したのはツブ貝の刺身。
ツブ貝の刺身も良く食べてはいるのですが、
実はツブ貝はヌメリがあり、その処理が重要です。
しっかりとヌメリを抜かないと美味しくありません。
届いたツブ貝を食べてみると・・・
大粒で、しかも、ヌメリはなく絶品のお味でした。
小さなおけ樽に入っており、見た目も楽しめる工夫がなされていました。![]()
続いて、
私がお店のレベルを図る指標としている
だし巻き卵も注文してみました。
料理名が「一番だし巻き卵」となっていることから、
一番出汁で作った卵なのでしょう。
期待しながら食してみると、
やはりこちらも絶妙な出汁加減のお味でGOOD!
これまで食べただし巻き卵の中で、一番かもしれません。
注文する料理がすべて美味しいので、
調子が上がり、次々と注文。
新たに注文したのは、
能登の牡蠣料理「牡蠣の昆布焼き」です。
めずらしい料理ですよね・・・
こちらがその品。
しっかりと昆布の上に牡蠣が載せられて供されました。
味も昆布のお味が牡蠣に染みこんでおり、
美味しいのはもちろんですが、初めて食べた料理だったので
感動しました。![]()
美味しい和食料理に合うアルコールは、
やはり日本酒。地酒を注文しました。![]()
「天狗舞」にしようか迷いましたが、
選んだのは「手取川」の純米大辛口。
ツブ貝の刺身に地酒の冷酒。
最高の組み合わせですね。
こちらも私の大好物、揚げ出し豆腐を注文しました。
「能登あおさの揚げ出し豆腐」という名前でしたので、
能登産のあおさを使用しているのでしょう。
あおさのりの風味が感じられました。
中は柔らかく、薄衣で揚げられており、
まさに料理のお手本となる味でした。![]()
冷酒を飲み干したあとは、
熱燗を注文したところ、独特の徳利で来ました。![]()
石川県ですので、九谷焼かと思いますが、
何とも味のある陶磁器ですね。
こちらも変わり種。
「里芋の黒七味揚げ」です。
こちらも郷土料理、「加賀蓮根 磯辺揚げ」
磯の香りを楽しみながら、カリッと揚がった蓮根を
日本酒で流し込みます。
シメです。
ご飯とあら汁。
たくさんの具が入っていました。
今回おじゃました「とと桜」さん。![]()
約2時間滞在させていただきました。
カウンターから厨房が丸見えで、
調理している様子がよく分かります。
調理人の皆さんは全てきびきびと動き、
一寸の無駄がない行動をされていました。![]()
しかも・・・
皆さん、見た感じが20代の若い料理人ばかり。
料理の経験年数は少ないと思うのですが、
これほどレベルの高い料理を出すということは、
料理の才能がある方ばかりなのでしょうか。
感心してしまいました。
そして、このお店で感心したことがもう一つあります。
それは、料理人でけでなく仲居をする従業員の方の動きです。
料理を注文する際にも、
料理を届けてくれる際も、
おもてなしを感じさせる所作をされるのです。
お仕着せではなく、さりげなく自然にサービスを供する姿は、
こちらの料理同様にすばらしいものを感じました。
今回訪れたお店「とと桜」さん。
本当にすばらしい料理屋さんでした。![]()
このお店へ来るためだけに、
金沢旅行をしても良いと思わせるほどです。![]()
久しぶりに、すばらしいと思える料理屋さんに来ることが出来ました
ありがとう、金沢!![]()
タクシーで金沢駅まで帰ります。
ネオンが照らされている金沢駅がキレイでした。
こうして、
2日間に渡る金沢の旅は終了しました。
翌日は、金沢を離れ、火曜サスペンスの舞台にもなった
福井県にある東尋坊を目指します。![]()
つづく。
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