ブログデザインですが、これまで使っていたプロの方に作ってもらったマチュピチュのデザインがなぜか突然消えてしまいました。何かと手放す時期なんでしょうか。

 

気に入って長年使っていましたが、そういうことだと考え、シンプルなデザインで再スタートです。引き続きよろしくお願いします。

 

 

*******************

 

母親は自分の子どもに常にやさしくあるべき。

 

そんな観念は根強いですね。

 

それが理想だし、自然にできればいいけど、そうでないと当事者が苦しむことになります。

 

たとえば、母親がわが子を泣かして喜んでしまうようなケースはどうなんでしょう?

 

 

 

以前参加したある勉強会でのこと。

 

学んでいたのは、要約すると人間関係を最優先事項にして行動しようといった内容でした。

 

他の参加者が、母親として幼いわが子に対して、洗い物などの家事をしている時に声をかけられるとどうしても邪険に扱ってしまうとシェアされていました。

 

こういうことを学んできて、家事をしている手を止めて息子にちゃんと向き合えばいいとわかっているのだけど、わかっていてもできない

 

それだけならまだしも、子供にいじわるな態度をして泣かせてしまうと、「やったぜ。泣かしてやった」と思っている自分がいると、つらそうに話すんです。

 

これを聞いて内心思いました。「それはしょうがない」、って。

 

それは、いわゆる「あかんやつ」が原因の可能性が大きいからです。

 

 

 

 

「あかんやつ」とはなんでしょう。

 

もちろん、このお母さんのことではありません。自分を見つめ、そういう場でシェアするのは勇気が要ることであり、正直で誠実な方だと思います。

 

あかんやつとは、別名インナーチャイルドといいます。

 

自分が幼いころ、親から愛されていると実感が得られなかったようなケースでつきがちな心の傷をさします。

 

実際にどうであったかより、本人がどう感じたかということです。

 

しかも潜在化していることが多く、つまりつらいので顕在意識的には忘れてしまっているが、潜在意識にまるまる残っているのでやっかいです。

 

ちなみに、生まれた時のトラウマ(バーストラウマ)が大きいいほど、インナーチャイルドも大きくなります。

 

自分が愛で満たされなかった分、子供を満たしてやるのを忌々しく感じてしまうというわけです。

 

母親らしくない、大人らしくない振る舞いですが、インナーチャイルドという名のとおり、子ども時代に傷ついた自分なので、子どもっぽい行動に出てしまうのです。

 

 

 

 

それから、そのお母さんは、長男にだけそれをしてしまう。下の息子は何をしてても可愛くてしょうがいない。長男だけいじめてしまうとのことでした。

 

このような話もよく聞きます。こういう場合、たいていそれぞれとの過去生での関係に原因があると考えられます。

 

親子になるような関係が深い魂は、近い関係で何度も生まれ変わって一緒に魂の学びを続けているケースが多いからです。

 

自分が幼いころ、似たような雰囲気の子どもに嫌なことをされた可能性もなくはないですが。

 

いずれにしても潜在意識下の話であり、自分がなぜそんな行動をとるのか本人にはまったく理解できません。

 

 

 

 

このようなケースでつらいのは、母親本人が長男を弟と同じように愛せないことに対して、罪悪感を感じたり、母親失格などとして自分を責めたりしがちなことです。

 

単にやってることを邪魔されるのがイヤぐらいのことなら、人間関係が人生の幸福を左右するといった重要な原則を学ぶと行動が改まったりします。

 

しかし、もっと深い部分が影響していると、自分の意思ではどうにもならないのです。

 

だから、それはどうにも「あかんやつ」なんです。

 

 

 

 

こんなことを思いながら話を聞いていました。

 

とはいえ、こちらも一参加者だし、面識もないし、黙っているしかなかったんですが。

 

このような場合は、自力でなんとかしようとしても苦労の割にはなかなか改善しないことが多いです。

 

または泣かしてしまうような行動を無理に押さえつけると、他のところに欲求不満のストレスがかかりやすくなります。別のところ(例えば身体)に弊害が出たりします。

 

インナーチャイルドや過去生のトラウマは、自分の意思やカウンセリングで話したぐらいでは容易に変化しない部分です。

 

ヒーリングでさっさと癒してよい親子関係を築いた方が、親も子も幸せになれるので得策と感じます。

 

結局こういうトラウマって、この長男も背負ってしまい、またその子に連鎖していっちゃいます。

 

ということで、もっと必要な人にインナーチャイルドやトラウマのことを知ってもらえるようしっかりビジネスをしようと思ったのでした。