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1963年のイタリア歌劇団が日本に来た時のプログラムの”西部の娘”の配役。

マリオ・デル モナコの名前が載っている。が、腎臓病で来日しなかった。

”トロヴァトーレ”と”西部の娘”が代役だった。

50年以上前のことだけど、そういうことがあった、という話。

生の歌声を聞きたかった。

 

*”イタリア歌劇が教えるもの”はその当時の事情を書いているので参考までに。

昨日(4・29)にマスネーのサンドリヨン(フランス語: Cendrillon:シンデレラ)を見に行った。

これは先に券をとっていた。完売だった。

 

フルオーケストラと違い、バイオリン、チェロ、フルート、ピアノの編成。

日本語だったので大体わかったけど、無理に訳しているところとか、筋に合わせるところ

とか、それと耳のせいか何を歌ってなんて言ってるかがわからないところ、よくある話だけど、

があった。そのおかげで、劇に集中できた(王子様がでてこない1幕:舞踏会に行く準備で

ドタバタ調とサンドリヨンが夢を見る、カボチャの馬車で宮殿へ行くところ)。

なんやかんか言っても日本語だと字幕を見なくていいのでやはり楽。

 

王子様は第2幕で気鬱で椅子に座っているところが最初の登場。気品があり、大きく見えた。

(実際は、王様と並ぶと姿かたちは、小さかった)

サンドリヨンの登場は客席から。スポットライトが眩しかった。

12時の鐘が鳴りだしてあわててサンドリヨンが帰っていくところ、多分前の人のかげになって

靴がいつ脱げたかわからなかった。

 

第3幕の2場の妖精がサンドリヨンと王子様を夢に導くところ。妖精のコロラトゥーラの響き、

そして二人の2重唱。ドライアイスの霧があって幻想的だった。

 

そして第4幕の王宮の場面。ガラスの靴合わせ。そしてめでたしめでたし。

 

素敵な王子様。

 

 

 


 

昨日、前回のVol.6に続き、コンサートに行ってきた。プログラムは下記の通り。

ソプラノの斎藤園子さんでサブタイトルの”歌の便りに心を弾ませて”のように

十分満喫して帰ってきた。

いつものようにフニクリフニクラの二重唱ではじまった。聞くのは4回目。

そしてソプラノ独唱でヨハンシュトラウスの”春の声”。迫力と可憐さで歌い分け、

コロラトゥーラなのにそれを感じさせない、歌声だった。

次が、はじめてきくうたで、作詞 峯陽(みね よう)、作曲小林秀雄(我々の世代では

小林秀雄ときくと評論家の小林秀雄)の演奏会用アリア「すてきな春に」。アリアのように

盛り上げって終わる、と斎藤園子さん自身が説明しように、レチタティーボからはじまり、

だんだんに高まって終わるメリハリのきいた曲だった。

 

この後何曲かあって休憩。いつものように、パン(新作で3枚の食パンにそれぞれ

違う果物がはいっていた、柔らかくおいしかった)とケンチン汁。

 

後半は、オペラのアリア。ナビゲータというか司会というかわからないけど、ピアノの

谷塚裕美さんが前回同様に説明した。最初に、魔笛。フリーメソンの話も出たけど、

夜の女王のアリアは難曲中の難曲(mozartの時代とでは、音程の高さが高くなって

いるので、さらに高い音が要求される、珠を転がすような音の連続、表現の

難しさetc)(カッコ内は私の想像)。で、聞いてください、と。

 

 

夜の女王がそばにいて、復讐を迫り、その迫力がこわい、その気が十分にあふれていた。

表現力がなくて書きようがないので。(写真は、夜の女王が迫るところと、歌い終わって後奏がなっているところ)

 

谷塚裕美さんの説明がなれてきて、こうもりのアデーレのアリア。

小間使いが女主人のドレスを借りて変装して舞踏会に出て、魅惑的な女性が小間使いであるはずがない、と

コケティッシュに歌うところ、という解説があった。

夜の女王とは違い軽やかに歌った。聞いてて肩がこらない(歌う方は大変だけど)、溶け込んで聞いていられる。

 

最後がルチアの二重奏。作者のドニゼッティは”愛の妙薬”のようなのと、このルチアのように悲劇を書いている。

70とか80のオペラも書いている。ロミオとジュリエットのような悲劇がルチア、と。

これもかなり重たい曲なので、また雰囲気が変わって、歌い手も表現がともなうので大変。でも、昔、聞いた表現力の

乏しい時代から比べて上手になった、と思う。

 

 

黄金のトランペットと言われたマリオ・デル・モナコというイタリアの名歌手がいた。その声をまねすると声が壊れると

言われた。”マリウ、愛の言葉を”をテノールの飯沼友規さんが歌った。前から気にはなっていたのが、はっきりと

わかった。デル・モナコに似てるんだ、と。誰それに似ている、歌い手に取ってありがたい誉め言葉ではない、とは

知ってるけど、つい、....。

 

迫力とコロラトゥーラに驚かされたコンサートでした。

 

(追記)

谷塚裕美さんの解説は、言葉通りではなく、聞いたのを、解釈して書いています。

写真は斎藤園子さんの許可を得ています。よくとれていたら、というのに合っているかわからないけど。