●講師として大切にしていること
こんにちは、今蔵ゆかりです。
今日は、私が講師としてずっと大切にしていることを、3つに分けてお話しします。
お仕事で「人に伝える」「前に立つ」機会のある方にとっても、何かヒントになればうれしいです。

1.「何を言うか」より「どう届くか」
私が講師として一番大切にしているのは、
「何を伝えるか」より「どうやって届くか」です。
内容がどれだけ良くても、
・むずかしい言葉ばかり
・例えがなくてイメージしづらい
・詰め込みすぎたスライド
では、相手の心には届きません。
だから私は、
・伝えたいことは3つにしぼる
・抽象的な言葉は具体例に置き換える
・スライドはシンプルにして口頭で補足する
といった工夫をしています。
「わかりやすかった」と言っていただけるのは、こうした小さな積み重ねの結果だと思っています。

2.笑顔と空気感を大事にしています
どんなテーマでも、講師自身が「上機嫌」でいること。
これは私がとても大事にしている姿勢です。
伝えることに一生懸命になるあまり、真剣な表情ばかりになってしまうと、聞き手も構えてしまいます。
・表情や声のトーンに意識を向ける
・「来てよかったな」と感じてもらえる空気をつくる
・思わず笑ってしまうようなエピソードをひとつ入れる
そんな“場づくり”をいつも意識しています。
安心できる空気の中でこそ、学びは深まり、心にも残る。
これが私の実感です。
3.明日から「できそう」と思える一歩を
ありがたいことに、講演後にこんな感想をいただくことがあります。
「完璧じゃなくていいって言われて、ほっとしました」
「今日からできること、さっそく決めました」
私は、「完璧にやろう」ではなく、
「ちょっとやってみよう」と思ってもらえることを目指しています。
そのために、
・ハードルの低い行動例を出す
・「明日からすぐできることは?」と問いかける
・「まずはこれだけでOK」と一歩を提示する
そんな工夫を取り入れています。

小さな一歩こそが、変化のはじまりだと思うのです。
講師とは、「教える人」ではなく「一緒に歩く人」。
少し前を歩きながら、
「この道、歩きやすいですよ」と伝えたり、
「私も転びましたよ」と笑って励ましたり。
そんな存在でありたいと思っています。
このブログが、どこかの誰かの“前に進むきっかけ”になればうれしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
上機嫌なコミュニケーション術・仕事術
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