9月10日。
北海道旅行4日目の朝。
この日は、北見市から知床方面を目指します。
途中、斜里町にある道ばたに「じゃがばた」のお店を発見。
「ポテトの里」と書かれています。
20年近く前に北海道へ来たときは、いたるところで「じゃがばた」を
売っており、買って食べた記憶があるのですが、
今回の旅では一度も見かけなかったので楽しみに入店しました。
ところが・・・
お店に入ると、新型コロナウイルス感染症のため、
「じゃがばた」は売っていないとのこと。
残念!!
しかし、ナゼか「蒸しトウモロコシ」は売っていたので、
それを購入。
「じゃがばた」を食べられなかったのは残念ですが、
「蒸しトウモロコシ」は美味しかったので満足でした。
「じゃがばた」のお店を出て、知床半島を目指します。
ジャガイモ畑の中を通る道を進んでいきます。
北海道らしく、まっすぐな道が続きます。
さらに平らな、まっすぐな道を進んで行くと・・・
着きました。
「天に続く道」スタート地点です。
「天に続く道」は、斜里町にある約18キロの直線ルートの道で、
道の先が天につながっているように見えることから、
この名前が付けられたそうです。
確かに、果てしなく続いているように見えます。
「天に続く道」を出て、知床峠に入る前に、
道の駅が見えました。
まだ新しそうな建物です。
正面には、
「知床 世界自然遺産」と書かれた看板もありました。
知床へ来たという実感が沸き、気が高まります。
そして、ついに知床へ。
知床五胡やフレペの滝のある道を進みます。
途中、道ばたでエゾシカを発見。
更に進むと、今度は、雄のエゾシカが・・・
立派な角ですね。
エゾシカは逃げようとはしませんでしたが、
逆にこちらは近寄りがたく、道を挟んだ反対側から撮影しました。
更に道を進むと、知床五胡へ行く拠点となる駐車場に着きました。
ところが・・・・
駐車場の係員によると、熊が出没したため、
五胡全ては見られない、とのこと。
ただし、一湖だけでよければOKだそうです。
残念ですが、せっかくここまで来たので一湖だけでも見に行くことにしました。
ここから先は歩きです。
高架木道を進むコースを選びました。
天気はぱさつきの雨が降っていましたが、
遠くには、知床連山が眺められ、気分は爽快です。
それにしても、この高架木道を造るのが大変だったと思います。
写真からは分かりにくいですが、橋の両端には電気の線が
張りめぐされています。
熊などが木道に上がらないように防ぐためのものでしょう。
手つかずの自然という感じです。
木道からオホーツク海方面を眺めます。
しかし雨のためほとんど何も見えませんでした。
1キロくらい進むと、ようやく湖が見え始めます。
あともう少しです。
そして、ようやく到着。
知床五胡の一湖です。
知床連山をバックに、湖にその影が映っています。
何かあるわけではありません。
というより、何もありません。
ただ山があり、湖があるだけです。
でも、手つかずの自然を感じることができます。
あの遠くに見える知床連山の一つが羅臼岳なのでしょうか?
できればトレッキングもしたかったのですが、
先ほども言ったように熊の出没によりそれはできません。
残念です。
この後、雨が本降りになり、急いで駐車場へと引き返します。
駐車場近くに、お土産屋さんらしき建物があったので入ってみました。
店内には、知床にちなんだおみやげがたくさんあります。
お店の端には、エゾシカの剥製らしきものがありました。
お土産屋さんのとなりには、「知床五胡フィールドハウス」と
書かれた建物もありました。
中に入ると、今度はヒグマの剥製がありました。
そして、そばの説明には、
人間が野生の熊にえさを与えたために熊が殺されることなった、
という説明が掲示されていました。
むやみに熊にえさを与えると、それが当たり前となり、
人間の居住地にまで来てしまうことになるそうです。
そして、肉の味を覚えてしまい、人間を襲う可能性が出てくるため、
射殺せざるを得なくなるようです。
良かれと思ったことが、自然界での生態を乱すことになること例です。
ちょっぴり悲しいお話です。
フィールドハウスを出て駐車場に戻ると、すでに13時過ぎ。
これから知床峠を越えて羅臼に抜け、更に釧路市へと向かいます。
釧路まで約230キロ。
激しい雨の中、寂しい景色の中を釧路へと急ぎます。。。