いつも拝読している子育てヲタ精神科医さんのブログ精神科医の「子育て外来」で知った、枡野俊明禅師の本を数冊読みました。

その中から一冊。
枡野禅師が手がけた禅の庭の写真集です。
はじめに数ページ、枡野禅師が禅について書かれていました。

知足 より抜粋

それでは、どのように生きれば良いか、ということになる。人間には、おのずと分限というのが有り、その人の身の丈にあった分限の範囲で生きれば良いのである。〜中略〜自分の分限をしっかりとわきまえる事、「ほどほど」を知る事が何より大事で、これはあらゆる事に通ずる大事な事である。〜中略〜常に自分の分限を知り、人は人、吾は吾を貫く事が肝要である。

近頃の社会を見て気になっていることがある。何もかも同じレベルにさせるということが平等であるがごとく言われているが、良く考えるとこれは、一見平等に見える不平等なのである。誰もがその人の力量を存分に生かすことが出来る公平な社会こそが、平等な社会であることは忘れてはならない。


禅的生き方 より抜粋

禅寺では、生活そのものが修行なのである。

それは常に自分の足元を見詰め、今せねばならない事を、ひたすら無心に行う事である。そうしている内に、自然と結果が付いてくる。〜中略〜

人間も初めから他人にどうしてあげたいとか、こうしてもらいたいとかという意識を持つのではなく、結果として後に付いてくる生き方、それが禅的生き方である。




常々こう在りたいとぼんやり考えていたことが言葉で書いてありました。



⚫︎分限をわきまえること。


⚫︎人は人、吾は吾を貫くこと。


⚫︎その人の力量を存分に生かすことが出来る公平な社会こそが、平等な社会であること。


⚫︎常に自分の足元を見詰め、今せねばならない事をひたすら無心に行う事で自然と結果がついてくる。



生き方についての言葉ですが、そのまま受験にも通ずるものがあると思いました。



自分の思うことを一度色々と書いてみたのですが、枡野禅師の言葉だけの方が伝わる気がするので、余計なことは書かずにおきます。



魚しっぽ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚あたま



で、この本のメインである禅の庭は………素敵でした。審美眼のない私でも、実際にその場に立ったら感じるものもあるのかもしれません。でも、こちらの本で庭の写真を見て一番感じたのは、「すごくお金かかってそう…」でした真顔すみません💦


庭石一個、この広さ、維持管理費…。



小物感が出てしまいます。


私はミニ盆栽や苔玉を愛でるくらいが性に合っているのだと思います。


これもまた分限なのかしら…。