ハルの子育てが始まりヒナが産まれたと同時にディースコが羽根を折ってしまい、見た感じ絶望的。

2日位ハルしか居なく、心配していたら羽根の折れたディースコが歩いて縄張りに戻ってきた。

原因はわからないが、推測ではタッパーと喧嘩した可能性が。

ディースコを捕まえようとしたが逃げる…

タッパーの森の方に逃げてしまい、タッパーが遊びに来た。

タッパーとディースコが並んで歩いたが、自然の厳しさがあり、タッパーは無視。

ディースコはタッパーの森に隠れてしまった。

タッパーは攻撃はしなかった。

一方ハルは子育てを継続、ハルの餌をあげてハルが取る虫をヒナにあげるという、人間とハルの不思議な絆がなぜか出来て、ハルは餌を取りに積極的に来るようになった。

また2日位した時、ディースコが普通に縄張りで虫を探している姿があり、奇跡的に羽根が治らないかなと思っていたけど、厳しい。

ハルは無情にもディースコを無視した感じが続き、ディースコが餌を取りにくるのだけどハルがディースコの分を横取り、
自然は厳しいなとディースコが可哀想過ぎる(;_;)
てことでディースコ専用の餌を袋にいれディースコに直接投げ込み食べていた。

完全にニワトリ状態のディースコだが、ハルが侵入者に威嚇するとディースコも地上から怒鳴り散らす応援、この繰り返しからハルの変化が…

ハルがディースコを意識し出し、近寄るようになった。

一方ディースコはどうやらヒナにあげる虫を探していたらしく、ハルが来ると虫を吐き出し、ハルが取ってヒナにあげるという嬉しい夫婦の風景が見られた。

ディースコは夜、身を隠す為、低い木中に隠れていたがキツネや猫もいるので寝れない日々が続いていたと思われる。

餌はヒマワリの種やいろいろばら蒔いたので餌は困っていないが水が無い。
ビニール袋にパンをいれ水に浸しディースコにあげるとうまくいったので毎日あげた。

しかし、ディースコの不運はまだまだ続く。

ディースコの森の枝の伐採が行政から入り、とうとうディースコの森の順番に。

仕事から帰ってきたら既に伐採され、ハルのヒナも駆除された。

ところがハルは何回か駆除されているのでケロッとしていた。

ディースコはうまく逃げてうろうろしていた。

次の日、伐採した業者がいたので、うるさいカラスいましたね位の近所の人装い、経緯を確認。

腹の中で激怒してたおれは造園会社に殴り込み、伐採の理由のみの話からカラスのヒナ駆除と鳥獣保護法違反の疑いを問い詰めた(..)

札幌カラス研究会の中村さんに電話で鳥獣保護法の知識をある程度聞き、ほどほどに業者を問い詰めてみた。

結論から言うと雑に扱い、駆除したヒナは他の枝と一緒に生きたままゴミ清掃車の圧縮で死んだという話。

その後、ディースコは高い木にうまく低い木や枝をつたい上がれるようになり、ハルがずっとディースコと一緒に夜もいる護衛役をやっていた。

キツネが夜中きてハルが追い出しこれならひと安心(・・)

ハルは巣を作らずディースコと一緒に縄張りを維持する選択をした。

日が経ち、ディースコは飛ぼうとしたりしたが羽根はやはり戻らない…

時々ディースコがかなり落ち込む姿がありハルが寄り添う。

おそらく骨折や怪我は二週間位で治るとわかっていたみたいで、治らなかったから落ち込む事が増えたと。

ハルはある日察知してディースコの折れた羽根を突っついたり引っ張ったり、数時間その場をディースコと動かず寄り添う場面が…

その後、新しい生き方を進もうとディースコは地上、ハルは空を…と役割ができ普通に生活、ディースコは木から電線に移り、他のカラスに威嚇等元気になった。

ところが!
また不運が…

実はこの時、タッパーとベルが子育てをしていて、ハルがいるのでタッパーはこれなかったが、ベルが巣から出れるようになりディースコの森に侵入するようになった。

縄張りから少し離れたディースコのねぐら付近から来れなくなり、餌をそっちに運ぶので凌いだ。

しかしタッパーのチビが育ちチビがディースコの森に来るように。

これまた4羽のチビが来て大騒ぎ、チビたちはディースコのねぐらの木にまで行くようになり、ディースコとハルは更に移動、ハルの姿は近所で見るがディースコは探しても見当たらなくなってしまった。

少し離れた場所に森があるのでそこでうまくねぐらの木を見つければまだ生きていると思う。

タッパー家族はやかましいくらい元気(・・;)

カラスが激減しているので、ディースコを追い出してしまったが、タッパーのチビたちも無事に巣立ってほしい。

ハルはまだ付近にいるが不思議な事に、おそらく去年のハルとディースコの子がハルと一緒にディースコの森に来たり近くにいるらしく、去年のチビはうちの前を通過するとき必ず鳴く。

特徴あるメスのチビでハルと一緒に飛んできた。

おそらくそのチビの相手のオスもいてディースコの縄張りで威嚇、ハルがチビカップルにディースコの縄張りを渡すのではと観察中。

タッパー夫婦が警戒し出してるがハルもいるので部が悪い。

しかもハルが出来ない海猫(カモメ)の泣き真似の威嚇をチビは取得していて、ハルに似て強そう…

オスはまだ若い様子。

ブトとボソのチビ達が高い場所を飛行出来るようになるとハルとハルのチビ夫婦の動向が注目される。

タッパー夫婦は追い出される(..)

ハシボソカラスのハル(メス)とディースコ(オス)は今年で観察から確か6年目になるのかな(..)

毎年ハルは、2月3月の巣作りが始まる前にウォーミングアップを始める。

ちび達が巣立ちをするとカラスなのだけど、人間の小中学生の女の子位の性格になり、女の子らしい振る舞いが見られるようになる。

犬や猫には無い性格で、人間ならモテる女の子の見本みたいな!

ところが子育て時期になると、超攻撃型戦闘機になり毎年バージョンアップする(・・)

子育てのベテランになりつつも、ハルが攻撃防衛力を高め続けるのは何でだろう?と。

ハシブトカラスのタッパーとベルに対抗するために飛行技術を身につけていってたのだが、数年前にタッパーがハルに尾羽スッカスカになるくらい引っこ抜かれて以来、ハルを怖がるようになって避けている。

タッパーはハル以外には強いがハルだけは逆らわない。

それでもハルが強くなる理由はディースコが頼りないから…

ではなく、

どうやら人間であるおれを意識している可能性がある(..)

実は観察していると、タッパーがハルに逆らわなくなってから、ハルとディースコは観察中に交尾をするようになった。

おそらくハルの縄張りの主張の意味がありそれを見せてるのかなと推測しているのだ(..)

ハルは毎年必ず子育て前に強さのアピールとして、新しい飛行技術を人間(自分)に見せる。

ハシボソカラスのメスはオスをそんなに頼りにしない単独性が強く、オスも割とその傾向がある。

なので子育て時期は常にディースコの行動を把握していて、ディースコが縄張り警備が甘いとハルが動く。

外敵の侵入もディースコの対応が弱いと動くが、ディースコの餌の隠し場所とか細かいとこも、問題あれば餌を隠し直す位チェックしている。

仲は良いのだけど基本、オスは居候の手下的な扱いでもあるのが現実かも知れない(..)

去年はチビが冬までディースコの森にいたのだけど、ハルが許したのでディースコも強く追い出すことはしなかったのだ。

ディースコはチビに餌を取らせないがハルはこっそり取らせたり、ちょっと不思議な生態が見れたりする。

ディースコの森は、人間の他にキツネや猫、小鳥やトンビ、オジロワシやチゴハヤブサと天敵となる生物が多い中で、ハルは子育てをする。

その為に強さのアピールをし、天敵が近寄らないようにするのだろうと考えられる。

今年はトンビの飛行技術を身につけ人間にアピール、タッパー夫婦にはタッパーの森に殴り込み、
報復でタッパー夫婦がディースコの森に殴り込みに来たが逆に木から動けなくなり、撃退された。

そのハルを最も頼りにしているのはスズメ。

ハルの巣の周りにスズメが集まりハルは攻撃をしない。
スズメはディースコには少し警戒する。

タッパーは食べるのでスズメは逃げる。

スズメはハルの子育てに合わせて子育てを始める。
天敵のタッパーやハシブトカラス、トンビも近寄れないのでスズメも一緒に子育てを始めるみたいだね(..)

春だね。


番外編

先日、夜中にあまり聞かない野生動物の叫び声が聞こえ、何事(゜゜)と窓を開けたらキツネが鳴きまくっていた…

近くに猫がいて、どうやらディースコが隠したビーフジャーキーを見つけて取り合いしてたらしい笑っ

ジャーキーは猫がゲット!
キツネは怖かったのか襲われないように鳴きながら威嚇して逃げていっちゃった。

自然動物の嗅覚は凄い。

ディースコ&タッパーの森、弱肉強食の順位

オジロワシ>チゴハヤブサ>ハシブトカラス>ハシボソカラス>トンビ>猫>犬>キツネ>ヒヨドリ>スズメ


いきなり交尾を始めるハシボソカラスのハルとディースコ(..)
今年も子育ての時期になりました。

ハシブトカラスのタッパーとベルも巣作りを始めた様子で見える位置だけどしばらく遠目にお別れ。
もう六年?七年?この4羽のカラスと出逢い観察を続けて早いなーと思いつつあいつら…

元気だなおいっ(・・)て感じ。
人間と同じ人間に一番近い?社会的動物なのだけど、似てるけど生態が違う為の攻防による、共存から生まれたものはとてもシンプルなんだけど無駄がない。

謎が多かったハシボソカラスの生態もわかってきた!

一方ハシブト夫婦のタッパーとベルは相変わらず面白い夫婦生活をしているのだ。

他にもオジロワシ、白昼、マガン等々いろんな鳥たちが姿を見せた。

そんな観察の話をまた書きます(・・)