朝7時半にホテルを出発。
すでに通勤ラッシュが始まっていました。
金沢駅の前を通過します。
独特の造形美ですね。
金沢ICから北陸自動車道に乗り、
北へと移動します。
途中、親不知海岸近くで高速道路を降り、
「道の駅親不知ピアパーク」へと寄りました。
ここは新潟県糸魚川市。
親不知海岸は断崖絶壁が連なる海岸で、
古くから交通の難所として有名なところです。
以前、東北旅行に行った際に国道8号線沿いに通過したのですが、
道路が断崖ぎりぎりに走っていたり、
あるいは一部は海岸側に張り出して建設されており、
クルマで走行していても怖く感じた記憶があります。
逆に、それが景勝地として有名になったのだと思います。
「道の駅親不知ピアパーク」から南方面(富山・石川方面)を見た風景です。
高速道路がセリ出ていることが分かると思います。
道の駅の前は、季節外れの海水浴場で閑散としています。
それが、秋の寂寥感を感じさせました。
こちらは北方向(新潟・山形方面)を見た風景。
海岸が狭く土地がないため、道の駅も細長い形をしています。
糸魚川からは国道148号線へと入り、
一路、長野方面へと南下します。
国道148号線は新潟側から入ると、
片側一車線の狭い道路で、しかも急な勾配の山を登っていく道でした。
長野県側に入ると、スキーで有名な白馬も通過するなど、
標高1,000メートル近くの道路を通行しました。
たくさんの綺麗な山々が青く晴れた空に映えています。
黒部ダムへと向かうバスの連絡駅「扇沢駅」が近づくと、
長野の軽井沢のような避暑地でよく見る風景が続きます。
そして、糸魚川から約1時間半、
扇沢駅に到着しました。
黒部ダムへと向かうには、
ここから関西電力の電気バスに乗ります。
料金は往復2,610円。
高く感じますが、富山方面からアクセスするようりもずっと安く、
かつ時間もかかりません。
ここから黒部ダムまでは、わずか16分です。
電車のように改札口を抜けて・・・
バスに乗車します。
バスは3台あり、平日ということもあってか全ての乗客が
座ることができました。
約20分弱で、黒部ダム駅に到着。
ここからダムへ向かうこともできますが、
我々は上から眺望できる展望台があるので、
まずはそちらへ行くことにしました。
階段の数はなんと220段!
結構しんどいですが、
階段を上りっていくと・・・
山の岩肌にある展望台へ到着。
そこから眺めた黒部ダムです。
訪れたのは10月24日。
観覧放水は10月15日までで、すでに終わっている時期なのですが、
下流のダムが放水できず、そのために魚が死ぬ恐れがあり、
この黒部ダムの放水期間を延長していたそうです。
観覧放水はもう終わり見れないと思っていたので、
ラッキーでした。
ズームで捉えると、放水量の大きさに圧倒されます。
展望台からは周囲の山々も見渡せました。
案内の看板を見ると白馬岳や、
立山といった山々が見えるようです。
雪を冠っているのは、
白馬岳でしょうか。
またダムの下流方面を見ると、
険しい谷の合間に川が流れているのを見ることが出来ます。
しばし眺めたのち、
外にある階段から降りていきます。
降りて行くにつれ、
少しずつダムが近づいてきました。
下に降りると、
ダム湖も大きく近づいてきました。
上から眺めるよりもかなり大きく感じます。
そして、ダムの放水もまた近づき・・・
ほぼダムと同じ位置にたどり着きました。
ダム上部にある道を歩いていきます。
結構広い道幅でした。
ダム湖側からダムをみた風景です。
ダム湖の先には赤牛岳の山もみえます。
秋の陽光が気持ちいいです。
↓観光放水の動画です。
そして、ダム上部から眺めると・・・
ダム放水によってできた虹がかかっていました。
約1時間半ほど滞在した後、
再び電気バスのある駅へと戻ります。
トンネルのような通路を歩き、
再び改札付近へと戻ってきました。
多くの乗客が電気バスの出発時間まで待っていました。
黒部ダム駅を出発し、
約20分後、再び扇沢駅へと到着。
駅構内には、
写真撮影用の記念パネルもありました。
駐車場へ戻ると、
多くのクルマが駐車されていました。
平日でこの多さですから、
土日や祝日ですと満車となるのでしょうね。
20世紀の大事業と言われた黒部ダム。
プロジェクトXなど、数多くのテレビ番組でその偉業が
紹介されていましたが、実際にこの目で見ると、
そのスケールの大きさがよく理解できました。
旅行で数々の観光地を訪問しましたが、
これほど感動したのは久しぶりです。
満足感を十分に味わいながら、
この日の宿泊地、松本市へと向かう我々でした。
つづく。
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