今回は手根管症候群の改善に関しての報告です。
2年ほど前に親指から中指の手のひら側がしびれだした女性のクライアントでした。
発症当時整形外科に通院し、ステロイド注射を1年で12回(!?)ほど打つ治療を受けたそうですが症状に変化がなく、通院をやめてから1年間放置していたそうです。
患部の感覚を確認するために、手のひらから各指をそっと撫でてみると、親指から中指の感覚が小指に比べて鈍く、しびれ感と痛みを感じるようです。
更に手首の真ん中の手根管がある場所を叩いてみると、問題のある親指~中指に痛みが走る(チネル徴候)という反応がありました。
検査で判断すると確かに手根管症候群の疑いは強そうです。
腕を全体的に触診してみると内圧が高く、また筋肉と筋膜のスライドがうまくいっていないようです。
フィシオエナジェティック®で検査すると、まず局所の筋膜に対する施術が必要という反応が出ましたので、触診で見つけた筋膜の動きの悪い部分を中心に筋肉と筋膜の動きが円滑になるように施術していきました。
この時点で、症状は自覚で半分に軽減していました。
その後手根管がある手根骨のアライメントを調整し、神経の通り道をリリースしていくと、手の症状はほぼゼロになりました。
1~2回メンテナンスをして、今回は終了という形になりますね。
ステロイド注射を12回も打ったということにびっくりしましたが、手術も考えていた状態にしては施術への反応が良く効果もすぐ出でたので良かったです。
※当院で行っている検査は、キネシオロジーと言う代替療法による検査になります。医学的な検査ではない事を承知の上、ご来院ください。