きりみ

嘘か実か、

「最近では、スーパーでしか魚を見たことがないから、海で魚が切り身の状態で泳いでいると思っている子供がいる」

なんて話を聞いたことありませんか


作者は京大出身の魚譜画家さん。現在、石垣島で画家をされている、と紹介文にありました。


なんだかとても素敵な経歴で、まず、魚譜とは?とネットで調べると、魚譜とは描き手の観察を通して魚類の姿を描いたものであるということと、作者の長嶋祐成さんのお名前が出てきました。


魚の解体図は分かりやすく、とても美しいです。

どう切ったら、食卓に出るあの形になるのかも分かります。


そして、ほたてのソテー、さざえのつぼやきあたりまでくると、お腹がぐぅ〜っと鳴ります。


これを読んでから角上魚類に買い物に行き、さらに、さかなクンのギョギョッとサカナスターを観ながらお魚を堪能する、なんて1日もいいな〜


…次女が✨ギョギョッとサカナスター🐟の大ファンですラブ



もしも地球がひとつのリンゴだったら


もしも、地球も宇宙も、ものすごい巨人の手の上に乗っかっていて観察されているとしたら

何千年とかもその巨人にとっては一瞬で…


小さい頃、そんな空想に耽っていました。


それをちゃんと賢くしたような本、です。

あぁ説明が賢くなさそう悲しい


*カラー部分は抜粋です。


もしも35億年の生命の歴史を1時間にちぢめると

人類の祖先があらわれるのは、59598になってから!


とか、


もしも過去3000年にあったできごとを1か月のカレンダーにあらわすと

3日に最初のオリンピック!

29日にベルが電話機を発明!


とか、


223兆アメリカドルといわれる世界中のお金を100枚のコインであらわすと


世界の人口の上位1%のお金持ちで40枚をもっている。

9%45枚。

40%14枚。

のこり50%、つまり世界の人口の半分でたった1枚のコインをわけあっていることになる。

☝︎この絵のインパクト、なかなかでした。。)


とか、


エネルギー、人口、食べ物も。


進化、天文、歴史、経済、環境問題、全部詰まっており、また、縮尺や割合の感覚も少し磨かれそうで、中受母としては、子どもとあーだこーだ言いながら繰り返し読みたい一冊です指差し


東京ドーム個分とかは直感では分からない私ですが、

途方も無さすぎてよく分からない大きなものをいい具合に縮めてあると、なんだか納得できるのです。


オススメです♪