わらべうた遊びで育まれる、子どもの心

お話とともに、歌や音楽を楽しみながら、豊かな感性や表現する力を育む「うた劇クラス」。

ことのねでは、物語を聞く前に、まず、わらべうた遊びを楽しみます。

 

今日のわらべうたは、「牛ぬぱん ソレソレ」(沖縄県・八重山地方)。

歌いながら一人ずつ足に触れ、歌の最後にタッチされた人は、足(膝から下)を折り曲げます。こうして遊びを続け、最後まで足を伸ばしたまま残っていた人が負け、という遊びです。

 

 

この遊びでは、歌のリズムや拍を感じるだけでなく、自分の番を「待つ」という経験もします。

 

そして、もう一つ。

「最後まで残ったらどうしよう……」

そんなドキドキ、ハラハラする気持ちも味わいます。

 

実際に、子どもたちからは、

「私は最後がいいな!」
「当てないでほしい!」

という声も上がりました。

どうなるのか分からない緊張感の中で、子どもたちなりにドキドキする気持ちと向き合っていたのでしょうね。

勝ちたい気持ちも、負けたくない気持ちも

わらべうた遊びには、勝ち負けが伴うものもあります。

負けたくない、勝ちたい!

そんな気持ちが湧くのは、ごく自然なことです。

 

一方で、負けることへの不安が大きくなり、勝負すること自体を避けたくなる子もいます。

負けると悔しい。悲しい。恥ずかしい。

子どもたちは遊びの中で、こうしたさまざまな感情に出会います。

 

大人は、できることなら、子どもに悲しい思いや悔しい思いをさせたくないと感じるものです。

けれども、そうした気持ちを経験することも、心の成長につながる大切な機会の一つ。

 

悔しい気持ちを味わったり、思いどおりにならないことを経験したりしながら、少しずつ自分の気持ちと付き合うことを学んでいきます。

もちろん、無理に悔しい思いをさせる必要はありません。

遊びの中で生まれる気持ちを受け止めながら、一人ひとりのペースで経験を重ねていくことを大切にしたいと思っています。

遊びの中にある、生きる力

ドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーは、人間の感覚について独自の考え方を示し、「十二感覚」という概念を提唱しました。

 

十二感覚の中でも、子どもが遊びの中で感じる心地よさや不快さ、思いどおりにならない経験や痛み等を経て身につく感覚が「生命感覚」です。この「生命感覚」が育つと、自分の身体を大切にする(体調も含めて)ことや自分の気持ちを抑制する力、他者の痛みに共感する力につながります。

 

わらべうたは、歌って、動いて、お友だちと関わりながら、子どもたちの心と身体を育む遊びです。

 

ことのねのうた劇クラスでは、わらべうた遊びから物語の世界へ、そして歌や楽器、身体を使った表現へと活動を広げていきます。

音楽や物語を楽しむ中で、さまざまな気持ちに出会い、感覚を育てながら、自分なりの表現を見つけていく。

 

そんな経験を、子どもたちと一緒に重ねていきたいと思っています。

うた劇クラスにご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください♪

 

各週金曜日:15:00~16:00

参加費:月謝 4,000円(月2回)