ザ・ビートルズ  Lucille(ルシール) | 半兵衛のブログ

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Lucilleはリトル・リチャードにより1957年に発表され全米リズム&ブルース部門で1位になった作品です。

リトル・リチャードはビートルズに多大な影響を与えたアーチストの一人といえます。
ジョンも「Slippin' & Slidin'」を解散後のソロアルバムで取り上げていますが、ビートルズのメンバーの中では特にポールが多大な影響を受けており、ポールのトレードマークのひとつの絶叫型の歌い方はこのリトル・リチャード影響がとても大きいと思います。
なんといっても彼のナンバー「Long Tall Sally(のっぽのサリー)」は初期ビートルズのポールの十八番ですね。


リトル・リチャードは本名(リチャード・ウェイン・ペニマン)は1932年生まれのジョージア州生まれのアーチストです。
彼の叔父は牧師で、厳格な家庭で育てられましたが、ゲイであったため白人の家庭に養子にだされました。
彼は聖歌隊でのピアノをしていましたので、15歳で流しのミュージシャンを職業として活動し16歳でラジオ番組のオーディションに合格しプロミュージシャンとしての活動を始めましたが売れずに、昼は皿洗い夜は女装して働いていました。
その後も粘り強くデモテープを送り続けレコードデビューをはたしました。次第にヒット曲を飛ばしますが、その絶頂の中、ある啓示をきっかけとし宗教家(牧師)となりロックは罪深い音楽として捨てましたが、過去の賞賛を受け、再びカムバックをしました。
その時の復帰のコンサートの前座がなんと無名時代のビートルズでした。

「ビートルズってのは凄いよ。実際にかれらと会わなかったら、かれらが白人だなんてまさか思いもしなかっただろう。連中には正真正銘ニグロ・サウンドとニグロ・フィーリングがあるんだよ」 byリトル・リチャード

原曲と聞き比べてみると、原曲のサックスのソロに対して、ビートルズはギターソロに変えていますが、ジョージのギター・ソロがツボにはまっていて、ご機嫌な演奏をしています!当たり外れのあるジョージのソロですが、この曲ではジョージのセンスがバッチリ発揮されています。はまると怖いジョージですね!
ポールのヴォーカルもリトル・リチャードと相性抜群です!彼の原点ともいえる曲です。



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      Lucille
               作詞・作曲:A.Collins/A.Penniman

ルシール、ベイビー、おまえの姉妹の言うことも聞かず
ルシール、ベイビー、おまえの姉妹の言うことも聞かず
ああ、おまえは逃げ出して、結婚しちまった
でも、俺はまだおまえを愛しているんだ

ルシール、ベイビー、俺を安心させてくれ
ルシール、ベイビー、俺を安心させてくれ
ああ、俺はベイビーを愛している
ああ、俺は絶対におまえから離れない

ああ、今朝起きたら
ルーシールがいないんだ
彼女の友達に聞いてみたんだ
だけど、みんなの口は堅かった

ルシール、頼む、俺のところに戻ってきてくれ
ああ、俺はおまえに言ってるんだベイビー
俺は絶対に迷惑かけない アア!

ああ、ルシール、おまえの姉妹の言うことも聞かず
おお、ルシール、ベイビー、姉妹の言うことも聞かず
おお、おまえは逃げ出して、結婚しちまった
でも、俺はまだおまえを愛しているんだ

                  意訳:半兵衛
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The Beatles "Lucille"


Lucille♪


Lucille - ROCKESTRA



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