ハシボソカラスのディースコとハルの夫婦とハシブトカラスのタッパーとベルの夫婦の子育て日記(・・)

今年、ディースコ夫婦は3羽のちびたちが産まれ只今、順調に巣立ちにむかって訓練中。

というか巣立ちする気がないみたいな(..)

ディースコ夫婦は子育てのベテランなので、安定感がありビクビクしていないのがわかる。

犬や人間が近付いても経験を活かした対応が多く、無駄に威嚇しない深追いはしないなど、ちゃんと見て判断しているのが、知能の高さを感じる。

ちびと親の子育て中の関係ややり方は、人間の子育ての見本で無駄がない。
怒るがすぐ愛情をあげる行動が多く、一方かまわない、放置するなどもあり、ちび達が成長していくのが観察で見られる。

一方ちび達は暴れまくりで面白い(・・)

ディースコとハルがチェックした人間のおやつは食べてオッケーなのだが、ちび達が人間に餌をせびるのはディースコとハルに怒られるのだ。

親にねだるように人間に羽をパタパタさせて口を開けたらディースコが怒りちび達はやめる。

が!さすがにちび達もお腹が空いてると言うことは聞かない!

面白いのは1羽のチビはくれ!(・o・)とパタパタするのだけど、隣のもう1羽はやっていいのか迷ってちっちゃくパタパタする可愛さがチビっぽい。

人間から貰うのは危険なので、親の行動や様子を見て許しているならチビに直接あげるようにしている。

実はあげちゃいけないのだが、そこは親カラスが調整してくるのだ。

ダメな時は連れて来ない、取り上げる、もうあげてはダメというタイミングで連れていく等あり、直接拾って食べてよい時と親が口にしてから食べさせる、落とす等かなり細かく人間との距離を考えているのだ(・・)

連れてくるが餌をあげちゃダメな時はディースコかハルが人間に鳴き声で伝える。

チビに食べさせ一旦離れてディースコかハルだけ食べる餌を貰いに戻ることもある。

食べ過ぎはなく、余ったのを隠す練習もチビはやっている。

基本ヒマワリの種や鳥の餌なのだけど、加工の肉系は必ず食べたあと虫を食べさせる。

チビ単独でも虫を食べるので、親の言うことをちゃんと聞いて行動するチビ達なのだ。

一方タッパー夫婦はディースコのチビがでかくなったのを見計らって、ディースコの縄張りに来るようになってきた。

ディースコとタッパーは長い付き合いなので、強い敵視や警戒は少ない。

一応怒るディースコとハルだが、タッパーはディースコのチビ達には絶対攻撃しない姿勢を貫いてるので、ディースコ夫婦もチビに近付くのを怒るまではあまりなくなっている。

ディースコとハルが見張る真ん中でチビ達が投下される餌を取り合っている中にちゃっかりタッパーも加わってチビ達と一緒に取り合う光景もあるのだ。

ディースコのチビとタッパーが並んでとまってる姿もあり、チビがタッパーに警戒しないおかしな関係も。

むしろタッパーが餌を木で食べていたら貰おうとチビがタッパーの所にいくみたいな面白い場面もある。

この時タッパーは直接あげなかったが、餌を少し落としてチビが取るという、タッパーの意図的行動なのかわからない場面も。

しかし図々しく居すぎると、ディースコとハルに追い出されて遠くでタッパーとベルが文句言ってるといういつものパターンもあり。

ハシブトカラスとハシボソカラスの関係は共存共栄があるので、共通する敵には協力体制を取る。

これは若いカラスの夫婦同士ならまだ難しいのだが、毎年やり合ってるうちに、協力体制が築かれていき、例えばディースコ夫婦がいない時は、タッパーがディースコの縄張りを守る事もよくある。

とはいえタッパー夫婦はディースコの縄張りの人間から餌を貰うのが目的でそれを可能にするベストな関係を実行しているだけなのだけどね。

もちろんタッパーは他のハシブトカラスにも入られたくない訳だ。

ディースコのチビに手を出せば追い出されると学習して行動を考えている。

ディースコもそれをちゃんと認めタッパー夫婦の縄張り侵入を許している知能がある。

が!

実はタッパーの嫁のベルは、縄張り意識が強く負けず嫌いという性格で、ディースコの縄張りを取ろうと主張してくる事がちょくちょくあり、そのたんびに出入り禁止になるといういつものパターンもある。

大体強引にタッパー夫婦が縄張りに侵入し餌待ち、ディースコ夫婦の攻撃に耐える事でまた少しディースコ夫婦の警戒を緩ませるという繰り返し。

タッパーは不思議なやつで、餌を一時間位じっと出てくるまで待つ事もある。

つーか、タッパーのチビ達はどーしたんだとたまにあるのだが、割と放置してるのがタッパー夫婦。

今日はチビタッパーが1羽、タッパー追っかけてディースコの縄張りに来たがディースコとハルの洗礼を受ける事に。

タッパーは無反応。

それがタッパーの子育てなんだろう。

ハシブトとハシボソの違いはいろんなとこにあり、子育てにも違いがある。
ブトは群れの習性があるがボソは群れの習性は無いが、ブトに対抗するために群れ行動があると見るのが正しいだろう。

ボソは教える事が多く時間が掛かるため、ブトのチビが群れになるのに合わせた子育て時期のズレで、餌や縄張りの警備上の理由から合わせていると考えられる。

ブトの方が成長が早く群れるので、ボソのチビが小さいと危険で縄張り侵入も守りきれないからだと思われる。

餌もブトが餌を必要とするタイミングでボソのチビがある程度でかくなっていればブトも狙いずらいという。

そんな中、雀のチロルも子育て中でカラスに負けない子育てをしている。

チロルはディースコの巣の近くで子育てをしている。

理由はハシブトとトンビからハシボソが守ってくれるため。

ボソにはそのつもりが無いかも知れないが、ブトとトンビはボソが追っ払うので安全。

ボソは雀を追っ払うが襲いはしないので、雀は安心して子育てが出来るのだ。

人間にも利点がありボソと雀で虫を食べてくれるので、虫が少なくなるという。

ボソが食べない虫を雀が食べるというのもあり、害虫駆除になっているという。


ボソは2羽を基本的に集中的に育てるらしく1羽だけ少し成長が遅い。

チビ同士の餌の取り合いで負けるので、そのチビだけ餌を取りに来ることが多くなってきている。

が、ちゃんとハルが近くで見ていて守り、寂しそうにしていたらハルがチビに寄り添う。

大体毎年1羽遅れ、巣立ってから戻ってくるのだ。

半月から1ヶ月いたらまた巣立つというのを親カラスはちゃんと見届ける。

その出戻りの理由はどうやら飛行技術が弱く、主に飛行訓練を親として強くなってからまた巣立つ様子。

ブトもあるのだけど、チビのオスとメスで違いがある。

メスは次の年の子育てまでいることが多いがこれは母親、メスとしての縄張りを持つ訓練やオスの扱いなどを母親のカラスに教わる為。

オスはかなり厳しく、父カラスに攻撃を受けボロボロになることも。

喧嘩の訓練なのかわからないがチビは餌をねだる様子もあり、餌が取れないから父カラスにつく可能性が高い。

平和な様で厳しいカラスの世界なのだ(・・)
ハシブトカラスのタッパーとベルは相変わらず仲良し(..)
ハシボソカラスのディースコとハルも熱々だね(・o・)
カラスの夫婦は結構うらやましい位仲良しでなんか…いいよ(・・)

そんなタッパー&ディースコの森にも冬到来、雪が積もりやっと北海道らしい風景になってとても綺麗なんだけどもー

寒さで腰が痛い…タバコ(..)

寒さに強いハシブトカラスなんで…と言う話だけどもタッパーはめっちゃ寒そうにしてる。
またそれが猫っぽいもふもふ感が出てたまにベルとくっついたり。

今日は昼にタッパーが呼ぶ声が聞こえたので窓を開けて探したらいない!(・o・)

森のほうを探してたら、森のど真ん中の高い木の上にデカイ何かがいる…

急いで壊れかけのビデオをテレビと繋いで…小さいビデオ画面が壊れてまして…テレビに映してズームすると…


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北海道の鳥類のボス降臨!
二年ぶりのタッパーの森訪問のオジロワシ(・o・)

まーデカイ!!

多分毎年来ていると思われしかも二年前のオジロワシの映像と比べたら全く一緒。
同じオジロワシらしい。
たまたま鳶も来てたのだけど、やっぱオジロワシはでかいしかっこいい~(..)

そして何を思ったか!

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タッパー、オジロワシの隣にいっちゃって…

何やってんだアイツは(・o・)
他のカラスは近づかないし威嚇気味なのに、

タッパー、

オジロワシの手下になるの巻(..)

タッパーはオジロワシにお尻向けて尾羽上げているので、ハシブトカラスの敵意が無いという行動なんです。

メスがたまにオスにやるのですが、どうやらハシブトカラスの習性らしいですね。

タッパーはよくオジロワシの鳴きかたの、クワックワって鳴くので、オジロワシをボスとしてるか好きなんですね。

タッパーもうちで結構喰ってるから普通よりデカイのだが、やっぱオジロワシはデカイ!

しばらくオジロワシはタッパーの森で休憩していったのでじっくり観察。

実はタッパーの森は住宅街の中にあり、オジロワシが来るのは珍しいのだけど、ちょうど平野と平野の森林、農地の間にある少し高い丘というか山ですね、でかい原始林公園と川が平行に流れ、渡り鳥の道標の役割もあるのがタッパーの森。

ここを通過して苫小牧の森林公園に白鳥、マガン等が来る場所で、オジロワシはどうやら千歳苫小牧方面からたまに遊びに来るらしい。


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カメラ引いたらタッパーとのでかさの違いがよくわかる(..)

前回飛ぶ姿を見れなかったので、ずっと待ち続けてやっとボス離陸!(・o・)
やっぱ鳶とは違い、バッサバサ羽根を羽ばたかせて飛んでる姿がめっちゃかっこいい…

鳶の数羽の群れがいて、その中に入ってぐるぐる、おそらく遊びたかったんだろうと見えましたね。
デカイゆえ一羽で行動が多いのかな、タッパーがあんなに近づいても攻撃しないし、貫禄ある空のボス感があったんだけど、なんだか寂しそうな感じも。

そのまま平野のほうに飛び去っちゃった(..)

一方、タッパーは戻って来てランチの催促。

あげてたらたまたま遊びから帰って来たチビタッパー軍団に見つかり集まり出してディースコとハルも騒ぎに駆け付ける。

どうやら三羽チビハシブトカラスが来たのだけどこのチビ達、今年のタッパーのチビ三羽らしく全くタッパーとベルが怒らない。

特に縄張りを守るベルの反応が無いからほんとのチビ達らしく、三羽かたまって餌待ちしてるかわいい場面があったが撮れなかった!

ついでに最近ちょこちょこ来る隣の縄張りの若いハシボソカラスの夫婦もきて、ディースコが威嚇しだして解散、ハルは窓の真下に来てじーっと見てる、いつものひまわりの種等の詰め合わせテイクアウトの注文の合図です(..)

そのほか、スズメのチロル軍団といろいろいつもの小鳥の顔触れがあり、今日はオールスターでしたね。

あとハイタカらしき姿も、チゴハヤブサよりはデカイような。上空通過で少し見えなかった…

寒いのに生命力ありすぎてビビる鳥達です(・・)

でも何故大きさ数関係なく共存出来ているかわかる気がする。


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撮影出来なかったが、生でオジロワシの模様下から見ると神かかっている、神の鳥ですねこれ(..)

あのオジロワシに名前をつけようと思う(・・)
今日は朝から風、雨が凄くてハシブトカラスのタッパー夫婦とハシボソカラスディースコ夫婦はモーニング来ないだろうと朝から今日返さなきゃいけない半沢直樹を観てましたね(..)

ところが微かにタッパーの声が窓の外から…

吹っ飛ばされそうになりながらタッパーモーニング待ち(・o・)

昨晩飯にありつけなかったんだきっと…

腹一杯喰わせた(..)

昼過ぎに天候回復し良い風が吹いていたのでチビタッパー軍団が遊んでいた。

ディースコ夫婦も何故か遊んでいたがどうやらチビディースコが遊びに来ていたらしい~

そんなディースコとハルは今日は珍しくディースコの森でのんびり一日いたのだ(..)

秋のディースコの森にカラスがのんびりしている風景が良くてね。

ところが!
子育て中、人間が巣に近づいたりする時に鳴く威嚇の鳴き声をずっとディースコがしていて騒いでる。

窓を開けるとあらま(・o・)ディースコの森の木にチャトラの猫が木登りしていたのだ。

たまたまその木はハルが巣を作る木でディースコが猫の上の枝で怒鳴り散らしていた笑っ

猫は若くカラスに興味を持っているらしくじゃれている。

ディースコもスーパーディースコ(毛を逆立てる)になってないので、んま(・o・)猫との戯れみたいな遊びだろうとどうなるか見ていた(..)

するとハルが猫と同じ枝に移り枝をバッキバキ折出した。

威嚇行動だか猫に近すぎるぞっ

ハルも本気で怒ってないらしく遊びみたいだ。

するとハルは猫の隙を伺い攻撃を仕掛ける態勢に…

ハルはじゃじゃ馬なので、鳶やチゴハヤブサ、タッパーにも攻撃する戦闘カラスだ(..)

猫を攻撃するのか見てたら、猫の近くをホバーリングしたりまるでスズメバチの攻撃みたいな戦術をしだして、あれは猫でも怖いはず。

しかもディースコと違い怒鳴らない。

おそらく鳴くと気配がばれるから無言の攻撃を狙っていたと見える。

そしてしばらく猫に攻撃行動をしたらランチの残りのヒマワリの種を食べにこっちに戻ってモシャモシャ食べる…

ディースコはずっと怒鳴り散らしているだけ…

すると猫が木を降り逃げたのだ。

猫はディースコを狙っていたのだが、ハルの戦術攻撃にびっくりしたらしく、急にハルが退いたのでその隙に逃げたらしい。

これはハルの作戦だったのか経験の知識なのか謎だが、猫とは結構やり合ってるし激怒していなかったので、追っ払う戦術をしただけつー余裕が見えるのだ。

ディースコもまだ警戒しながらもヒマワリの種をモシャモシャ

ハルは窓の下に来てずっとこっちを見てケロっとしていた(..)

ハルは何故か一羽で戦術飛行を人間に見せて窓の下に来てジーと見たりする。

おそらくハルはメスなのでディースコの森はハルの縄張りだと人間にもアピールし近くに来るのだと思われる。

これはタッパー夫婦に餌をあげてるからハルはライバル心が出ていて縄張り主張の一つの行動だと考えられるのだ(..)

タッパーの嫁のベルにもたまにやっている。

謎なのは、他の地域のハシボソカラスもよく観察してるが、ハルみたいな飛行戦術をしているカラスは見ないのが謎。

ハルは特殊なのかもう少し他のカラスを見なきゃわからないのだ。

ディースコはそうゆう戦術を学習しないらしく、ごく普通のハシボソカラスのオスなのだが…(・・)

おそらく、ディースコが頼りないのでハルが強くなるために戦術を次々と習得し、タッパーでも縄張りを乗っ取れない強さがハルにあると思うのだ。
つーかハルを観察しているとボスの余裕みたいなふいんきが外敵が来た時や夫婦の風景で感じられるっつー。

かっこいい(・o・)

一方、子育て中はちゃんと母親らしい強さと優しさがあり、なんだか人間よりしっかり者なのだ。

ベルは…チンピラの嫁っぽいがタッパーがあれだからね(..)

ただタッパー夫婦はおしどり夫婦みたいな茶番劇を観ているよーなおもしろい夫婦でね(・・)

それでも大群をまとめるタッパーの姿はボスの風格がある。

しっかし餌の為に暴風暴雨でも安定感あるモーニング待ちのタッパーの姿は…

生命力が強い(・o・)