お姉ちゃんの小学校時代6年間の学年崩壊をふとしたきっかけに思い出し、
なんであんなことになっていたのか、
どうすればよかったのか、
といまだに考えてしまうことがあるのですが、そのモヤモヤをまた少し昇華させてくれる本に出会えました。
ずっと読んでくださっている方、しつこくてすみません
グレーゾーン、という言葉を時々耳にするけれど、では、クロは問題がある、シロはないと暗に指しているの?みんなそれぞれ色んな色を持っていて一人ひとり違うんだ、というような文中の言葉が、スッと入ってくる本でした。
前半は、レッドくん、オレンジちゃん、アクアちゃん、などなど、かわいらしいキャラクターの特徴の紹介があり、子どもも興味を持って読めるような構成になっています。
後半はより大人向けにより詳しい解説がありました。
ひとつの色、キャラクターに当てはめるのではなく、うちの子にこんな面もあるよね、私はこの色かしら…と、考えながら読みました。
ふくちゃんとも一緒に読みました。
自分自身のことを振り返り、お友達のことを考え、
「私はこの色が多いけれど、この色もある」
「Aくんは、この色だ!ちょっと〇〇だけど、⭐︎してくれることもある。」
「Bちゃんはあまり喋らないけれどこんな風に思っているのかも。」
と話してくれました。
お姉ちゃんは、
「小学校の時、この本があったらよかったのに…。…それでも無理か。」
とつぶやいていました。
大事なのは、
自分のことも相手のことも知ろうとすること。
自分とは違う相手を認めること。
一番こわいのは無関心。
自分のことも相手のことも理解しようとすることで、気持ちが少し軽くなったり、ほんの少し思いやりが持てたり、小さな変化が起こるのではないかと思います。
学校のこと、子どものことでお悩みの方がいたら、読んでみてほしい一冊です。