『クレンリネスミーティング2016』発表3番目は、熊本のUデンタルオフィスさんです。

4年前、Uデンタルオフィスさんのご開業前の院内とユニットのクリーニングに姫路から走った、そこからデンタルクレンリネスプロジェクトが始まりました。

その経緯から、Uデンタルオフィスさん独自のクレンリネスの仕組みを作っていく過程をオープンにして下さいました。

今回の『クレンリネスミーティング2016』では、

ノウハウやHowToだけでなく、院内にクレンリネスを作っていく為に必要な事は何か。

クレンリネスを採り入れ、それが進んでいる医院の、その秘訣は何か。

それをを感じて頂きたいと言うのが私の願いでした。

Uデンタルオフィスさんの発表の中に、それが存分に表現されています。

発表は、第1回『クレンリネススペシャリスト講習会』に参加、認定者となった受付の岡松さん。
もちろん4年前のご開業時からクレンリネスに携わり、今は医院でクレンリネス総監督としてクレンリネスリーダーを指導する役割を担って下さっています。



最初に医院紹介。

そして、私との関わりの経緯を紹介して下さいました。


もう、言いたい放題(笑)

しかし、開院前から医院としての信条にクレンリネスを盛り込んでおられる医院様です、取り組む内容は積極的で粘り強い!!

以前の医院を引き継ぐ形で有働先生が開院されたUデンタルオフィスさんですのでスタッフさんも以前の医院からおられる3名からでした。

以前の医院の時の清掃へのイメージは


内覧会前に、初の『院内クレンリネス講座』を実施してから、有働先生との相談の上で様々な事を一緒に試して来ました。


しかし、長い間の習慣はすぐに切り替えられるものではありません。

それに加えて。オープン当初から患者さんも多く、何より障害となったのは
時間がない
と言う事。

これは多くの医院さんとも共通の悩みですね。

Uデンタルオフィスさんでとても手ごたえを感じたのは、時間がないと言うとても大きな、解決しにくい障害があっても、
本当に粘り強く、
様々なアプローチをし、
解決の道筋を見つけようと行動される所です。

それは、私にとって数えきれず、簡単に表現できないような学びの連続でした。

Uデンタルオフィスさんが行動に出られたのは平成26年6月。
舞鶴で行われた『クレンリネススペシャリスト講習会』に岡松さんが出席された事です。
一人で熊本を出るのは初めてなのに、決断され、行動されました。


これで岡松さんがクレンリネスリーダーとして医院でのスタンスが確立します。


ここから医院独自の試みが2年間連続して行く事になります。

ここからですね。

このあと、
・マニュアル制作に取り組む
・診療中に実行する事の決定
・いかに少ない時間で清掃行動ができるか、方法の試行錯誤
・個所ごとに担当を決めて責任感を強くする
・月ごとにクレンリネススケジュールを決めて漏れがなくなるよう工夫
・小林による外部チェックとレポート
・クレンリネスミーティング

有働先生から何度も何度もお聞きしたのは
〝時短〟
です。

スタッフが夜遅くまで医院にいる事は避けたい。

なぜなら、
〝私生活が充実してこそ、仕事で輝ける〟
と言うお考えが明確だからです。

その為、本当に頭が上がらないぐらい、工夫を継続して来られました。

シンクのツヤがくもって来てしまった時には
〝どうして以前と比較してピカピカでなくなったのか
を考えます。
原因を突き止め、
それを解決する為にマニュアルの内容の見直しをされ、
誰でも同じ結果が得られるマニュアルへと進化されました。


経験のないものごとを導入し、定着し、根付かせる時に何が必要か・・・。
それを知っている皆さんだと思います。

私もここは強く共感します。

なぜ?
を繰り返す

セミナーや便利な書籍が充実している世の中、
その内容をそのままやるだけでは、現場の実情と合わない場面に来た時に止まってしまい、そこで終了・・・と言う事も本当に多い。

そうではなく、得たノウハウは単なる手段として頭の中に留めておき、内面からにじみ出るように考え行動して行く。

時間はかかるかも知れませんが、
本当に根付き、継続できる
その為にこれが何より大切だと心底思います。

では、どうしてUデンタルオフィスさんではそれができるのか???

根っこにこんな院長先生の考えがあります。


今、ワタシ気付きましたが、ここにも〝なぜ?〟が出て来ます。
大切ですね^^。


(笑)
写真は、ハロウィンイベントの時の物だそうです。
スライドの作り方も楽しく、
医院の明るい雰囲気があふれていますヽ(^-^ )

それでも、忙しい毎日です、
みんなで決めた事もつい忘れたりモレが出たりします。

その都度先生から注意があるのですが、

改善します(^O^)/


改善方法を考え、また、様々な新しい医院独自の仕組みが出来上がります。

何か問題があった時、スタッフみんなで考えて、
必ず解決して来た。

だから半歩ずつ、一歩ずつ前進して行かれているのです^^。

その一つ一つに心が入っています。


ミーティングに参加した皆さんは、その心と、Uデンタルオフィスさんの改善の仕方(ノウハウ)にも、とても得る物があったと思います。

ブログでは発表されたノウハウは書きませんが、私も見ていて、これまで4年間の事が思い出され、グッと来るものがありました・・・。


ご開業からちょうど4年のこの8月
このタイミングでこれまでの取り組みの発表をされる事は、Uデンタルオフィスさんにとって、クレンリネスの一つの節目になったのではないでしょうか。

アウトプットした人が一番大きな物を得る

私は経験上、これを強く感じています。

ここからまたUデンタルオフィスさんの新しい1ページが始まればいいなと思います。