ふくちゃんは、局所的なこだわりをみせます。
教科書を棚にしまう時には、逆さまだろうが、背表紙が奥に入っていようが気にしないのに、マグフォーマーを片付ける時には色と種類をきっちり分別するとか…。(全てにおいて適当なお姉ちゃんが適当に片付けようとするとケンカになります)
史跡巡りの順番もこだわりポイントらしく、史跡巡りはふくちゃんの希望により岩宿遺跡から始まりました。
岩宿遺跡
太平洋戦争が終わる頃まで日本には縄文時代以前の文化はないと考えられていましたが、相澤忠洋さんが黒曜石で作られた石器を発見したことをきっかけとした発掘調査により、日本にも旧石器時代に人類がいたということが証明されました。
博物館の目玉は、その大発見のきっかけとなった黒曜石の槍先型石器でした
教科書や歴史マンガで写真を見たことはありましたが、実物は、灰色の半透明でとてもとても美しかったです。
他には、相澤忠洋さんが乗っていたというカブや自転車、おびただしい数の黒曜石、マンモスの骨格標本なども展示されていました。
博物館近くの岩宿ドームでは、関東ローム層の地層断面の標本を観察できるほか、岩宿遺跡と岩宿時代(日本の旧石器時代)についてのアニメ映画が見られました。
納豆の行商をしながら独学で考古研究を行っていたという相澤忠洋さんが、それまで考えられていた日本の歴史をひっくり返すような発見をされたのは1949年。当時23歳。
博物館で相澤忠洋さんの足跡を見て、読んで、ふと、相澤忠洋さんと祖父と同年代であること、祖父は山や川に散歩に行っては、たまに「これは化石かもしれない」「昔のものかもしれない」と何やら持ち帰って来ていたのを思い出しました。当時はただの石ころにしか見えませんでしたか、もしかしたら相澤忠洋さんに影響されていたのかも🤭