お母さん、「あなたのために」と言わないで


☝︎終わりです、と言いつつ、③「あなたのため」繋がりで思い出した、ちょっと話題のあのCM。



子どもの意思を尊重していますか?


という問いかけなのは分かるけれど、受験に対する負の感情をそこはかとなく感じてもやっとする、という話を夫にしました。


すると、夫。

「父さんが行けなかった甲子園にお前なら行ける!」と期待され、野球の練習に向かう少年。

途中、青いバッグを背負った子たちが入っていく建物が…。

覗き込んでいると、先生が出てきて、

「問題、解いてくか?」と声をかける。

「うん!!」と少年。

少年が目を輝かせながら先生と勉強するシーンで終わり。

「こういうのもあればいいのにね〜。」


と新CM を提案💡


青いバッグって泣き笑い

「問題解いてくか」って泣き笑い


笑ったら小さなもやっもやもやは見事に消えました。




もやもやを吐き出した先日の①〜③も、読んでいただき、コメントやメッセージで共感していただいたり、励ましていただいたりしたことで、一人でずっと悶々としてきたけれど、どうにかなるかも!なんとかなるかも!少しずつだけど変えられるかも!と思えました。ありがとうございましたm(_ _)m



ありがたいな〜とじーんとし、思い出した(…思い出してばかり)茨木のり子さんの詩。




知命

茨木のり子


他のひとがやってきて

この小包の紐 どうしたら

ほどけるかしらと言う


他のひとがやってきては

こんがらかった糸の束

なんとかしてよ と言う


鋏で切れいと進言するが

肯(がえん)じない

仕方なく手伝う もそもそと

生きてるよしみに

こういうのが生きてるってことの

おおよそか それにしてもあんまりな


まきこまれ

ふりまわされ

くたびれはてて


ある日 卒然と悟らされる

もしかしたら たぶんそう

沢山のやさしい手が添えられたのだ


一人で処理してきたと思っている

わたくしの幾つかの結節点にも

今日までそれと気づかせぬほどのさりげなさで




色々な人の助け、支え、気遣いのおかげで今があり、これからもきっとそうなのだと思います。


頼る気満々デレデレ


逆に頼られてもうれしい。


20代そこそこの時「ししゅう」と聞いて頭に浮かんだのが「死臭」でした。自分で自分にがっかりしましたが、50に近づき、ようやく少し詩が身近になった気がします。