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改装後の神奈川県立音楽堂の木のホールに行った。

3,4年ぶりだと思う。

音は確かに前もそうだったけれど、それ以上によくなっている、と思う。

オーケストラピットがないので、音がこもらずに、より広い音が聞こえた。

特に金管がよく響いた。

ただし、いい面だけではなく、もう少し音を抑えてくれないと、歌が効きにくかった。

これは座った場所とか、私の耳にもよるけれど。

とくに、合唱がもう少し迫力があれば、と残念に。

夜の女王の2曲のアリアは、1幕は何か平凡。でも、2幕のアリアは聞きごたえがあった。

 

演出上から、3人の乙女が近代的な服だった。そのせいか、3人なんで

かしまし娘を思い出した。

年代が知れるけれど、来ていた人が半数は、知っている世代だと思う。

3人の乙女が、少し3枚目的な要素があるからその連想をしたのだろうし、

それが演出の上で現代の洋服なのかもしれない。

 

実川さんは、乙女2なので、楽譜からは真ん中。音の厚みを加えるところ。

3人がほとんど一緒に歌っている。最初の3重唱は見て聞いて、楽しかった。

それだけ王子様が動かなかった、演出上かもしれないが。

 

 

 

朝早く起きて、古河市へ。どうせ14:00からさいたま市で”こうもり”を見に行くので、その前に

前々から気になってたの”永井道子旧宅”へ行った。横浜から2時間半強かかった。

かなり大きい家を半分くらいに切り詰めて残してある。

手前にある家が全景。

 

これ以外にも町の所々に蔵があり、どこか蔵の街という感じがしないでもなかった。

ついでに、歴史博物館も見てきた。古河市が城下町って知らなかった。

(中は取れないので外を)

たしかに、言われてみると、南総里見八犬伝で滸我の芳流閣の絵があった、物語は架空だけど、

実際の城があったからかけたのだろうから。

もちろん日本のほとんどの城下町で城跡が残っていず、ここも看板だけがある。

 

そして、さいたま市へ。

当日券を買った、10枚くらい残っていた。400人くらい入るホールがほとんど満員。

やはり”こうもり”は人気ある。

でも、3時間くらい掛かるのを1時間40分くらいでやるのだから、

テンポが速くなるのも省略があるのも仕方がないといえば仕方ない。

それでも見ていて楽しいのは、どんなアドリブが台詞にあるかとか、

どういう風に省略するとか。。。それらを比べてみているからだし、やはりヨハンシュトラウスの

音楽が、そして元の台本がよくできているのが大きい(たとえば、第一幕でアルフレードが

セレナーデを歌う場面で、”忘れな草”がでてきたり)。

 

それはそれでいいのだけれど、ピアノとサキソフォンの組み合わせは、少しテンポが速いせいか、

耳にキンキンした。慣れてくれば平気かなと思ったが、なれなかった。今は少しテンポの速いのが

流行なのだろうけど、全編ワルツで散りばめられているところには、ちょっとキツイ。それにこっちが

年取っているせいで、1,2,3でなく、1,2ー、3のテンポが聞きたかった(もちろん常にではない。

今の正確なメトロノームのでは難しいし、怒られるかな)。

よく考えると、古河に行って悠久の歴史を見てきたので、、流れに乗れなかったのだろう。

音楽を聴きに行くときは、どこにも行かずにそれを目的としていく、というのを心掛けていたのに...。

 

それでも、ヨハンシュトラウスの音楽をたのしんできたのだから、反省も含めいい日だった。

 

オルロフスキーの実川さん。酒飲みだからって、ここまで酒やけにしなくても、でも、舞台化粧だから

しかたないですね(こんな近くからみてないですものね)。

 

 

 

実川裕紀さんはパパゲーナ役(本来はソプラノだけど、それでもきちんと高い音も出て、と言っても

歌う部分はほとんどなく、前段の老婆を演じてました。そして老婆からパパゲーナに変わるところが、

もう少し早変わりだともっと良かったけど、妙味でした。楽しい驚きの場面でした)で、

実川さんのプログ”明日はパ、パ…”はその場面。夜の女王のような声はともかく、ソプラノでもいいかもしれないけど

、メゾの響きの方がいいな、と思う(声の質を変えるとこれがなくなってしまうだろうから)。

魔笛としては抜粋、さらに抜粋。30何人を6人+3人だから、わかりやすいようにということもあるし、仕方ないかな。

でも、それなりには面白かった。

さらに6人とピアニストも、時期は別として全員国立音楽大学の卒業。それがどうした、どうしもしないけど。

 

プログラムに全出演者に一問一答があり、モーツァルトの作品で何が一番好き?とあり、実川さんの答えが

”ドン・ジョバンニ、自分を成長させてくれるから。”とあった。

たしかに、昨年のドン・ジョバンニのドンナ・エルヴィーラは気品があったし、歌も後半にいくほど響きが十分に伸びていたような気がする。

そして、ドン・ジョバンニ以前と以後では違っているような感じ。

 

それと、終演後に話をして握手をしてもらった。(うれしかった、いい年して。)そのときなんとなくだけど

より歌手の体型になってきたのかな、と(肺活量が鍛えられるので、逆3角形)。

 

と好き勝手なことをいろいろ書きました、思い込みもあるので。