友人に娘さんの話を聞かされることがあります。
親なら我が子がかわいいのは当然ですし、それ自体を否定するつもりはありません。
でも、以前、聞いた瞬間にモヤモヤする気持ちになったことがありました。
友人がこう言ったんです。
「うちの“ひなちゃん”すごくかわいいの。
小学校の学芸会でね、隣の人が舞台のひなちゃんを見て
“あのかわいい子は誰?”って言ってたのが聞こえたんだよね」
……正直、反応に困りました。
これ、ママ友相手には言わないんだろうな、と。
子供がいる相手には、張り合いになる。
自慢っぽさも伝わる。
だから多少は気を遣う。
でも私は子供がいない。
だから、
「この人になら、いくらでも子供自慢しても大丈夫」
そんな扱いをされている感じがしました。
しかも、その友人、あとから振り返ると、私の職業を利用した頼み事も
とても多かったんです。
こちらの知識や手間は当然のように頼る。
でも、こちらの気持ちにはあまり関心がない。
だから今思うと、あの“ひなちゃんかわいい話”も、
単なる親バカではなく、
「この相手なら、自分の気分よく話せる」
という甘えや見下しが混ざっていたのかもしれません。
私はその後、その友人とは疎遠になりました。
理由は一つではありません。
でも、相手を都合のいい聞き役や便利な存在として扱う人とは、
やはり長くは続かないのだと思います。