私は今、ギャンブル依存の電話相談員をしている。
全国からかかってくる。
はじめて関わったのは、遅めの大学生時代。
今から6年前だ。
今日、久しぶりに電話を相手から切られた。
20代後半の女性からだった。
先週から、日野先生のブログをヒントに
一日の目標を机に貼っている。
何ができたか、できなかったか、それはなぜか。
「相手の流れに沿う」
という、目標をたてた。
だいぶ漠然としているようにも思う。
今日、電話を切られた時、
だいぶ前から予兆を感じていた。
私が、聞きたいことを話していて
相手は、話したいことを話せていない様子だった。
その方の第一声は
「やめられない、どうしたらいいですか?」
だった。
声の様子からは、高齢者かと思った。
しかし、年齢を尋ねると20代の後半。
「いつからパチンコをはじめられたのですか?」
と聞くと
「覚えていません」と話した。
「週に何日くらい行きますか」
「覚えていません」と続いた。
この話の流れになる前に、
私の方に何かの反応が起こっていたように思う。
何かおしつけるような、上から話しているような感じだ。
正直に書けば、この人は何かしらの精神障害をか抱えていて、
理解力が乏しいのではないか、といったものだ。
そう、見立てをすることは勝手だ。
しかし、問題は相手の流れを阻害したことだ。
これでは、相談どころではない。
相手からしたら、この人に聞いてもらおうとは
到底思わないだろう。だから切られたのだ。
何が出来なかったのだろうか。
話を聴いていない、ということは、
私は何をしたのだろう。
自分がやりたいように
しゃべった。
聞きたいように、話した。
これは最悪だ。
あの瞬間、私は閉じている。
だから、相手も当然閉じる。
稽古の時、ぶつかる感じに似ている。
相手が意味のわからないことをして
こちらが正しいと思い込んだときだ。
相手にどう伝えれば
どの言葉を選べば
という、本気で相手に伝えようとする
姿勢が、そもそもなかったということだ。
どこかで、教えてあげる、というような
嫌らしい支援者の気持ちになっていた。
相手、相手、相手だ。
今日の相談は最悪だ。