その時は、突然訪れる。

 

前職をクビになったときに

トラブルを起こしてしまった。

 

その相手の人と

勉強会で会ったのだ。

 

ずっと、心に引っかかっていた。

どうやって謝ろうか。

職場へ行ってみようか。

でも、迷惑かもしれない、、。

 

そんなことを考えていたが

モヤモヤしたままだった。

次に会ったときに

ちゃんと伝えようとだけ

決めた。

 

その時がきた。

勉強会の終わりを待って

帰り際に話しかけた。

 

相手の表情が少し強張ったように見えた。

 

しどろもどろだけど

やってしまったことを謝った。

謝ることは注意しないといけない。

謝って済まそうとする、そんな自分の癖もあるからだ。

 

今回は、退職して5ヶ月が過ぎている。

その時間が過ぎたのも良かった。

棘のように引っかかっている

自分がしでかしたことを

考える時間が出来たからだ。

 

その人はちょっとクセが強い。

だけれども、自分の道を自分で進んでいる人だ。

自分で考えて、進んでいる人だから

クセはあっても、話をしていて勉強になることが多かった。

 

トラブルになったとき

躍起になって仕事をしていた僕は

うまくいかないイライラを

その人にぶつけたのだった。

 

そして、自分の意見でもない

他の人から聞いたりした話に

勝手に色付けして

攻撃したのだった。

 

本当は、そのことを

一番謝りたかったのだが

このときはうまく言葉が出てこなくて

しどろもどろになってしまった。

 

「わかった」

 

少し話してから

短く、力強く、その人は言った。

 

ずどんと、胸に突き刺さった。

本当に、受け止めてくれたのがわかった。

口先じゃない、「わかった」だった。

 

胸が本当に熱くなり

目頭に涙がたまった。

 

人と人だ。

小難しい理屈や方法じゃなく

向かい合ってくれること

伝えたいこと

このことが、生きてるってことじゃないか。

 

素直になれない時はあっても

自分自身に気持ちから

逃げないでいよう。

 

本当にありがたかった。

 

なにがどうって話じゃない。

あまえちゃいけないし

同じことは繰り返しちゃいけない。

 

でも、本当に

嬉しかった。