東京国立近代美術館でのフランシス・ベーコン展を観ました。
公式ページ http://bacon.exhn.jp/
対象は人物中心の具象物でWikipediaでも具象画家ということになっていますが、
・ 一旦肉体に解体して組み立てたような感じがあったり
・ 無意味に絵の具を載せてみたり
・ 絵と絵との間の空間をデザインしていたり(三幅対)
などと抽象画の面も感じさせます。
行くまで知らなかったのですが、なぜか色々とダンスとの関わりが。
・ 紫綬褒章受賞のバレエダンサー熊川哲也が音声ガイドに起用され
・暗黒舞踏の創始者である土方巽の資料展示と映像上映があり、
・コンテンポラリーダンスの振付家フォーサイスのインスタレーションが展示されています。
どうしてこんなにダンスとの関わりが?
熊川哲也の解説いはく「この展覧会は身体性がテーマ」とのこと。
土方巽の映像は、「疱瘡譚」のソロ部分10分間ほどでした。
youtubeでも観られはするのですが、
映写されていたのは胸郭の動きや呼吸がわかり、なかなかに病的で不統一、
エグい感じでした。
注:「エグい」はダンスや舞踏の分野ではほめ言葉として使われます。
土方巽の舞踏譜も展示されていました。
ベーコンへの言及があったり、
「内臓の骨格に偏執的に関わる」
というふうな表現があったり。
これで譜面なんだ…
写真や切抜きを使った譜もありました。
舞踏は即興が多いと想像してましたが思い違いで、
身体の動かし方はともかく、イメージは相当に具体的に詰めていたことになります。
ウィリアム・フォーサイス出演のインスタレーションは、
高さ3メートルはあろうかというLEDパネルを6面
(表裏なので3台)使ってフォーサイスの動きを上横前の三面から映す大きなものでした。
ベーコンの遺作からインスピレーションを受けた動きとの事でした。
三幅対とも関係あるのかな。
しかし2005年の製作のでかいパネルを、よく保存しているものです。