ハシボソカラスのハル(メス)とディースコ(オス)は今年で観察から確か6年目になるのかな(..)

毎年ハルは、2月3月の巣作りが始まる前にウォーミングアップを始める。

ちび達が巣立ちをするとカラスなのだけど、人間の小中学生の女の子位の性格になり、女の子らしい振る舞いが見られるようになる。

犬や猫には無い性格で、人間ならモテる女の子の見本みたいな!

ところが子育て時期になると、超攻撃型戦闘機になり毎年バージョンアップする(・・)

子育てのベテランになりつつも、ハルが攻撃防衛力を高め続けるのは何でだろう?と。

ハシブトカラスのタッパーとベルに対抗するために飛行技術を身につけていってたのだが、数年前にタッパーがハルに尾羽スッカスカになるくらい引っこ抜かれて以来、ハルを怖がるようになって避けている。

タッパーはハル以外には強いがハルだけは逆らわない。

それでもハルが強くなる理由はディースコが頼りないから…

ではなく、

どうやら人間であるおれを意識している可能性がある(..)

実は観察していると、タッパーがハルに逆らわなくなってから、ハルとディースコは観察中に交尾をするようになった。

おそらくハルの縄張りの主張の意味がありそれを見せてるのかなと推測しているのだ(..)

ハルは毎年必ず子育て前に強さのアピールとして、新しい飛行技術を人間(自分)に見せる。

ハシボソカラスのメスはオスをそんなに頼りにしない単独性が強く、オスも割とその傾向がある。

なので子育て時期は常にディースコの行動を把握していて、ディースコが縄張り警備が甘いとハルが動く。

外敵の侵入もディースコの対応が弱いと動くが、ディースコの餌の隠し場所とか細かいとこも、問題あれば餌を隠し直す位チェックしている。

仲は良いのだけど基本、オスは居候の手下的な扱いでもあるのが現実かも知れない(..)

去年はチビが冬までディースコの森にいたのだけど、ハルが許したのでディースコも強く追い出すことはしなかったのだ。

ディースコはチビに餌を取らせないがハルはこっそり取らせたり、ちょっと不思議な生態が見れたりする。

ディースコの森は、人間の他にキツネや猫、小鳥やトンビ、オジロワシやチゴハヤブサと天敵となる生物が多い中で、ハルは子育てをする。

その為に強さのアピールをし、天敵が近寄らないようにするのだろうと考えられる。

今年はトンビの飛行技術を身につけ人間にアピール、タッパー夫婦にはタッパーの森に殴り込み、
報復でタッパー夫婦がディースコの森に殴り込みに来たが逆に木から動けなくなり、撃退された。

そのハルを最も頼りにしているのはスズメ。

ハルの巣の周りにスズメが集まりハルは攻撃をしない。
スズメはディースコには少し警戒する。

タッパーは食べるのでスズメは逃げる。

スズメはハルの子育てに合わせて子育てを始める。
天敵のタッパーやハシブトカラス、トンビも近寄れないのでスズメも一緒に子育てを始めるみたいだね(..)

春だね。


番外編

先日、夜中にあまり聞かない野生動物の叫び声が聞こえ、何事(゜゜)と窓を開けたらキツネが鳴きまくっていた…

近くに猫がいて、どうやらディースコが隠したビーフジャーキーを見つけて取り合いしてたらしい笑っ

ジャーキーは猫がゲット!
キツネは怖かったのか襲われないように鳴きながら威嚇して逃げていっちゃった。

自然動物の嗅覚は凄い。

ディースコ&タッパーの森、弱肉強食の順位

オジロワシ>チゴハヤブサ>ハシブトカラス>ハシボソカラス>トンビ>猫>犬>キツネ>ヒヨドリ>スズメ