私はこれまでの人生すごく恵まれて
生きてきた。






親族はみな教師という厳格な家庭に生まれ、


厳しく育てられたが
お金の心配はない生活を送っていた。


新築二世帯住宅というドデカい家の前には、
倉庫2つと畑1つと車5台入れられる駐車スペースがあった。


兄弟は私入れて三兄弟。


広い家で賑やかに過ごしていた。




習い事はピアノとプールと英会話と市の陸上クラブ。スポ少はバスケ部で副キャプテン。


父が中学の強豪校の監督だったので
練習以外でもチームを誘って父の中学で特別練習をしたりしていた。


そのせいで私の本当の監督に嫌われて
副キャプテンなのに試合に出させてもらえないというあり得ないことも続いたが。



バスケの大会はもちろんのこと、

合間には、
市の陸上クラブで県大会に出場したり
テレビ放送される駅伝に出場したり
市のマラソン大会に参加してほぼ毎回優勝。


毎週のように学校のステージにあがり
トロフィーやメダル、賞状をもらっていた。



結局、
メンバーは濃いめだがイジメなどが多いチーム戦の弱小バスケ部よりも、
個人戦で優勝ざんまいの陸上の方が自分に利益があったので中学高校は陸上部に入った。


もちろん水泳大会やドレスを着たピアノの発表会にも出ている。



看板屋の娘で小学校教師の母からは
書き初めや書写を厳しく指導され、

国語教師で校長だった父からは
読書感想文や作文を厳しく添削され、

退職し暇な校長だった祖父からは
夏休みになると難しい自由研究をやらされ、

そういう類のものも
毎回選ばれたり金賞だった。

そのような賞状も山ほどある。


性格も明るかったので、
応援団長になったり委員長になったり様々なリーダーになりまくっていた。




そして文武両道を貫き、
高校は県一の進学校へ。

私立大学へ行き、
現在は海外で億万長者の専業主婦をやっている。




容姿も悪くないのだと思う。


兄弟も従兄弟もみんな男だが
みんな185cmくらい。

私は唯一の女で170cmある。


高校では私の兄弟従兄弟は
ミスターコンテストのグランプリ。


私も高校時代には
年下のイケてるグループの男の子たちで
私のファンクラブが結成されていたりした。

幼稚園〜今までたくさん告白された。

1日に2度告白されたこともある。


中学の頃はモテて
女子から壮大ないじめを受けたりもした。





とりあえず、
私の人生こんな感じ。


ドラマのような嘘のような
都合の良い話に聞こえるが、

これが私の歩んできた道。






純粋にそんな良い人生を歩んできた私なのに
30歳超えてから

私のアメブロをご覧の通り、


なんだか人を疑ったり嫌ったり
病んだり愚痴ったり....




こういうのって
妬み僻みばかりの人がなるんだと思ってた。


私は強いし羨まれる方だからと
心が汚れることはないと思ってた。

実際、今日まで
誰かを羨んで妬んだことはない。




でも結局こうなってしまうのって、

どんなに良い人生を歩んできたとしても
関係ないんだなって。



大人になってからの
抗えないホルモンバランスの乱れや

大人になってからの
なにかしらの辛かった経験が


こうまで人を疑り深くしてしまうんだなって。





今まで美しく純粋に強く生きてきた人も

みーんな。


30超えるとこうなってしまうんだな。




30超えても明るく前向きで素敵な方は、

多分己のコントロールがうまいだけなのではないだろうか。



楽しいことを考える、とか
ポジティブなことを考える、とかって

わざわざ考えなきゃいけないってことだもんね。


わざわざ考えないと
ネガティブになるってことだよね。

そういうことなんだよ。



笑顔でいるようにする、とか
言霊に気をつける、とかも同じだよね。


わざわざやらないと陰気になるってことだよね。




世のオバ様たちを昔は

更年期かよーとか
年取ってもこんな常にイライラした性格になりたくねーとか

馬鹿にしていましたが、

本当にごめんなさい。





ピュアで穏やかな子どもも必ず、

様々な経験と共に病み、
疑り深い大人になっていくんですね。





知恵がつくと臆病になる。

無知だと様々なことに挑戦できる。



なんだか色々と話が逸れてる気がするけど、


歳を重ねて

年々心がくすんでいく。


過去に別に戻りたいと思わないが、


でも心がよごれていくこの感覚、

かなしい。