映画  1408号室  主演 ジョン・キューザック | 半兵衛のブログ

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1408号室 2007年公開のアメリカのホラー映画
監督 ミカエル・ハフストローム
出演 ジョン・キューザック
    サミュエル・L・ジャクソン
原作 スティーブン・キング

お勧め度 ★★★☆☆ 星3個 ホテルの一室と戦いたい方にお勧め!


オカルト等全く信じない主人公が、怖い宿泊施設にお勧め度を掲載するオカルト本を売り物にして生計を立てています。サイン会でも5人程しかお客は来ませんので、売れていない作家なのでしょう・・・・

ある日主人公にドルフィンホテルの1408号には来るなという葉書が届きます。興味を持った主人公はそのホテルに泊まり取材する事にします。

しかしホテルの支配人は過去の宿泊客56人全てが自殺しているので、泊らないように説得しますが、まったくオカルトなど信じない主人公はホテルの何かの企みだと思い無理を押しとおし宿泊する事になります。

ここから、主人公と1408号室の戦いが始まるのですが、突然ラジオからカーペンターズの愛のプレリュードが流れます。「♪これは始まりにすぎないのよ・・・・♪」
そしてタイマーが60分からカウントダウンを始めます。
いざ主人公はオカルト的な体験をすると、あっという間に逃げ出したくなるのですが、何をやっても部屋から出る事ができません。
ここがひとつのポイントで、
ここで、視聴者は主人公に重ね合わせ「私だったらどうやって逃げ出すだろう?」と考えるわけですが、およそ考えられる逃げ出すための知恵が全て1408号室に封印されてしまうのです。
逃げだそうと生き残る為の行動が見どころです。

そして、ただ逃げられないのならベットの下にでも隠れて、じっとしてればいいのですが、そうは問屋がおろさないのが1408号室なのですが、どうやったら獲物がじっとしていられないようにするのか?どのような仕掛けをしたかが次のポイントになります。

果たして主人公は1408号室から生きて抜け出すことができるのでしょうか?


<演技>

ほぼジョン・キューザックのひとり舞台なのですが、なかなか、いい演技をしています。

最初の頃の「オカルトなんて信じない」風な変に自信に満ちていて、傲慢な感じで、さらに憂いを帯びているような感じから・・・・最後の目の据わってしまった感じまで 多彩な変化を見せてくれます。

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ここからネタばれ含む・・・・


<感想>
やはり、自分がどれほど主人公になりきれるか?がポイントだと思います。
テレビゲームでも自分が主人公になるわけですが、この主人公になれたら、1408号室と戦う事ができますw
これは貴重な疑似体験になるのではないでしょうか?
原作がスティーブン・キングだと見終わってから知りました。

キングだと思って観ると、名作の「ショーシャンク」「グリーンマイル」「スタンドバイミー」等を期待してしまうので、それらと比べると落ちますので、キングの作品だと思わず見れたのは幸いでした。
そして、私は誰の作品か全く予備知識なしにみたのですが、それがキングの作品だと感じずに見れたのはどうしてなのでしょうか?恐らく彼らしさに欠ける作品だったのかも知れませんね。舞台設定にしろ、いつものキングタウンは出てきませし、邪悪な者の正体も分かりませんしね^^

原作が短編なのもあるかも知れませんが、圧倒的な恐怖は感じられませんでした。

しかし、キングの最後のオチはとりあえず健在でした。

娘さんとの会話が録音されているという・・・・