2月10日火曜日。
この日、卒業したゼミの卒業追いコンがあった。
毎度のようにお誘いが来ていたので、平日ではあったがなんとか駆けつけることにした。

もうゼミを卒業して4年になる。
それでもこうやって学生と繋がれるのは、一重に先生のおかげだ。
人と人を結び続ける先生のお仕事が、羨ましくも感じられる。
と同時に、こうやって卒業してからも先生にお世話になれることは、幸せなことだと思う。

今回は卒業生の旅立ちの場に参加できたこともとても嬉しかったのだが、
卒業以来ぶりに会う仲間二人に会えたこともとても嬉しかった。

一人は先輩。そして一人は後輩。
しかし同時期に机を並べて共に学んだ「同志」だ。

先輩は、留学に行って帰ってきたので、卒業が一緒になった。
今は横浜で働いているとのことだが、この春ご結婚されるらしい。
新たな人生のスタートが決まっているのが、晴れ晴れとした表情から伝わる。
色々と知っているので、少し微妙な気持ちになったが、
とにかく先輩の活躍している話、そしてご結婚が決まった話を聞き、
なにより元気そうな姿を見てとても嬉しかった。

後輩は、普通に卒業していれば現在社会人3年生のはずだが、
留学で一年、そしてもう一年多く学生生活を楽しんだので、
去年の卒業となり、現在社会人1年生。
九州で働いていて、さっそく海外とやり取りしながら、
自分のやりたい仕事をやっているとのことだった。

オレも今1年目の指導担当をやっているが、この後輩のように
社会人としての責任と向上心を持たせながら業務に就かせるには
どうしたらいいのか考えてしまった。
どうしても甘やかしがちになってしまうが、
この後輩のように厳しい環境に身を置かせた方が成長するのだろうか。

とにかく、共に机を並べて学んだ後輩の活躍話を聞けて
とても嬉しかったし、なんと彼女は有休を取って九州から駆けつけたという。
その心意気もとても素晴らしいと思った。
元気そうでなによりだった。

今年卒業するゼミ生もそれぞれに留学行ったり、
なんだかんだで二年卒業が遅れてしまったりと、
皆それぞれに個性が強烈なキャラクター。
みんなとても頼もしい後輩だ。
きっと社会に出てからもフル活躍するだろう。

そして新たなゼミがまた4月から始まるということで、
その頃には5年目になっているオレも、新たなスタートに向けて
さらにがんばらねば、と思ったのだった。

カラオケオールの三次会抜けて、午前2時タクシーで帰宅。。。
行き着けの美容院で髪を巻きました。

7年くらいずっと同じ美容室、同じスタイリストさんなのでオーダーも丸任せ。
「大人っぽくして下さぁい」
多分大学生の頃からずっとこのオーダー。 芸がないので今回から「大人っぽく、知的に」に変更しました。

知的さは、知る努力をしないと身に付きません。

やっぱり?


洗髪してくれる20歳くらいのお兄ちゃん、お姉ちゃんには、いつも商品の営業をしてしまう。

接客商売、話すネタが幅広い方が絶対いいよ?箕面マダムを満足させたいなら生活面と文化面は必須でしょ!みたいな。
いやさすがにここまで言わないけど、話のネタに困っている新人くんを見ているとうずうずする。
読む?!ていうか読めよ!!みたいな。

今日の山口くんは、栗原千明ファンと聞いたのでテレビ面をあげた。たまたまインタビューが載っていた。

嫌な客。^^;


いつか美容師さん対象の新聞の読み方講座をやってみたい。


モノレールに乗りながらこの日記を打っていたら、降りる駅を間違えた。
早く降り過ぎた。ここは阪大だ。

他人さまへ勉強会を開く前に、自分に年相応の知的さがあるのか、かなり怪しい。
(´・ω・`)
帰省して、20年ぶりくらいに凧上げをした。
結婚間近な27歳の従兄弟は、凧を買った張本人。付属したやつより長い凧糸を大人買いし、80メートル近く上がった凧に大満足。
「ガキどもー、参ったかー」
お主がガキぢゃ(笑)

27歳の夫
「…(無言で操り続ける)」←結構楽しそう。

26歳の私
「あたしも、あたしも」とせがんで、糸繰りを代わった途端、凧急降下。
「うわ堕ちて来た!もういい」とだらだらになった糸をそのまま夫に返す。

仕事でも、それやってんじゃね?

車で爆睡の叔父。

あたしたち、まだ子どもたちだなぁ。1RIVER 'Home Sweet Home' blog-090101_1408~02.jpg
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年の瀬の商店街が好きだ。

売るモノはそれぞれながら、どこの店舗も
いつもより忙しそう。
買う方もどことなくせわしないから、
必死で売る→必死で買う=活気が出る。

今の世、お店が忙しいというだけで
何となく元気が出るように思うのだ。

にぎやかな様から、財布の紐を緩めそうになる。
これを期に必要なモノを一気に買ってしまおうかしら、と思う。
ダメダメ、色々なモノが新年に必要な気がして、
慌てて財布をしまう。

今週は、1週間で3回も商店街を歩いた。

西宮・甲子園口商店街で
モスチキンとクリスマスケーキを買う。
無くなりかけたメイク落としと大掃除用具を買う。
八百屋さんで鍋用に大根を一本買う。なんと50円!
金物屋さん、ドラッグストア、食堂、布団屋さん。
歩いているだけで楽しい。

東灘区の岡本商店街で
本を一冊買う。
ご挨拶先に差し入れの肉まんを買う。
帰りにホットドッグ専門店でチーズドッグを食べる。

神戸・元町商店街で
100円SHOPになんて入ったものだから
年賀状ホルダーに可愛い封筒に
氷を掴むトングまで、買ってしまう。それでも315円。

ヒデ君との待ち合わせ時間までまだ30分以上あった。
そこで見つけてしまったのが、文具店。


文具店は特に好きだ。
大型ショッピングセンターの文具コーナーではなくて、
本屋の端や個人でやっているところが好き。
面白いペンを色々試し書きしたり
いつ仕入れたか分からない古びたモノを見たり、
妙に高いけど使い勝手の分からない文具をひしひしと眺めて
たまにエイヤと買うのは最高に贅沢、と思う。

就職活動では、憧れていたマスコミ以外は、
単純に「好きなモノを売る」
という基準でエントリーしていた。
それが、印刷屋と文具メーカーだった。
文具メーカーの営業など、心密かに狙っていた。
紙とか工作とか文具が好き。それだけの理由だったので、
志望理由がうまく書けず、結局どこもエントリーで落ちてしまったけど。

とりあえず、ウィンドウショッピングにぴったりな文具屋を見つけたので
ああこれで軽く30分潰せるな、とほっとした。

名刺を整理するファイル。書いても消せるボールペン。
蒸れない指サック。封筒の封を切る電動のカッター(これが一番の贅沢)。
想像するだけで仕事がはかどりそうだ(あくまで想像だけ)!

レジでお店のおじさんとなんとなく話していると
手元の紙袋が目に入った、創業1876年。つまり創業132年?!
自分の会社よりも3歳年上。すごく長い!単純に感動した。

すごいですねと伺うと、ずっと元町で店を構えて来たんだと仰った。
ちなみに、老眼鏡の似合うその「レジのおじさん」は、
恐れ多くも4代目当主でいらっしゃった。

いい買い物したなぁ。
勝手に自分の行動に値打ちをつけたりして
ウキウキ歩いていると、そろそろ約束の時間。

駅に向かう途中で新年の準備に追われる商店街組合の人を見つけた。
2009年を祝う垂れ幕の向こうに、ポートタワーが美しかった。

仕事帰りのヒデ君は、たいそうお腹が空いていると唸った。
もう何回目になるのか分からないほど毎年来ている中華レストランで
蒸し鶏を食べながら、ウィンドウショッピングの戦利品について
色々と報告をした。

1RIVER ’Home Sweet Home’ blog-文具のサワタニ
1RIVER ’Home Sweet Home’ blog-垂れ幕とポートタワー
1RIVER ’Home Sweet Home’ blog-王さんの中華バイキング
2009/12/27の日記のつづき。

覚えているだけだけど、2009年に見た映画を記録しておこうと思う。

・オーストラリア
・ワルキューレ
・ウォッチメン
・ニセ札
・スラムドッグ$ミリオネア
・レッドクリフPartⅠ
・レッドクリフPartⅡ
・天使と悪魔
・ハゲタカ
・剱岳 点の記
・ディア・ドクター
・ウィッチ・マウンテン
・ノウイング
・グラントリノ
・サマーウォーズ
・時をかける少女
・セントアンナの奇跡
・そんな彼なら捨てちゃえば?
・G.I.ジョー
・南国料理人
・20世紀少年<第1章>
・20世紀少年<第2章>最後の希望
・20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
・BALLAD
・しんぼる
・沈まぬ太陽
・なくもんか
・カールじいさんの空飛ぶ家
・パブリック・エネミーズ







・オーストラリア
たまたま、笑っていいともにヒュー・ジャックマンが出てて、とてもいい人そうだったので見てみた。ガーデンズで初めて見た映画だと思う。
オーストラリアって、とても好きな国だけど、先住民のリアルな野獣感が感じられる内容だった。そして、ニコールキッドマンが強い女性を見事に演じていた。

・ワルキューレ
トム・クルーズはかっこいいと思う。この作品は歴史作品なので、ノンフィクションさがあってよかった。ハッピエンディングが多い中、主人公が結局作戦失敗して撃たれて死んで終わるという衝撃の結末は、新鮮で逆に良かった。

・ウォッチメン
ウィークエンドシャッフルで大特集してたから見に行った。なんだかよく分からないヒーローもので、ちゃっちく思えた。ロールシャッハが印象に残るキャラだった。

・ニセ札
大失敗。内容がない、薄い作品だった。。。

・スラムドッグ$ミリオネア
インドの映画だったかな。出てくるCASTから何から、新鮮だった。でも、ミリオネアの番組の進行とかは、まるっきりパクリなんじゃないの?

・レッドクリフPartⅠPartⅡ
金城武って、すごい俳優さんだと思う。中国語ペラペラだし。ジェット・リーさんも好き。

・天使と悪魔
トムハンクス。キリストの映画はなんとなく肌に合わないから残念だ。

・ハゲタカ
テレビドラマ見てたし、とりあえず見るしかないでしょって感じで見た。大森南朋さんってものすごく上手い俳優さんだと思う。

・剱岳 点の記
映像を実際に山に登って撮ったとのこと。確かにものすごいリアリティは感じられた。静かな映画だったけど、味があった。香川照之さんって今年何本映画出てた?めちゃくちゃ忙しかったんじゃないかな。浅野忠信って、演技下手じゃない?

・ディア・ドクター
鶴瓶味のある役者さんだね。瑛太も味ある演技だった。八千草薫さんが素敵だった。田舎の映像が好き。

・ウィッチ・マウンテン
ノリで見たけど、ホントつまらんかった。キリスト思想は肌に合わん。

・ノウイング
トレーラーではすごく魅かれただけに、実際に見てガッカリ。結局キリスト思想じゃん。

・グラントリノ
クリントイーストウッドってこんな感じのおじいちゃんじゃないかなって思ったけど実際はどうなんだろう?子供の純粋無垢さが好きだ。いい子にも悪い子にもなる。エンディングが素敵すぎる。

・サマーウォーズ
これもウィークエンドシャッフルで特集してたから。見てよかった。本当によかった。最高の映画だった。細田監督って天才じゃない?家族みんなで一緒にご飯食べるって、ホント大切だよね。

・時をかける少女
テレビでやってたのをたまたま見た。これも細田作品だっけ?「高校生」の勢いが心地よかった。

・セントアンナの奇跡
これもけっこうノリで見たけど、子供の純粋無垢さが好きだった。あの子供が大きくなった役の人って、クリスペプラーに似すぎじゃない?

・そんな彼なら捨てちゃえば?
ガールズトークって感じだね。女の子が好きそうな内容だった。

・G.I.ジョー
勢いがいいだけな気がしたけど、日々仕事で疲れてたから、それはそれで良かったかも。イ・ビョンホンは、カッコイイと思う。

・南国料理人
たみと一緒に見に行った。家定様(堺雅人)さんってなんだか魅力的な人だ。

・20世紀少年
テレビで1章と2章がやってたから最終章を見に行ったのだけれど、完全に術中にはまった。でもそんな言われてるほどひどい映画でもない気がするけど。太陽の塔とか昭和の時代とか懐かしくて良かったよ。でもスーダラーは確かにないわ(笑)

・BALLAD
名古屋で暇つぶしに見たんだった。ガッキーがツンデレで萌えた。

・しんぼる
まっちゃん。途中まではまっちゃんの世界でおもしろかったのに、何あのエンディング。キリスト思想持ち出してきて。途中まで良かっただけに、残念な結末だった。

・沈まぬ太陽
渡辺謙さん。人間的に大好き。3時間半もあったけど、全然長く感じなかった。サラリーマンって、辛いなぁ。オレはあんなにも会社の為に生きれないと思う。

・なくもんか
クドカンって天才だと思う。そして阿部サダオも。最高のコンビネーションだ。竹内結子があのCAST陣で浮いているように思ったけど、逆に素敵さが映えた気がする。めっちゃおもしろかった。

・カールじいさんの空飛ぶ家
最初の15分、セリフはないのに泣ける。オレ達には子供が出来てよかった。たみと一緒に、おじいちゃんおばあちゃんになっても、あんな夫婦になりたい。

・パブリック・エネミーズ
ジョニーデップの作品初めて見た。イマイチかっこよさが分からん。ストーリーも、薄かった。あの女をどうしてあんなに好きになったのかもよく分からんかった。銀行強盗はいかんよ。




一個一個極力短くしたのに、結局長くなってしまった(泣)
今年は24日25日が平日なせいか、あまり世間でも「クリスマス」的な雰囲気を感じられない。
そう、今日も会社の人は<いつも通り>残業をしていた。
それどころか、ここぞとばかりに机の中や金庫の中を整理して、皆いつもより「気持ち」、遅い。
すごく普通だ。

会社の、<家に帰ればお父さん>達も口々に言っていた。
「昨日すませた。」と。
クリスマス近くにちょうどよく、祝日があるじゃないか。


我が家も例に漏れず、昨日の祝日にささやかなクリスマス気分を楽しんだ。
晩ごはんは、箕面の「手作りハンバーグの店」。
オレ達にとっては原点である大切な店だ。
ここのクリスマスメニューの、「おつくり」が非常に美味。
多分あれは牛肉のおつくりだ。その上にゴマ油ベースの特製「たれ」をかけていただく。
本当に美味。これから始まるスペシャルディナーの世界へと心地よくいざなってくれる前菜だ。
手作りのハンバーグも毎度おいしい。ホントに「人の手で作った」感のある優しいハンバーグに、これまた優しい味の和風ソースがかかって出てくる。
家庭の味だ。
いつも通り変わらない味と雰囲気に、癒される。

一方でやはり変化もあるもので、学生時代に下宿をしていた
「ハイツレインボー」が丸々なくなっていた。
青春をすごした家がなくなっていて、なんだか胸にポッカリ穴があいたように感じた。
そこいら一体を地場不動産会社が地主から買い上げ、区画を区切って分譲されていた。
アパート経営も大変だもんね。あの地主さん売ったんだ。地主おばあちゃん元気してるかなー。

家に帰ってきて、タミコシにクリスマスプレゼントをいただいた。
オレも、買っていたクリスマスプレゼントをタミコシにあげた。
タミコシが「手袋ほしかったんよー」と言って喜んでくれた。


来年も再来年も、これからもあそこに帰ろう。
先期の営業成績は、がんばったおかげもあり、かなり良かった。
具体的には、支店で一番実績がよかったし、個人目標も達成できた。
時はたち忘れたころに、個人実績「部門長表彰」されることとなった。
支店で唯一の表彰だった。四年目でやっと会社に貢献できたのかな、と少し思った。

そのパーティに先日行ったわけだが、そこはさながら女性専用の立食パーティ会場。
オレの仕事は女性の方が圧倒的に人数が多い部門なので、当然といえば当然なのかもしれないが、その「表彰式」に男性が少ないという事態は、ある意味<男性もっとがんばれよ>的なことを反映しているのかもしれないな、とふと思った。

なんだかたいそうな表彰盾をいただいた。
ボーナスにも少し反映された。

仕事、がんばっていればこんなこともあるもんなんだな、と思った師走のとある一日だった。
中学校1年生の秋か、冬だったと思う。
母さんが当時働いていた職場のお客さん(?)から、二匹の兄弟ネコをいただく、という話になった。
その方は外国の方で、飼っていたネコには、
「チャーリー」と「ボボ」という名前があらかじめつけられていた。
当然英語で躾されていたからか(?)彼らは最初、「水」と言っても通じなかった。(正確には、反応しなかった)
「ウォーター」でもだめだった。
やはり英語らしく、「water」あるいは「ワロァー」と発音しないと、彼らはそこに「水」があるということを認識しなかった。(と勝手に思っている。)

その後愛ちゃんが、勝手にネコを一匹持ち込んだ。確かペットショップで飼い主を探していたところを名乗りでたんだったと思う。
額にMのマークがあるその子猫を、「ミミ」と名付けた。
当初ミカン箱に入れると自分の力で出ることができないほど小さなミミはすくすくと育っていった。
一番あとから来たくせに、誰よりも態度がでかく、いつもミミはヤンチャで、チャーリー兄とボボ兄のことをむしろ端においやるような態度だった(笑)
こうして、市川家に3匹のネコがそろった。

ボボは、白い毛がとてもキレイなネコだった。
ボボは、とても身体が弱かった。みるみるうちに弱っているのが分かった。
最初引き取るときから、ボボは身体が弱いと聞いていた。
オレが浪人していたある日、授業がなくて自習室で勉強していると、
急に妙な胸騒ぎを感じ、昼前に切り上げて家に帰った。
その日家に帰ると、すでに動かなくなったボボがいつもどおりにイスの上で横になっていた。
ボボの横に座り、夜になるまでずっと一緒に座った。
みるみるうちに、ボボは固まっていった。
その日の朝予備校に行く前、オレは弱っていたボボを抱き締めて、自分のベッドで一緒にあったまった。
そのときも、ボボが徐々に目を閉じていっていた。
オレは懸命にボボが目を閉じるのをさえぎり、そして予備校に行った。
でもその日、ボボは眠りについた。
でも、自習室で胸騒ぎを感じて帰ったからこそ、ボボの最期を看取れたから、よかった。

一番後に来たくせに一番態度がでかかったミミ。
チャーリーとボボの毛をむしり取ったりするほどヤンチャで手のつけようがないネコだった。
でも、それでも身体は大人になっても小さくて、とてもかわいい子だった。
ボボ亡き後チャーリーと二匹になって大丈夫かなと思ったけど、徐々にヤンチャミミが精神的にも大人になり、二匹の時代は平穏に過ぎていった。
オレが大学で大阪に出てから、ミミは様子が徐々におかしくなっていった。
かゆいからか、自分でお腹の毛がなくなるまでなめて、お腹の辺りが毛が全くなく、とてもかわいそうになった。
そして、ストレスからか、一番小さなミミはどんどんどんどん太っていった。
自分で動くのも苦しそうなほど。
そうこうしているうちに、愛ちゃんからメールが届き、ミミが亡くなったことを知った。
最期は太りすぎて、苦しそうにしていたという。

その、外国の方の家にネコを引き取りに行った時、
初めて抱っこしたのが、チャーリーだった。
以来オレは、3匹の中でもチャーリーを一番ひいきにした。
「チャーリー」と呼ぶと「ニャー」と返事をし、
「行ってくるね」と言うと「ニャー」と返事をし、
大阪に帰る時に「また来るね」と言うとやはり、「ニャー」と返事をした。
とても賢いネコだった。
ミミが亡くなってついに1匹になった後には、もう誰にも見られることのないことを知った賢いチャーリーは、とても甘えん坊になった。
二匹がいたときは、お兄さんぶっていたチャーリー。
1匹になってからはガラっとかわって甘えるチャーリーになった。
そんなチャーリーもおじいちゃんになっていき、だんだん肉も落ちていき、また、肩をもんであげるとものすごく気持ちよさそうにしていた。
ネコも肩こるんだな、なんて思った。
そして昨日、愛ちゃんから、チャーリーが亡くなったことをメールで教えてもらった。


オレの青春時代に、いつもこのネコたちがいた。
家に帰ればいつもいる安心感があった。
でも、生き物には最期がつきもの。
オレ自身ボボの最期にしか立ち会えなかったけど、ミミもチャーリーも、しっかりと思い出に残っている。

ひとつ、時代が終わったと思った。

タミコシがお供え物として鯛とお水をあげてくれていたのが、嬉しかった。


三匹のネコたち、素敵な思い出をありがとう。
ヒデ君の実家のチャーリー(猫)が亡くなったと聞いて、
思わずヒデ君の表情を確かめた。彼は、淡々と話を続けた。

サッカーの途中に訃報を受けた。
妹さんが、最期を看取ってくれた。
お葬式も、妹さんが行ってくれた。
14歳。長生きだった。

ヒデ君はチャーリーが大好きだったと思う。
彼の話の中で、チャーリーはいつも賢く、かわいかった。
彼の携帯には、チャーリーと戯れるヒデ君の嬉しそうな声が
動画でいくつも入っている。

猫アレルギーなのに猫好きという壁を乗り越えて
ヒデ君とチャーリーは繋がっていた。

表情から気持ちを確かめるのは、無粋なことだと思った。
夕食の後、実家から届いた鯛の塩焼きをほぐしたものとお水を、
タンスの上にお供えした。



今日は大阪芸術大学へヒデ君と一緒にお芝居を観に行った。
仕事で取り組む「女子大生のためのセミナー」を通じて知り合った女の子の
卒業制作を観に。

彼女は、大阪でスタートしたばかりの頃のセミナーに出席してくれた
いわばセミナー一期生。
総合大学から編入で大阪芸大に入ったという努力家で、
セミナーでも講演終了後に真っ先に声を掛けてくれた熱心な就活生だった。

新聞活用法で紹介したスクラップをすぐに始めてくれて、
「それがきっかけで興味の湧く業界を見つけた」と新しい
活用法まで発見してくれた。
悩みながらも大手人材会社に無事内定した、と聞いた時は
本当に嬉しかった。
そんな彼女の、卒業公演。

芸大生の多くは、卒業論文の代わりに卒業制作というものをするのだそうだ。
四回生の春から秋の多くをそれに費やすのだとか。
彼女達のミュージカルの演目は「Cross」。
「天使にラブソングを」を舞台化したものです、とメールにあった。

そういえば合唱部だった頃、定期演奏会で「天使にラブソングを」をした。
大阪芸大と比較出来るレベルじゃないけれど、少なくともわくわくする曲が
いっぱい流れるのが想像出来た。
どんな作品なんだろう。どんな音楽が流れるんだろう。
舞台芸術学科の彼女は、音響のチーフを担当している。
ミュージカルなんて行ったことないし、なんだか色々と未知の世界。

そして本番。
かなり立派な大学専用の劇場で、プロ顔負けの出演者たちが
踊り歌っていた。それはもうなんというかすごくて、
終わった後に心が幸せになる、エンターテイメントだった。

ミュージカルはステキだ、と思った。
歌だけじゃない、ダンスだけじゃない、台詞だけじゃない。
人と音と光と空気が一気に楽しめるなんて、すごいじゃないかと。
しかもライブ。待ったなしの、その場一回きりだもの。

私はラジオが好きだから、ラジオなら、と考える。
リクエスト曲とゲストライブとラジオドラマとパーソナリティーのトークが
いっぺんにやって来るようなものだ。
そりゃ大変だ。みんなで力を合わせないと。相当なチームワークがないと。

そう、そのチームワークがきれいにまとまった時、作品は完成なのかもしれない。

終演後、彼女は「これで大学生活の9割が終わりました」と言っていた。
社会人になるのが楽しみなようだった。

仕事は「作品」じゃないから一つ一つを「完成」させるのは難しい。
自分の納得いくようなものを完成させる、という気持ちだと、おそらく壁にぶつかってしまう。
でも、彼女が培ったチームワークと芸術のセンスは、
社会に出たらとても大切な力になると思う。
仕事をしていて、本当にそう感じる。

彼女なら大丈夫、と思った。